ダストさんの小説1

本文

冬休み。
せっかくの長期の休みということで、俺は実家に帰ることにした。
「しかし久しぶりだな・・・・。」
最後に帰ったのはいつのことだったか・・・・。
そんなことを考えていると、間もなく家に着いた。
鍵は・・・どうやらあいているようだ。
「ただいまー。」
そう言って扉を開け、家の中に入る。すぐにパタパタという足音が聞こえてきた。
「お兄ちゃん!お帰り!」
「ああ、ただいま、林檎。」
そう言って林檎の頭を撫でる。相変わらずサラサラとした髪だ。
「父さんと母さんは?」
「二人は月に一度のデートの日だから明日までいないよ?」
「ああ・・・なんかそんなこと言ってたような・・・。」
すっかり忘れてた。まぁいいやと俺はリビングにむかい、ソファに腰をおろす。
「は~~~・・・・疲れた・・・・・。」
「何か飲み物とか持ってくるね。」
そう言って林檎は台所へと歩いていく。
「林檎・・・少し変わったな・・・大人っぽくなったっていうか・・・。」
そういえば学校ではうまくやれているのだろうか。気になったので聞くことにする。
「林檎、学校の方はどうだ?」
台所から何かを探す音と共に返事が返ってくる。
「楽しいよ。友達もいっぱいいるし。」
「そっか・・・。じゃあ・・・学校で好きな人とか・・・いないのか?」
音が止む・・・・数刻遅れて返事が返ってくる。
「・・・・・いないよ。」
「・・・・そうか。」
なら安心。・・・・・・安心?本当に安心するところか?
普通兄貴なら、妹に彼氏がいて・・・安心するんじゃないのか?
「お兄ちゃん。」
おれがそんなことを考えていると、林檎が後ろから声をかけてきた。
「ん?何だ、りん・・・。」
俺が振り向くと、そこには林檎の顔があった。
おれは何が起こったかわからず、そのまま―――――――――
唇が、触れあった。

俺は何が起こったか理解できなかったが、反射的に顔をひいた。
「林檎!どうしてこんな・・・・。」
「・・・・・・・・だから。」
「・・・え?」
「お兄ちゃんのことが・・・好きだから・・・だから・・・。」
そう言いながら林檎は俺の方へと近づいてくる。
「お兄ちゃん・・・・。」
林檎がまたキスをしようとしてくるが、それを手で遮る。
「どうして?お兄ちゃん・・・・。」
「・・・・俺たちは・・・・・兄妹だから・・・・。」
俺はやっとのことで喉からその言葉を絞り出した。
「兄妹だから・・・・?」
「そうだよ・・・・俺たちは兄妹なんだ・・・・だから・・・・。」
「でも、血はつながってないよね・・・?」
「・・・え?」
「りんごたちは血がつながってない・・・そんなの、他人と一緒じゃない!」
「っ!」
なんだ、これ。素直に悲しむべきとこなのに・・・なんで・・・喜んでる・・・自分がいる・・・?
「林檎・・・どうしてそんなこというんだよ?」
「だって!りんごはお兄ちゃんのことが好きなのに!ほんとに・・・好きなのに・・・
 ただの兄妹なんて関係はイヤなのに・・・りんご、は・・・お兄ちゃんの・・“妹”じゃなくて・・・
 “恋人” になりたいのに・・・・・。」
俺は泣きながら言葉を零す林檎を見ながら、ふと考えていた。
俺にとって林檎の存在って・・・何なんだ?
俺にとって一番大切な人って・・・誰なんだ?

それはもしかしたらずっと考えていたことかもしれない。
生徒会の皆はもちろん大切だ。
二年B組の皆だって、飛鳥だって大切だ。
思えば三年前、俺と飛鳥が付き合うことになった頃。
林檎が入院して、俺は毎日のように看病にいっていた。恋人の飛鳥を差し置いてまで。
普通は恋人を優先するものなのかもしれない。でも、その時の俺にそんなことはできなかった。
何故か?そんなことは決まってる。
それは俺が・・・林檎のことを・・・。
本当はずっと前からわかっていたのかもしれない。自分の本当の気持ちに気づいていたのかもしれない。
ただ、向き合うことから逃げた。そのことから目をそむけた。
“兄妹だから”なんて理由で壁を作った。
それがどれだけ林檎を苦しめた?傷つけた?
俺は皆の幸せを願いながら、一番大切な人を笑顔にできていない。
何がハーレムだ。何が皆を平等に愛しているだ!違うだろ・・・。
俺はいつだって林檎を愛していたんだ。そう、初めてあったあの日から―――――
俺が林檎を守ると――――――決めた。
だからもう逃げない。“兄妹”を理由に目をそらさない。
ちゃんと向き合う、自分の気持ちと。ちゃんと受け入れる、林檎の思いを。
俺が逃げたせいで林檎が泣くのはもうごめんだ!
もう――――――大切なものは、見失わない――――――!
俺はまだ泣きながら自分の思いを零し続ける林檎に手を伸ばし、抱き寄せた。
「もう・・・それ以上言うな・・・・もう、泣くな。」
「お兄、ちゃん・・・でも・・・・りんご・・・。」
「もういから・・・俺も林檎が好きだから・・・・“兄妹”としてじゃなくて・・・・
 林檎のことを、愛しているから・・・・。」
「・・・っ。それ、本、当?嘘じゃない、よね・・・?」
「俺が林檎に嘘をついたことがあったか?」
「・・・・なかったね。」
林檎はようやく顔をあげて微笑んでくれた。
その涙でぬれた唇に、今度は俺から唇を寄せた。

唇を離すと、林檎がとんでもないことを言ってきた。
「あの・・・お兄ちゃん・・・・えと、その・・・りんごを、抱いてくれない?」
「え?いや、でも・・・・。」
「お願い・・・お兄ちゃんの恋人になれたって証がほしいの・・・・・だから・・・・。」
林檎の、切なげだけど強い意志を秘めた瞳を見て、嫌とは言えなかった。
それに・・・断る理由なんてない。
「いいんだな?林檎。」
「うん・・・・お願い・・・お兄ちゃん。」
その言葉を聞いて、俺は再び林檎にキスをする。
舌で林檎の唇を開け、口の中に舌を侵入させる。
「んぅ・・・ふぁ・・はむ・・・・んぁ・・・ちゅ・・くちゅ・・・うぅ・・・・。」
不思議な味がする。
甘いとさえ感じる、林檎の味。
俺の脳髄を灼いていく味。理性を失わせる味。
「あ・・・・ちゅう・・うん・・・ふぁ・・・ん・・んむぅ・・・・ちゅく・・・・。」
林檎の方もだんだん目がトロンとしてきた。
俺は手を林檎の胸へとすべらせる。

「んぁ・・・んんっ!お兄、ちゃん・・・・ふぁっ!う・・・ん。」
林檎の胸を最初はやさしく、徐々に強く揉む。
「あっ!んぅ・・・あぁ・・・・うんっ!ふぁ・・あん!」
俺はゆっくりと林檎をソファに横たわらせると、服と下着を捲りあげた。
そこには、すでに少したっているピンク色の乳首が二つあった。
それを親指と人差し指でつまむ。
「ふぁっ!あーあう!んあぁぁあ!んっ・・くぅ!ああっ!」
指だけじゃなく、口に含んで舌先で転がす。
「やぁっ!うぁ・・ん!はぁ・・・くぅっ!くぁん!ふぁぁあ・・・・。」
林檎がかわいらしい声で鳴いている。
俺は手を、林檎の秘所へと向かわせる。そこはすでに濡れていた。
「ひゃあうぅぅ!お兄ちゃ、ん、そこ、はっ!」
「あ~あ、もうこんなに濡らして、林檎はいやらしい子だな。そんな風に育てた覚えはないぞ?」
俺は指でショーツの上から秘所を上下にこすりながら、そんなことを言った。
「んはぁ!ごめ、なさ、い、くっ!お兄、ちゃ、ふやぁああ!りん、ごの、ことぉ!きらい、に、んぁぅう!
 なら、な、いで・・・ひぁあああ!」
林檎は本当に不安そうにそんなことを言ってくる。くそ、可愛いな。
「大丈夫だよ。そんなことで嫌いになったりしないから。」
「本、当?なら、んくっ!よかった・・・。」
心底安心したように林檎は言う。そんな顔されたらもういじめられないじゃないか。
「それより、これ、脱がすぞ。」
「あ・・・・・・。」
俺は林檎の返事を待たずして、ショーツを脱がせる。
おそらく自分でもほとんど触ったことのないだろう林檎の秘所があらわれる。

俺はそこに顔を近づけ、舌を差し込む。
林檎の一番敏感なところを転がすようにして、舌を出し入れする。
「んぁああぁああ!お、兄ひゃん!そ、んら、あぅううう!とこ・・・ひぁああああ!
 きた、な、いよぉ・・・・うああぁぁぁあん!」
「林檎の体に汚いところなんかないよ。」
「ひやぁああああぁあ!な、んか・・・うくぅぅうぅうう!お兄、ひゃん・・・・なにか・・・
 来ちゃうよぉぉおおお!うあぁあああぁぁん!」
おそらく絶頂が近いのだろう、俺はとどめとばかりにさっきまで転がしていた
そこを軽くかむ。
「ひあっ!んあああぁあぁぁぁあああぁああああぁぁあああ!」
林檎の体がびくびくと痙攣する。あきらかにイッたようだ。
林檎は肩で息をしていて、目の焦点が定まっていない。
俺は少し心配になり、林檎に声をかける。
「林檎、大丈夫か?」
「あ・・・お兄、ひゃん?うん・・・らい、じょぶ、だよ・・・・。」
「そうか、ならよかった・・・。それと、俺の方もそろそろ限界なんだが・・・。」
俺はチャックを下し、限界まで膨れ上がった自分のモノを取り出す。
「うん・・・いいよ・・・・。」

俺は自分のモノを、林檎の下の口へとあてがう。
「いいんだな?林檎・・・。」
「うん・・・・りんごを、お兄ちゃんのものにして・・・。」
その言葉を聞いて、俺は腰を前進し始める。
「うぁあああ・・・お兄ちゃんのが・・・・入って、きて、るよぉぉ・・・んぁん!」
「くっ・・・・林、檎・・・。」
林檎のなかはきつかったが、十分濡れているせいか、けっこうスムーズに進む。
途中ぷち、という感触があり、俺は林檎の最奥までたどり着いた。
「林檎、痛く、ないか?」
「ん・・・・少し、痛いけど・・・でも、平気・・・だよ?」
そう言いつつも、林檎の顔には苦痛がにじんでいた
「無理するなよ。俺は林檎に痛い思いなんてさせたくないんだ。痛みが引くまで待つから。」
「・・・うん。ありがとう、お兄ちゃん。じゃあその間・・・・・キス、して?」
俺はその要望にこたえる。
「はむ・・・・ちゅう・・・ふぅ・・ん・・・・あむ・・・ふぁ・・・んむぅ・・・・ちゅぶ・・・・んぅ・・・。」
さっきのように、舌をからませ合う。この時間だけで十分幸せだ。

「くちゅ・・・ふぅ・・・・はむ・・うぅ・・・・ふむ・・・ちゅう・・・んっ、お兄ちゃん、もう、大丈夫だよ。」
「わかった・・・じゃあ、動くぞ・・・・。」
そう言って俺は腰を前後に動かし始める。
「やあぁあああああ!くぅ・・あああぁあ!お、兄ひゃん、のが・・・ひああぁぁああ!こす、れてぇえ!
 んくぁあああぁああ!」
「くっ・・・・うっ・・・。」
ああ・・・なんかもう・・・下半身が、あまりの快感にとけそうだ・・・!
「ふぅああああぁあぁああん!んっ・・・くぁああぁああぁぁあ!もう・・・・
んあぁぁああぁあ!おか、しくなっ、ちゃうぅぅぅ・・・・ひやぁあああぁああ!」
「林・・・・檎・・・・・!」
「ひああぁああああぁあ!お兄、ひゃん・・・・ふやあああぁあああ!
 また・・・来、ちゃう・・・・んくぅうううう!来ちゃうよぉぉぉぉ・・・あぅああぁぁああ!」
「ああ・・・俺も・・・・イきそうだ・・・・・!」
「んぅぅぅううう!いい、よ・・・・・お兄、ひゃ、くぁぁあああぁあん!りん、ご、のなかで・・・
 ふひやぁぁあああぁぁああ!」
俺は一瞬戸惑ったが、もうどうにもとめられそうにない。
俺はラストスパートをかける。
「お兄、ひゃん・・・・あぅうううううう!!来、ちゃう・・・・くぁん!来ちゃうぅぅぅ・・・・
 やああぁああぁあ!」
「今度は・・・一緒に、イこう・・・・な・・・・。」
「んあぁあぁああ!お兄、ちゃあああぁあぁああん!」
「くっ、林檎・・・・・出るっ・・・・!」
「うああぁあん!お、兄、ちゃん!ふぁあぁああぁああぁぁああぁあぁあああ!」
俺たちは、二人同時に果てた。

「お兄ちゃん・・・ありがとね・・・・。」
ことが終った俺たちは、寄り添ってソファに座っていた。
「ん・・・ああ、俺の方こそ、ごめんな林檎。今まで辛い思いさせて。」
「ううん・・・。平気だよ。だから、謝らないで。」
「うん・・・ありがとう、林檎。」
俺は握った手に力を込める。林檎も握り返してきた。
「お兄ちゃん・・・ずっと・・・ずっと一緒にいてね。」
「ああ、もちろんだ。ずっと林檎と一緒にいるよ。」
「ふふ・・・・うれしい・・・な・・・・・。」
そういうと林檎は俺の肩に頭を預け、寝てしまった。
「疲れたんだろうな・・・。色々無茶しすぎたか。」
俺は穏やかな林檎の寝顔を見て、考える。
初めて林檎と会った日。あの時の感情は確かに兄妹としてのものじゃなかった。
それがいつからか変わって・・・だから林檎を傷つけた。
でももう傷つけたりしない。あの日―――――林檎を守ろうと思った時の気持ちを思い出したから。
だから・・・・・・。
「ふぁあ・・・・・。」
少し眠い。そういえば俺も疲れているんだっけ・・・。いいや、このまま寝てしまおう。
「じゃあ・・・おやすみ・・・林檎・・・。」
俺は肩にかかる重みを心地よく思いながら、瞼を閉じた。


参考情報

2010/01/24(日) 23:58:03~2010/01/25(月) 00:36:04で9レスで投稿。
ダストさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの初作品。


  • 最終更新:2010-07-06 18:52:19

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