ユーリさんの小説3

本文

2人が結ばれてから数か月がたった。
学校での噂の熱も収まってきて、偶に周りからは羨望の眼差しを向けられることもあるが、大方無くなってきた。
「キー君、どうしたの?」
「何でもないですよ」
今日は2人でショッピングに出掛けていた。
目的は冬物の服を買うためだ。
最近オープンしたというデパートへ、手を繋いで歩いて向かう。
吐息が白く染まり、消えていく。もうすぐ雪が降りそうだな、と思った。
少ししてデパートへとたどり着いた。
自動ドアをくぐり中に入ると、一気に空気が暖かくなる。
「どこから行きましょうか?」
「そうね、まずは服から見たいわ」
「了解です」
3階の婦人服売り場に向かう。
「色々ありますね」
「キー君も女装する?」
「何故そこで女装にたどり着く!?」
「冗談よ。行きましょう」
「まったく…」
2人で適当に服を見ていく。
だが、知弦さんの目にかなう物は無く時間だけが過ぎていく。
「ボンテージとかないのかしら」
「あなたは婦人服売り場に何を求めてるのですか!」
「あら、あったら便利じゃない」
「便利なのはあなただけです!」
「鞭もあるとなおいいわね」
「もうSMクラブに行ってください」
「あ、鞭はあったわ」
「婦人服売り場ぁーーーー!!」
「大丈夫、もうこれは持ってるわ、ほら」
「何が大丈夫、ですか!そして何故鞄に入っている!」
「デートには必需品よね」
「どんなデートですか!」
「冗談よ。これなんてどうかしら?」
「冗談ならなんで鞭携帯してるんですか…」
そう呟いて知弦さんが持っている物を見た。
「SM用拘束具(縄、手錠、目隠し等)」
「もうここ婦人服売り場じゃねぇーーーー!!」
その前に拘束具は服に分類されるのだろうか?

「ふぅ、ちょっと疲れたわね」
「ですね、休憩しましょう」
コート、マフラー等の防寒着を買った後、昼食兼休憩のためにマ〇ドに寄った。
とりあえず荷物を下ろして注文をしに行く。
俺はテリヤキセットを、知弦さんはチーズセットを頼んだ。
それを席に持っていって、座る。もちろん隣同士で。
「うまい」
パクッと一口食べる。
「はむっ、ファーストフードは久しぶりだわ。おいしい」
バーガーにかぶりつく知弦さんはなんだか微妙に変な感じだ。
「知弦さんはあまり外食はしないんですか?」
ポテトをつまみ、口に放り込む。ん、塩がきいててうまい。
「そうね。あまり食べないわ。そもそも外出はそんなにしないから」
ストローをくわえ、ちゅーとコーラを吸う。
「へー」
「キー君。付いてるわよ」
「へ?」
知弦さんは人差し指を俺の唇に当て、拭き取った。
テリヤキのタレだった。
ぺろっ、と人差し指に付いたテリリキのタレを舐める(何故か官能的に)。
その姿が俺のアレを舐める姿を連想してしまったので、一瞬ドキッとしてしまう。
「あ、ありがとうございます」
「ふふ、いいわよ」
なんというか、カップルお決まりなイベントだなぁ~と思った。

買った荷物をロッカーに預け、2人はデパートを見回る。
できて真新しいので、色々みて楽しい。勿論好きな知弦さんが隣にいるのも楽しい(惚気)。
「あ、このネックレスいいですね」
俺が見つけたのは、シルバーのフェザーネックレス。しかもペア。
「そうね、なかなかいいわ」
知弦さんも気に入ったようだ。
値段を確認する。…まぁ大丈夫だろう。
「これ買いましょう」
実はペアは初めてだったりする。
「え、いいの?」
値段を見た知弦さんが驚く。
「いいですよ。2人の思い出にね」
本当は指輪が買いたかったのは秘密だ。
「そう、ありがと」
にっこりと微笑んでくる。この笑顔を見るだけで俺は幸せな気分になる(またまた惚気)。
ペアネックレスを買って、さっそく2人でつけ合う。
金は飛んでったが、良い買い物が出来た。
「キー君」
「なんですか?」
知弦さんの顔が近づいてくる。
「好き」
唇に柔らかい感触。知弦さんの甘い匂いが香ってきた。
「俺もです」
お返しにとキスを仕返す。
これからもずっと一緒に居れたらいいな、と俺は思った。
その後周囲の視線が思いっ切り刺さってきて、かなり恥ずかしい思いをした。
視線に耐えられずに直ぐに移動した後、時計を見て俺は言った。
「そろそろ帰りましょうか」
「そうね」
時間も大分経って、回る所も無くなってきた。
2人でデパートを出ようとドアに向かう。
「キー君。私、行きたい所があるの」
「別に、全然良いですよ。どこですか?」
「秘密、とにかく行きましょう」
デパートを出る。辺りはすっかり暗くなっていた。
ちょっと長いし過ぎたかな。
とりあえず行きたい所があるらしい知弦さんについて行く。
どこに行きたいんだろう?

俺は今ホテルの一室のシャワー室にいる。
何故そんな場所にいるのか?
理由は簡単。知弦さんに連れてきたからだ。
しかもホテルはホテルでも
「何でラブホテル…」
そう、あのラブホテルなのだ。
てゆうか学生はラブホテルは駄目なんじゃ…
カウンターの人も全く咎めないし…
まぁ、嫌っていうことは無いけど
しかも知弦さんは後ろで絶賛奉仕中だ。
俺の背中をタオルでごしごしと洗ってくれている。もちろん裸で。
というのは嘘、本当はバスタオル巻いてます。しかも透けて裸とほぼ変わらんのでたまらない!むしろ裸よりなにかクるものがある!
「キー君、どう?」
「気持ちいいです」
体中をタオルで洗ってもらう。
「ほら、ここも」
まぁラブホに来たからには普通に済むわけにはいかず、奉仕等によって元気になっているモノを握られた。
そのまま上下に揺する。
「う…」
泡に包まれた手はまるで擬似ローションを塗りたくったように何とも言えない快楽を生み出した。
上下に揺すりながら、もう片方の手で睾丸をいじくり始めてきた。
背中にマシュマロのような胸が押し潰されている。
た…たまらん…
「う、でますっ…!」
果てる。精液はそのまま放物線を描いて床に落ちていく。
その後、知弦さんは熱いシャワーで俺の体を洗っていく。
「さ、次は私を洗って」
俺は無意識の内に頷いた。
泡まみれのタオルで知弦さんの体を洗っていく。
しなやかな肩、くびれた腰、細く綺麗な腕、同じく綺麗で扇情をそそる太ももや足。
そして…
「ん… あ…」
胸についている豊満な2つの果実。
そこを丹念に洗っていく。つるつる滑って洗い辛い。
「ふぁ…や…そこ…んっ…」
しかしそれが知弦さんに快感を与えたようだった。
続いてるうちに腰砕けになったのか、椅子に崩れるようにへたりこむ。
しかし俺は逃さない。
なんたって紳士だから!獣という名の。
「ふぅ…ん…! あ!ぁ…キー、くん、ひぁぅ!」
胸を洗い(揉み)つつ、もう片方を秘所へ
くちゅ…
明らかに湯とは違う水音が鳴る。
そこも丹念に洗う。丹念に。
「ひぁっ!あぁ!ダメぇ!イっちゃ…!ふぁああっッ!!」
盛大にイった。最近知弦さんは感じやすくなってきてるような気がする。
「は、はぁ、はぁっ…」
「最近感じやすくなってきてませんか?」

「な!ち、違うわ!」
息も絶え絶えな知弦さんが必死に反論してきた。
「だって、キー君が、上手くなってきてるから…」
右斜めに俯いて呟く。
上手くなってる?そうなのだろうか。
「はっくしょん!」
そんなことを考えていると、湯冷めしたのか寒気が襲ってきてくしゃみをする。
それを見た知弦さんはシャワーをかけてくれた。
「続きはベットでね」
俺は俯く。風邪を引いては元も子もないからな。


風呂から出て、さっそくベットに向かう。
服など着ずに、俺と知弦さんは白いバスローブを着用している。
ベットに知弦さんを押し倒す。
ポフッと、毛布の上に横倒しになった。
その上に俺が覆い被さる。
「あ、待って」
それを知弦さんが制止した。
このタイミングで制止されたので、俺は少しムッとくるが我慢。
「今日は危険日なの」
ああそうか。なら避妊具を付けるために、納得。
「だから沢山ナカに出してね」
「って避妊をするんじゃないんかい! って言うか子供はまだ早すぎます!」
「冗談よ」
「こんな状況でよく冗談言えますね」
「でも危険日は事実よ。はい」
そう言ってコンドームを差し出してきた。
「危険日なのにラブホに行きたいって…」
渋々コンドームをモノに装着する。
少し興ざめしてしまった。
装着した後、再び知弦さんを押し倒す。
そしてバスローブの紐をほどいた。

前がはだける。
さっきまで見ていた裸体が再び目に焼き付いてきた。
乳首は痛いくらいにその存在を主張して、秘所は先ほどの行為ですっかり濡れ濡れになっていた。
つまり準備は万端だ。
ぐぐぐとモノを秘所に飲み込ませていく。
コンドームを装着しているからか、いつもより刺激が少ない。
むぅ、少し物足りない…
しかし文句を言う訳はいかず、わがままも言いたくない。
待たせると疑われそうなので、さっさと腰を動かす。
「ん…ふ…ぁ…、あ! す、れて…る…」
だが避妊具越しでも刺激は伝わってきて、気持ちいい。
バスローブに半分隠れていた胸をあばくごとくに揉みしだく。
「あぁ! む、ねだめぇ… んっ! かんじる、のぉ…!」
やっぱり感じやすくなってる気がする。
まぁそれは置いといて、更に俺は激しく腰を打ちつける。
偶に子宮口にコツッと当たり、そのたびに知弦さんが大きく喘ぐ。
一度射精したからか、限界の波はまだまだだった。
「あ、ぁ! あ、そこが…やぁ! きもちいい! きもち、いいわ!」
俺は胸を弄るのを止め、ぎゅっと知弦さんの背中に手を回す。
すると、知弦さんも俺の背中に手を回してきた。更に、それでは足りないと言わんばかりに足を交差して締め付けてくる。
知弦さんの髪の匂いや汗の匂いが香ってくる。
同じシャンプーや本当は臭い汗も、甘く甘い匂いがした。
乳首が胸に擦れて、心地よい感触が伝わってくる。
「はぁ、キーくん、きすしてぇっ!」
答えを言わず、唇を押し付ける。舌を絡み絡ませ合い、直ぐに許容量を超えた唾液が知弦さんの頬をつたった。
「ふむぅ、ぴちゃ、くちゅ、んっぁ、ちゅっ、ちゅ、んんっ、ぷはっ」
唇を離して知弦さんの顔を見る。

快感によって滲んだ涙。可憐な唇から伝わる混ざった唾液。
普段のクールな仮面を外し、快楽に染まる顔。
それは俺の俺だけの表情。俺だけに見せる表情。
「好きです」
この感情を言葉になど表せきれない。だが囁く。一番近い言葉を囁く。
「ふぁぁ! 好き!わらしも、ふきぃ!」
快楽に舌が回らなくなってきた。それでも彼女は叫ぶ。
「俺も好きです!愛してます!」
それはスパイスのように知弦さんの快楽に拍車をかける。
「あぁ! だいすきぃ!きーふぅん!だいすきぃっ!!あぁあぁアアああぁっッッ!!!」
これほどないまでに激しく盛大にイった。
抱き締める力もより一層に強くなる。密着した肌から震えが伝わってきた。
俺もたまらず避妊具に精液を吐き出す。
「はぁ、はぁ、すき…」
「愛してます」
そっと、知弦さんの唇にキスをした。
しかし若さのあまりか2人共収まりをしらず、その後知弦さんが騎乗位で1回、後背位で1回、対面座位で1回、背面座位で1回とヤりまくった。
翌日、知弦さんと共に腰痛に悩まされながら学校を過ごすハメになった。
…あまりやりすぎるのはよくないみたいだ。



参考情報

2010/01/25(月) 15:42:34~2010/01/25(月) 15:48:27で7レスで投稿。
ユーリさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで3作品目。
前編の続編。


  • 最終更新:2010-07-06 18:56:15

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