一星龍さんの小説6

本文

「・・・どうして・・・どうしてこんなことになったんだよ・・・?」

「なんで、こんな、こんな時に・・・・」
深夏が授業中に小声で話しかけてくる。
「何でって、深夏の自業自得だろ?」
相変わらず、うちの数学の講師は雑談ばかりを言っているが、ニヤニヤしながら小声で深夏にそう言い返す。
「なっ!?何だよ、その他人事みたいにニヤニヤ笑いながら・・・・そもそも誰のせいだと・・・・・・!!」
「100パーセント自分のせいで自業自得だろ?」
「・・・・・・う」
「これが勝利した者の特権てえ奴ですよ、深夏さん。くっくっくっく。」
芝居が掛かったかのようにワザとふくんだ笑い方をする。
調子に乗り過ぎたかなとか深夏が可哀想かなと思わなくも――――
いや、待て、杉崎鍵。ここに至るまでの仕返しだと思えばこのくらいまだまだ生ぬるいな・・・もっと鬼になってもいいんじゃないか?
「ほら、深夏。いくら先生が雑談中だからって問題をやってないのは感心しないなぁ。その俺に向けている目線をノートの方に向けて、問題をやんなよ?」
「け、っ・・・・鍵、お前なあ・・・・!!流石にやっていい事と悪い事が・・・」
「あれ?・・・・・・何かなその反抗的な態度?そんな態度をしていていいのかなぁ?」
俺は手を机の裏にコンコンと打ち付ける。
正確には手の中にあるコントローラーをぶつけているのだが。
「う・・・・・っ、ご、ごめん、謝るから、今のナシに・・・・・・!」
「だーめ。誰が誰のために罰ゲームをしているのか、この子はまだ全く分かってないようだからなぁ。たっぷりと思い知らせてやんないと、な・・・」
そう言って手の中のコントローラーのスイッチをオンにする。
「・・・・・・・・・・ッあ!!く、ぅ・・・・・・・!!」
コントローラーから発信された電波が深夏の秘部に埋没したままのローターに受信され、モーターが唸りだし、深夏の顔色が変化する。
「う、あ・・・・・ッ!!やめ・・・駄目・・・鍵・・・つよすぎっ・・・・!!」
何を言われてもシカト、シカトっと。思う存分感じて、悶えてくれたまえ、深夏君。
「あれ・・・ねぇねぇ・・変な音しない?」
「んー?そうか?」
近くの生徒がローターの音に気付く。うわっ、めっちゃスリルあるな、これ。
「ちょっ・・・鍵・・・お願い、やめてっ、お願いだから・・・あたしが悪かったから・・・ごめん、ほんとに悪かっ・・・た、からぁ、っ・・・」
深夏も近くの席の奴が音に気付いている事に気付いているらしい。必死になって許しを請うてくる
「「ごめんで済んでいたなら、警察は要らない」だったか?深夏。」
「こっ・・・こんな、時に・・・!・・・そ、そういうこと・・・・っ!」
「ほら、あそこの方に力入れて、奥の方に飲み込まないと、ほかの奴等にばれちゃうぞ?」
「・・・・・・っ、く・・・・・・う、あっ・・・・・・ん、くっ・・・・・・・!」
深夏が踏ん張り、背中を丸め、胎に力を込める。それにより、音は次第に小さくなってゆく。だがローターは奥へ奥へと侵入して誘うように動いて―――そうそう、それが気持ちいいんだよな。振動するローターを呑み込んでいく。
「偉い、偉い、聞こえなくなったぞ。深夏。よく出来ました。」
「う・・・・あ、ああ、っ・・・はあっ・・・・はあっ、はん・・う・・・あ・・っ・・・・」
「あれ、さっきよりも感じてるのかな?奥まで行き過ぎて、一番いいとこにあたってるとか?」
「・・・・ぅ・・・・・ぅぅ・・・・」
深夏が真っ赤な顔で反抗してくる。
「う、うるさ・・・・っ・・・だまっ・・黙って、いろ・・・よ・・・っ」
「ほうほう、まだそんな反抗的になれるほどの元気があると・・・?」
俺は再び、コントローラーのスイッチを――――。
「っ、あ・・・・・!!ご、ごめんっ!違う、違うから・・・待って・・・よぉ・・・っ!!」
深夏が俺の腕をあわてて掴んでくる。席が隣同士で、手を伸ばしても怪しまれはしないから大丈夫だとは思うが。
「ご、ごめん・・・鍵・・・あたしが・・・あたしが、全部悪いの・・・・っだから・・・だから、もう、お願い、許して、お願い、だから・・・」
「・・・・・うんうん、やっぱり女の子はこうでないとな。深夏が素直な子で俺は嬉しいよ。」
「う・・・・っ・・・・うう、っ・・・・・・ううっ・・・・」
膣内に入っている、ローターがよほど気持ちいいのか、皆地の頬は紅潮し始め、涙目になってくる。本当に可愛い奴隷だよ、こいつは。
―――――さて、次はどんなご褒美をあげようかな。

何でこんな事になったのか。その理由を話すには一昨日戻ることになる。
先週の日曜のことだった。
「やっほー、鍵おはよー。いい天気だし、どっか遊びに行こうぜー!」
ったく、こないだ家の合鍵を渡したら、日曜の朝っぱらからいきなり布団を引っぺがして、挙句の果てに遊びに行こうだとコンニャロメ。(ちなみに真冬ちゃんにも渡した。)
「却下・・・寝る、お休み。」
「えー、何なんだよそのやる気のない態度。それが高2の若い男子の発想かー?」
「昨日、最近たまりがちだった生徒会の雑務を片付けて、秋葉でいろいろ買い物をし、そして積みゲーを昨日で消去した俺はとりあえず、午後の一時まで寝ることに決めたんだ。という訳で寝ます、本当におやすみなさいでした。」
「待て待て待て待て待てーーーっ!!!そんな事言われたってあたしは暇なんだよ、だから遊ぼうぜー。それにこの前鍵、テニス教えて欲しいって言ったろ?」
「ああ、あれな・・・・」
確かに深夏にテニスラケットを買った事もあり、そしてそれを教えてもらったのだが・・・・・死ぬのは嫌なので・・・・・ね
「いいから、ほら、せっかく可愛い彼女様が起こしに来てやったんだから、スパって起きろよ。」
「・・・お前は一応、俺のハーレム候補の一員ね」
「ドロップキーーーーックッ!!!」
「がご・・・ぱっ・・・」
飛んできた、飛んできたよ、顔面に足が。すげえよ、深夏。まさかドロップキックを日常で使うとはな・・・
「意識が遠のいてきました。すいません、寝させていただきます。」
「待てーーーーーーッ!!!!!!そんなにはっきりと意識が遠のいてきましたなんて言う奴いるかーーーーッ!!!」
「じゃあ・・・一緒に寝よ。ほれ、おいでおいで。」
「へ?え、あ、えと。・・・・って、だっ、駄目だろっ!!そんな朝っぱらから不謹慎な!!不健康な!!つーか、あたしが来て、寝るか、体を求めるかの二つしかないなんておまえなぁっ!!」
「・・・一緒に寝ようって言っただけで、別に俺は、Hしようって言ってる訳じゃないんだが・・・」
「ええい、またそういう屁理屈を!!言ってることは大差ないだろうが!!いいから、ほら起きろ、シャワー浴びて、着替えろ!!」
「・・・・・・いやじゃ。」
「レッグラリアートッ!!!」
「げふぁっ!!?ご・・・ほ・・・っ」
「い・い・か・ら、ほ・ら・起・き・て、シャ・ワー・浴・び・て、着・替・え・ろッ!!!!!」
深夏の後ろに大魔超鬼神が見えた。
「はい・・・・」
「・・・分かったけど、まず起きて何をするのかをじっくり話していただきたい。」
「んなもん、鍵が考えろよ。あたしはノープランだし。」
「・・・アイウィルスリープ」
「だから、まずはそのお前の自堕落極まりない、選択肢を排除しろよッ!!」
「いいだろ、一生懸命考えた結果、一番寝るのがいいんだよ。」
「なぜっ!?」
「第一、俺は金がない。第二、お前も金がない。」
「なんでそれを・・・」
「学園祭のときに、奢れ奢れ五月蝿かった。お前は普通割り勘で十分だから、あの時は金がない。そして一週間ぐらいで金はそう簡単に増えない。」
「流石、鍵。美少女についての情報収集は完璧というところか・・・」
「故に、寝てるのが一番いい。以上、寝ます。また来て下さい。」
「そういう、理系的な考え、面白くないと思いまーす。」
「・・・数学が得意なくせによく言う。」
「大体、金が絡んでいる交際関係なんて続かないと思いまーす。消費からは何にも生まれないぞー。」
「あーもう分かった、分かった、大声出すのを止めろ。」
要するに俺と少しでも一緒にいたいと考えれば・・・少しはよく思えるか。
しょうがないので、ベッドから飛び起きる。いつの間にか眠気も吹っ飛んでたしね。
「んで、何をしたいのですか、お姫様?」
「んーとな、ちょっとした思い付きがあるんだけど、聞いてくれるか?」
「どうぞどうぞ、へんな事にならないなら。」

「囲碁しないか?」
「・・・なぜ、そうなるんだ?」
「だって、お前囲碁を最後にしたのいつだよ?」
「え、あ、そうだな・・・えーと、いつだろ?」
「だろ、久しぶりに大人っぽくのもいいんじゃねーか?」
「む、妙に説得力があるな。」
「まあ、ホントは深夜にやってた、テレビを見てて思いついたんだけどな。」
「テレビ見たから、やってみようって・・・どんだけ短絡思考なんだよ・・・」
「別にいいだろ、こういうのは楽しんだもん勝ちだ。」
「まあ、いいけどさ・・・・・・でも、一、二回したら飽きると思うぞ?」
「じゃ、なんか賭けてみるか?500円くらいで。」
「賭けって・・・それもそれで不健康な気がするんだが・・・」
「気のせいだって、ほらやろうぜ。」
「分かったから、引っ張るな。それと着替えるから出てけ。」
「あ・・・ご、ごめん!!じゃ、じゃあ、下で待ってるからなっ。」
深夏がたたたたと駆け足で降りてく。別に着替えるってとこにそんなに反応しなくていいのに。
着替えて下に降りて、先にいた深夏に聞いてみる。
「で、何を賭けるんだ?」
「うーん・・・じゃあ定番だけど、勝った奴の言うことを聞くとかは?」
「いいけど。」
「でも、それじゃつまんねえからな。・・・じゃあ、封筒に自分が相手にして欲しいことを書いて、負けたら選ぶってのはどうだ?」
「いいけどさ、もし自分の封筒だったらどうすんだよ?」
「それはそれだ。」
まあ、そして、今囲碁をしているわけだが・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・」
「ふっふーん♪」
こ、これは、本格的にヤヴァイです。やばすぎますよ。
「鍵~、指どころか体が煤けてるぜ~、手かもう燃え尽きそう?ほらほら、はやくうって、はぁやぁくぅ~ん。」
「うっさいっ・・・じゃ、じゃあここで・・・」
「はい、じゃここにおいて、ひ~ふ~み~よ~いつ、む~なな、や~ここのつ、と~」
「まじ!!?、そんなもってかれる!!?」
「神とまではいかなくても、英雄の一手位の破壊力はあるかもな~」
「英雄ときたか・・・」
「さあ、鍵どうする?まだみっともなくあがくか?それとも、もう投了する?」
「・・・ま、まだだ、まだぁぁぁぁぁっ!!!!あのカードゲームのときみたく奇跡が、奇跡が起こるはず!!奇跡よ!!起こりやがれえぇぇぇぇぇぇ!!!」
パチンと景気のいい音が鳴る。
「ふ~ん、じゃここで。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・負けだ。いや、ばかな、ま、負けただと!?この俺が、この俺様がぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
「そんな魔王っぽく負けてもなんともおもわねえからな。」
「クッ、だがこんなのはおかしい、おかしすぎる。」
仮に深夏が死ぬほど囲碁が上手だったとしてもここまでうまくいくなど・・・
「・・・・・まさか、深夏、お前深夜にやってたテレビって・・・」
「もう一ヶ月くらい前から、放送してるけど、何か?」
「おまっ、さてはその頃からはまってずっと囲碁やってたな!?」
「そうですぜ~まさか鍵の親分が気付く事はおろか、違和感にさえなってないとは。」
「くっ、卑怯な!!」
「でも鍵が負けたのは事実だし、さあさあ、罰ゲーム受けていたただ来ましょうか!!じゃあ、封筒を選んでいただきましょう!!」
「う、分かった、分かりましたよ、引きゃいいんだろ、引きゃ。」
こんなもん、所詮は口約束。もし深夏が無理難題を押し付けても――
「あっ、そうだ鍵。罰ゲームの前に言っとくけど、もし自分のパソコンのデータが大切なら、約束守っといたほうがいいぞ?」
「・・・・・・・・・待て、俺のPCに何するつもりだ?」
「うーん、とりあえずぶっ叩く。そして壊す」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
血の気が引いてきた。
「いや、待て俺のPCは・・・」
「もう、お前の部屋にはないぜ。うん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、人質作戦って、卑怯にも程があるだろ!!」
「卑怯とは、失礼な。何気ない日曜を刺激的な日にしてやろうっていうお茶目な悪戯程度だろ?」
「どこがだーーーーーーーーっ!!!!!」
「はいはい、負け犬の遠吠えお疲れ様です。もう諦めて、早く封筒引けよ。」
ええい、自分のを引けばいいだけ!!あれなら大したダメージはない!!
「ええと、ええと・・・・ええっと」
深夏の持った二つの封筒、さあどっちが俺のだ!!!
「ほ~ら~早くしろよ~あたしもう待ってられな~い。」
「ええっと、えっと・・・・」
「こら、光で透かして、中身を見る様な真似すんなっ!目、つぶって!」
「くぉぉぉぉ、奇跡よ、起こりやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!!!!!」
俺は封筒を引いた。
「ほほう、それで後悔しないか?ファイナルアンサー?」
「おおとも!!!!!」
「では、開・封!!!!てけてけてけてけてけてけてけてけ・・・・・じゃんっ!!!!!おおっ、これは!!」
「何だ、何が書いてあるんだっ!?」

翌日、放課後の生徒会室にて。
「よ~し、今日の生徒会もしゅ~りょ~、お疲れ~」
「お疲れ様。」
「お疲れ様です~」
深夏がニヤニヤ俺を見つめてくる。ああもう、分かってますよ、はいはい!!!
「会長っ、待ってください!!!」
「ん、何、杉崎?」
「俺・・・こほん、僕は、僕はぁっ」
「ぼ、僕?何それ?」
「椎名深夏が大好きだあああああああああああああーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
「「「・・・・・はい?」」」
「めちゃめちゃラブ!!超愛してる!!!深夏に関わるものなら、髪の毛一本から爪の切りクズまでもが愛おしい!!細胞の一片まで大好きだ!!僕の身体中で!!今、愛を訴えたい!!DNAの一片に至るまで、僕という存在は椎名深夏のために存在しているのだと!!!!嗚呼MYSWEETHONEY椎名深夏!!君は僕の太陽だ!!!超愛してる!!!お前の為なら今俺はここで死んでもいい――――――っ!!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・あの、先輩?」
「う、うう・・・・うううっ!!・・・・・うわああああああああああぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっぁぁ!!!!!!!!!!!そんな目で俺を見るなぁぁぁっぁぁっ!!!!!俺だってやりたくてやってるわけじゃないんだああああ――――――っ!!!!!」
俺はその場から、猛ダッシュで逃げた。
「な、何、今の杉崎?遂に壊れた?」
「ま、まあ、キー君と深夏の中が良いのは、いいことなんだけど・・・」
「・・・・・・なんか、嫉妬する気がまるで沸いてこなかったです。」
「なんか、猛烈のこの生徒会から杉崎を排除したほうがいいという感情がより上がったよ。」
「奇遇ね、私もよ、アカちゃん。」

「ひゃはははあはははははあはは!!!!!ひ、ひいーーーーーーー死ぬ、笑い死ぬーーーー!!!あーひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、俺はこの場で死んでもいいって、逆に、こっちが笑い死ぬっての!!!あはははははははは!!!!!」
深夏が狂ったように笑っている隣で俺は、・・・・・・もうこれ以上は言わせないで・・・・・・・。
罰ゲームはさっきの台詞を熱烈に熱く叫ぶこと、中途半端ならやり直しというものだった。
「いやはや、あれは近年まれに見る恥辱プレイだったな。」
「・・・・・・・・・」
「いや、今日の出来事をおかずにしたら、一ヶ月は飲まず食わずで生きてけるな、あたしは。ありがとう、マイダーリン、あなたの告白、あたしは絶対に忘れないYO☆!」
「・・・・・っ、だ」
「ん、鍵、何か言った?」
「・・・・再戦、だ・・・・この屈辱、晴らさなかったら確実に未練となる。改めて、ゲームのやり直しを要求する!!!今度は、今度は絶対に・・・・・負っけねええええぇぇぇっぇぇぇっぇぞぉぉぉぉぉお!!!!!!これ以上の恥辱を味あわせてやる!!!」
「おっ、ようやく鍵の瞳に日が灯ったな。いいぜいいぜー、その気迫を待ってたんだ。早速、家に戻ってデュエルするぜ!!」
「だがしかし、囲碁で勝負するのは断固否定させていただこう。」
「ええぇぇぇっ――――!?何でだよ!?この時の為に、あたしは頑張ってたのに――っ!!」
「そもそもそれが一番の問題だろ!!こっちゃなにも準備してないんだ。不公平だからレギュレーションの要請をするのは当たり前だ。こんな事が許されるのは会長くらいなものだ!!ハンデも掛け値も実力差も無しの公平なゲームに変更することを要求する!!」
「むう・・・確かにその言い分分からなくもないな・・・でも変えるならどうするんだよ?」
「じゃあ、トランプにしよう。種目はポーカー。」
「また無難な奴だな・・・」
「罰ゲームは今から考えるってことで。」
「なるほどな・・・いいぜ乗ってやるよ。」
「二言は・・・無いな。」
「当たり前だ!!あたしを誰だと思ってやがる!!」
「深夏だと思ってる。」
「いやそうだけどさ、そうじゃないだろ、鍵。」
まあ、こっちの土俵に乗ったならば、勝ち目は十二分にある。くくく、深夏よ、この俺の恨みを甘く見るなよ!!
今杉崎鍵の大逆襲が始まる!!!!!



「・・・・・・・2枚チェンジ。」
「あいよ。」
「・・・・・・・・っ、む。」
「コール?レイズ?」
「・・・・・コール。」
「じゃ、俺はチェンジなしでレイズ。チップは10枚くらい?」
「うぇ!?ちょ、ちょっとなんだよそれ!?」
「勝てると思ったから、上積みしてるんだけど?」
「くっ、うう」
「ほら、深夏の番だぞ、チェンジは?」
「え、えと・・・・このまま・・・いや、3枚チェンジ!!」
「はい、どーぞ。・・・コール?レイズ?」
「・・・・フォールド。フルハウス崩れのスリーカードじゃ付き合えねえ。」
「何だ、こっちはツーペアなのにな。」
「いぃー?!何それ!?」
「あと気付いてないと思うけど、今のでお前のチップリミット下回るぞ。俺が限界までベットしたらコールできないだろ。」
「・・・・あれ?・・つーことは」
「俺の勝ち、もう一つの封筒はお前のもんだな。」
「む、まあ一勝一敗だから、よしとするか。」
「そうだな。」
俺からしたら完全に満足な結果に終わった。
「じゃ、封筒を開けてみますか。深夏さん?」
「む、なんだか妙に自信のある態度だな。」
「くくくくく、おっといえいえ、そんな事はないぞ。」
「むかつくな、その喋り方。ま、いいや、ほら鍵、先に負けたんだからお前から開けろよ。」
「おおともさ、んーと・・・」
「おっと、その前に念押しな。いいか、そこに書かれてることは絶対に実行しろよ。真剣勝負に泥塗ったりしたら許さないからな。」
「何だよ、いきなり・・・」
「いーから、賭け事の神に誓え。絶対に罰ゲームの内容を遵守するって。」
「いいけど、それはお前もだぞ。分かってるのか?」
「あたしはそんな覚悟、勝負持ちかけたときから誓ってる!!いいから早く!!」
「へえへえ、開けます開けます・・・」
俺は『深夏がこっそりと爪で印をつけた、』封筒を開ける。
そう、これは間違いなく深夏の書いた罰ゲームなんだ。
分かっていながら、何も知らないふりをして俺は、封筒を開ける。
「出たな、ほら、早く、罰ゲームの内容読んでみろよ。」
俺は深夏の書いた丸っこい文字を読み声に出す。

「敗者は勝者の奴隷となり、日が沈むまで絶対服従。どんなことをされても泣き言をいわない、だってさ。全くお前も下らない事を思いつくよな。」
「んなこと言ったって、お前の罰ゲームは変わんないからな!!これはな、前に学園祭の時に散々虐められた時のお返しだからな!!忘れたとは言わせねえぞ。」
「あれで、虐められたか?」
「うっせえ!!とにかくあたしはそう思ったんだ!!」
まあ、なるほど。これが深夏の本心か。くくくくくくくく。いやはや、これほど笑いを耐えるのが苦しいとはな。
「何だよ、だったら言えば謝ってやったのにな。」
「ごめんで済んでいたなら、警察は要らないんだよ!!とにかくだ!!文句は受け付けねえからな!!」
ほほう、つまりこれはそれだけの為に組まれた茶番劇ということか。
ふふふふふふふふふふふ、くくくくくくくくくくくくくく、こ、こいつはやばい、真面目に笑い出しそう、いや我慢だ杉崎鍵、もう少しでいいから耐えるんだ。
いやはや、だがこれはホントに面白い、ここまで思惑通りになってくれるのだからな。
さて果て、深夏は今勝利を確信した顔になっている。だが、それもすぐに、終わる。
最後に勝つのは俺だ。少なくとも、この勝負はな・・・・
「くっくっく、あの時うけてたあたしの屈辱を半分でいいから、思い知らせてやる・・・いいか鍵、ぜっっっっっったいにそれ、実行しろよ、分かったな!!」
「ははは、オーケーオーケー、実行するとも、では深夏、俺の書いた罰ゲーム、見ていただこうか。」
「あ・・そうかお前からの罰ゲームもあったんだな。ま、鍵のことだからぬるい事しか書いてないだろ、お見通しだって。」
深夏が封筒を開ける。
「確かに、ぬるい事ではあるが、それは今のお前には抜群に何よりもきくだろうよ。あ、あと俺を恨むなよ、自分を恨め。あと、ちゃんとそれを実行しろよ。」
「何だよそれ、えーと何々・・・・・・・・・・・・・は?」
「読んでみなよ、深夏。」
「「相手から、罰ゲームを一つもらい、それを相手の代わりに自分がする。」って・・・・・え?」
「ほうほう、ならこの深夏が書いた罰ゲームはお前のものだな。ほい。」
「おまっ、これ、もちろん冗談だよな?」
「いいや、100パーセント本気で書いたけど?」
「いや、だって鍵、これはちょっと・・・」
「お前言ったよな、絶対に実行しろって。」
深夏の顔がどんどん蒼白になっていく。
「う、嘘だろこれ、鍵!お前なにやったんだよ!!」
「人聞き悪いな、俺はお前とは違い、正々堂々勝負したぞ。」
「う、うう、うううう・・・・・」
深夏が涙目になっていく。や、やべえ、そんな顔見たら、お、俺が、やばいことに・・・
「ま、まあ、待て深夏、何も俺はお前の考えているような酷い事を(いきなり)するつもりはない。だから、安心しろって。」

「本当にか・・・?」
「ホントだって、俺がそんなに信用できないか?」
「いや、うん、そうだよな。鍵に限ってそんな事するわけねーよな。変な事考えてごめんな。」
なんていきなりしおらしい事を言い始めた。いやはや、深夏、お前はやっぱり可愛いよ。
―――――可愛くて可愛くて、ほんとにおばかさんだなぁ!!あっはっはっは!!
俺が、この俺があの屈辱をなんもなしで済ますと思ったら大間違いだ―――――っ!!!
「まあ、でも俺の言うことには何にも文句は言わないんだよな。」
「な、何を企んでんだよ・・・」
「くくくく、いや、だが、明日までは深夏は俺の奴隷なわけだろう。」
「そ、そうだけどさ・・・」
「では、そうだな・・・・・・・・・・・・・うん、まずはこれがいいだろう、では深夏に一つ目の命令を授けようでないか。くくくくくくくく」
「いちいち、含み笑いすんな。怖―よ・・・」
「おっと失礼、では、深夏にはまず、うちに泊まっていただこうか。」
「は?いや、ちょっと、それになんのメリットがあるんだよ?」
「いいだろ別に。ほら、家までさっさと戻って、パジャマぐらいは持って来いよ。」
「ええっ!?わざわざ家までもどんのかよ!?」
「ああ、そのつもりだけど?」
「それだったら、真冬を誤魔化すのが大変だろ!?」
「まあ、それをいかにうまくやるかは、お前次第だな。つーか、文句は言わないんだろ?」
「う、うう・・・ううううう」

そして、何もなく夜が来て普通にベッドに深夏と一緒に入っている。途中で深夏が、しないの?と聞いてきたが俺はしないといった。だって、俺の頭の中ではすばらしい策略がはりめぐらされているのだから。
深夏は今俺の腕に抱きついてすぅすぅとね息を立て、眠っている。
さて、そろそろ作戦を開始しますか。
俺の作戦。それは前の深夏ならばかなり大変だが今の深夏にならちょろいもんよ。
まず、家に誘い込み一緒に寝る。これは深夏の隙を作るため。
次にその寝ている深夏にローターをつけておく。これで学校でスイッチを入れれば深夏に俺が感じた屈辱をそれ以上に体感することができる。
くくくく、ははははは、あーっはっはっはっはっはっはっは!!!!!
深夏よ、俺のことを甘く見くびりすぎていたなぁ!!あーっはっはっはっはっは!!
「という感じの悪戯のつもりだったのだが・・・・・どうしてこうなったんだ?」
「う、あ・・・・・っはぁっ、はあぁぅ、はぁっ・・・く・・・う、っ・・・・ひ・・・・」
まあ、確かに俺がやりすぎた感もあるし、謝れば俺は許すつもりだったんだが、こう、売り言葉に買い言葉で応戦したらこんな状況になった。
俺の最初の内はスリルを楽しんでいたのた、でも今は――――
「う、あ・・・・っ、く、う・・・・っ、はあっ、はあっ、ンあっ・・・!・・・・ああっ」
深夏の目が虚ろになっていて、少しでもローターの震えを強くしたら、イッてしまうのかもしれない。
「・・・・・・・・・・・」
さてこれはどうしたものか、このまま生殺しってのもなんか深夏に悪い気もする。
とりあえず、ローターのスイッチを切るか、そう思った時、手を滑らしてスイッチを落とした。その弾みでスイッチのメモリが半分ほど上がる。
「あっ・・・・・っ、ひ、んんっ・・・は、くぅ・・・・・っふあ・・・あ・・あっ、んっ」
深夏がまた悶えだす。そして更に不幸が重なり、先生がこちらを見た。
「では、この問題を椎名。解いてみろ。」
「えっ・・・・あっ・・んく・・は、はい・・・」
深夏がいきなり不安そうな顔になり、黒板へ近づいてゆく。
深夏が普通に問題を解いているように見えるが少しでも深夏に衝撃を加えたら・・・かなり危ない。
深夏は自分のスカートの中を見られないように抑えている。もうこれは、ほんとに愛液とかが出ている証拠だろう。
深夏が書き終わり、行った時とは違く逆にふらふらした足取りで戻ってくる。
「深夏、お前、大丈夫か?」
「け・・ん・・・はぁ、はあぁっ、も・・・駄目・・・あたしほんとに・・もう・・・あっ・・・くぅんっ、んっ」
やばい、これはホントに悪戯とかではすまない。今すぐスイッチを拾って―――。
「おね、がい、け・・・んぅ・・・どこ・・・でも、いいからっ、二人っきりになれ・・・るとこ、にいきた・・いのっ、もっ・・・あたし、保たな、い・・・こんなんだと、イキそうっ、さっきか、らずっと、波のくり返し、続いて、て、頭・・・おか、しくなっちゃ・・・ふあ、ふああっ」
――――――やばい、やばいよ、何よりも自分がやばい。深夏のこんな顔見たことないから、深夏をせめるのを止めるという感情よりも、このまま深夏と・・・・したいと思ってしまった。
「あ、あた・・・し、がわ、っ・・・わるかっ・・・ごめ、ん・・・なさ・・・・っゆる、・・・許し、てくださ・・・っ、んんんっ!、お願、い・・たすけ・・」
震える体で深夏が、涙目で、俺を見つめてくる。力ない声で訴えている。
その姿を見るたびに自分の中にある形容しがたい赤い衝動が、胸にこみ上げてくる。
「・・・・先生。深夏の具合が悪そうなので保健室につれていってもいいですか?」
「ん?そうなのか?ならいいぞ。」
「ありがとうございます。深夏、立てるか?」
「え・・・・・・う・・・ん・・立てる、よ。」
「肩かしてやるから、ほれ行くぞ。」
「う・・・ん・・ありが、と・・・う・・・んんんっ、あっ、けん、ほん、とに・・・う、あ・・・・・んんっ」
いつもの深夏なら、別にこんなことで礼を言うようなことではない。要するに今の深夏は本当にやばい。まあ、俺もかなりやばいが・・・・・・・
ごめん、深夏。こんな顔をしている今のお前を見たら、抑えられなくなっている自分が・・・暴走しかけていた。

誰もいないのを確認し、男子トイレの個室の中に入る。その途端に深夏が俺にしがみついて来た。
こっちが戸惑うような間もなくズボンのジッパーを下ろし、自分の秘部からローターを引き抜き、いきなり―――
「う・・・・あ・・・っ!!!!くは、あっ・・・・!!やあっ、ああ・・・あああああっ!!!け・・・・んの、あたしの中・・・入・・って、く・・・・!!!」
俺のものが見る見るうちに深夏の膣内に呑み込まれていく。
「う、あ・・っく・・・どうしたんだよ・・・こんなにがっついて・・・」
「だ、って・・・だって・・・・だって・・・恥ずか・・・しくて、怖く・・て、気が、狂いそうで、気持ちいいの・・・たくさんきて・・・頭、それだけで・・・いっぱいになって、はれつし、そうになって、どうに、かな・・・りそうで・・・・ごめん、あたし・・・あたしぃっ!!・・・・っく・・・・・・・!!!!・・・・うあんっ、あああっ!!・・・・駄目ぇ!!、鍵っ、もっイッちゃ、うああ―――――――――――っ!!!」
深夏が急に背をのけぞらせ、白い喉を見せ付ける。下腹ぴくんぴくんと痙攣しだして救急と俺のもの締め付ける。
俺はまだ半分どころか、先っぽを少し入れただけなのに、深夏はこの狂いようだった。
―――どう考えても、果てた。
「・・・・・・・・・・・っ、く・・・・ふあ、ふあっ、ふああっ・・・・ふあっ・・・ふああっ、ん・・・」
深夏の口から一筋の涎がたれていく。深夏自身、そのことに気付いていない。
「う、あ・・・・っ、え・・・・・あ、っ・・・・・ふ・・・・あ・・・っ」
虚ろな目、絶頂の余韻で何も聞こえちゃいない、そんな顔。
ああ、やばい。深夏も相当やばいが、俺もやばい。
ここは密室でもなんでもなく、ただのトイレ。普通に誰かが来たら、アウト。大声を出して乱れられるのは、誰もいない時だけ、幸い授業中、おそらく誰も来ないだろう。
なんて甘い考えが浮かぶ。ここはそんな事するための場所じゃないとは分かっているのに・・・
「・・・・・奴隷の分際で自分だけ気持ちよくなろうだなんて、思ってないよな・・・?」
「ふあ・・・・え・・・・・・?な・・に・・け、ん・・・」
俺は深夏の髪の毛を若干乱暴に掴んで、引き寄せる。
「あっ・・・ごめ・・・っ、なさ・・・っ」
深夏のこんなにも狂っている姿、もう二度と見られないかもしれない、そう思ったら、深夏にこんなことを言っていた。
「自分で、動いてよ、深夏。俺が満足するまで動いてくれたら、この奴隷ももう終わりにするから。」
「え、あ・・・ほ、ほんとに・・・?」
「嘘はつかない、これは・・・本当に。」
「分かった、け、んのこ、と・・・信じる・・・っん・・」
「うん、深夏のことを傷つけたり、貶めたり、そういうのが目的じゃないから。最低限のところは守るから、安心して奴隷になっていいぞ。」
「う・・・・ん、うん、うん・・・・っ、なん・・・・でも、言うこと、聞く、い、まだ・・・け、いま・・・だけ、け・・んが気持ちよく、なるまで。あたし、がんば・・・っ」
深夏が狭い個室の中で腰を揺すり始める。
「う、あ・・・・だ、めっ・・・・気持ち、よす・・・ぎ、ちか・・ら、はいんな・・・い・・・」
「それでも深夏が動くしかないんだよ、俺は動けないんだから。」
「あ・・・そ、そう、だよ・・・・な、がん、ばる、あたしっ・・・がんば、っ・・・」
腰をたった三センチ上げるだけでも、深夏はフルフルと震える。手も、足も、首も、体中が全て快楽によって、力が入っていない。
「う、くあっ・・・・ひあ!!・・・んっ・・・あっ・・うんんっ!!」
「中まで緩んでる、そんなじゃいつまでたってもイけないぞ?」
「ご・・・・ごめん、んっ、んくっ!」
深夏が下腹に力を入れて、膣内をきつくさせる。
「っ!んあぁっ!!・・・こ、これで・・・い、い・・鍵?」
「あ・・・あ、気持ちいいぞ、深夏。」
「うん・・・よかっ・・た、あたし、うご・・っく、がんばるっ・・・から」
深夏が再び自分の腰を降り始め、より喘ぎ声が大きくなる。
「ふあっ!!・・あ、っん、くぅ・・・ん、そこ・・・いっぱい擦れ・・てっ・・・うあっ!!!だめっ!!気持ち、いい・・・っ、はあっん!!」
深夏の動き方が少しずつ、感じている、イきそうになっている者の動き方になる。
手足もプルプルと震えて、快感に絶えるのがつらそうだ。
「うあああっ!!!これ、来る!!きちゃっ、うぅ!!もっ・・・あたしイくっ!!うああああっ!!!だめぇぇぇぇぇっ!!!」

深夏が大声を上げてイく。だが、俺は深夏の髪を強引に引っ張り、顔を胸に押し付ける。
「んんんんっ!!!むぐぅっ!!!んんぅぅぅぅっ!!!」
「深夏。静かにしろ!!ほかのクラスが移動教室か何かで戻って来てるんだ。気付かれたくなかったら、静かにしろ。」
「んんっ・・・ん・・・」
暫くして廊下のざわめきが落ち着く。
「ふぅ・・・よく頑張ったな、深夏。」
深夏の顔を押し付けるのをやめにして、深夏を見る。
「あっ!!!ああああああっ!!!!ふあああああああああっ!!!!駄目、もっ、これぇ!!凄いの!!!凄いの来ちゃう!!!溜まってたの!!イきかけてたやつ!!!これ凄いのっ!!一気にきちゃうっ!!!ヤバッ・・・・だめぇっ!!!もうだめぇ!!あたし、あたし!!イっくぅぅぅっ!!!あっ!!あああっ!!!うああああああああああああああっ!!!!!!」
深夏が文字通り、狭い個室の中で、暴れだした。そう言うほかはなかった。身を捩じらせ、溜まっていた快感をぶちまける様に果てた。
「うあっ・・・はあっ・・・はあっ・・・け・・ん、どうしよ、あたし、またイっちゃた・・・」
「ああ、今のは可愛かったぞ深夏。」
「ありが、と・・・・ねえ、鍵、次。イく時は、一緒にイきたいんだけど・・・イきたくなったら、言って?あたし、頑張る、から。」
「あ、ああ、俺もそろそろ、きそうなんだけど・・・・」
「ほんと、か?じゃあ、あたし頑張る、から。」
深夏がまた腰を一生懸命に振り始める。いつもよりも早く、きつめに。
「うんっ!!!鍵も、一緒に!!気持ちよくなろ?あたし頑張るからっ!!だから、一緒に、うああっ!!、あ、そこ、変な風に擦れ・・・って!!ひうっ!!はんっ!!あっ、あんっ!!気持ちいっ!!はっ、くぅっ!!鍵も、あっ、ふぁっ!!気持ちい?」
「あ、ああ気持ちいいよ、深夏。俺もそろそろ、くっ・・・」
俺の下の方から深夏の中に出そうかと思ったら、また気配がした、それも確実にこっちに近づいている。
「深夏、また誰か来た。少しの間静かにできるか?」
「う・・・んっ、鍵の言うことなら、なんでもっ、聞くよ?」
深夏が腰を振るのをやめ、静かになる。
暫くすると男子生徒が来て、普通に用を足すのかと思った。だが、
「(う・・・んっ!!、く、ふぅっ!)」
深夏が突然声を出した。
「深夏、だから声を出すなって・・・」
「(け、ん・・・そこ、動かないでっ・・うあぅっ!!)」
「深夏・・・?」
動くどころか腰も何も動かしてない。
「(ああっ、くぅ・・・中、でっ・・・鍵のがぴくぴく、動いて・・るぅっ!!うあっ、くんぅっ!!)」
俺は確かに何も動かしてはいないが、深夏の中では、俺のものが深夏の中で、少しずつ、痙攣しているようだった。とんだ誤算だ。
深夏が口を押さえて、必死に声を小さくしようとするが、それもあまり効果はない。
それどころか、男子生徒がその音に気付いた用で、「誰かいんの?」と言ってきた。
「(あくっ!、んっ・・・ん、そこぉ、も、あふっ、当たって、んふあっ、ひうっ、んんっ)」
「深夏、お前大丈夫か?」
そうしていたらその男子生徒が扉を無造作に開けてきた。
「!!」
「う~ん誰かいると思うんだけどなぁ」
そのドアを閉めて次のドアを開けようとする男子生徒。
(やめろ、やめろ、やめろ、やめろー!!)
心の中で必死に訴えるが伝わることはない。
むしろ、そのばれてしまうかもしれないという緊張感や不安が深夏に更に快感を与えていた。
「(くう、っあ、はぁんっ!!んあぅっ!んあっ!!んっ!!いいっ!!、気持ちっ・・・・い、い!!ふっ、く!!・・・・・・んあぁっ!!、はぁっん!!・・・ひぃあっ!!!)」
やばい、とにかくやばい。何がやばいってこんな状況なんてまるで想像してなかった。
もしこれで見つかったりしたら・・・・一応鍵はかけてるもののそれは中に誰かいるってことを知るには十分だ。こいつはまじでやばい。
ドアの開けるの音が次第に近づいてくる。
「(うあっ!!くう、っあ、はぁんっ!!んあぅっ!!!あっ・・・もっ・・んんんぅっ!!)」
その声に気付いた生徒がこちらに近づいてくる。

ああ、もう駄目だ、そう思ったが、
キーンコーンカーンコーン  チャイムがなり同時に昼休みを向かえた
男子生徒はドアに手をかけずその場から去ってた
「・・・・万事休すだったな・・・」
よかったばれなくて。
「あっ・・・はあっ・・・け・・んもうだいじょ、ぶ・・なのか?」
「ああ、もう大丈夫だ。」
「うあっ・・・・んんくっ!!よか・・・った・・・じゃあもう、動いても・・・いいのか?」
「ああ、いいぞ。」
「うん・・・・・っわかっ、た。」
深夏が腰を振り始める
「あっ!!、ああっ!!なにっ!!これぇぇ・・・、うあっ!!ふあっ!!あああっ!!すごっ!!これ、締まって!!凄い事にっ!!なってるっ!!気持ちいっ、気持ちいいよぉっ!!ふあっ、!!ひあっ!!んんっ!!ふあっ!!ひぅん!!ふぁっ!!あ――――っ!!!」
「深夏、俺も、もうっ」
「うんっ!!!一緒に!!!イコッ!!鍵、あたしも!!!一緒に!!あっ!!ああっふあああああ―――――――――――!!!!!!!!」
「うあっ、く・・・」
びく、びゅくっ、びゅるるるる!!!!
深夏の中に俺の白いものを出した。

放課後
「・・・・・・・」
深夏が顔を赤くし、うつむいたまま黙っている。
その空気に逆らえず、俺も黙ってしまう。
「・・・・・・・・」
深夏はチラチラ俺のほうを見てくる。
「・・・・あの、深夏、そんなにチラチラ見ないで欲しいんだが・・・・」
「っ!!・・・・・ご・・・ごめん・・・」
そしてまた沈黙する。
「・・・・・・・あ、あのさ・・・えと・・ごめんな、鍵。」
「・・・なんでお前が謝るんだよ?」
「だって、あたしが、その、ワルノリして、鍵のことを挑発したみたいになって、それでこんなことになったんだし・・・」
「それは俺が謝ることだと思うが・・・」
「だけど、元々はあたしが発案者なんだし・・・・その、ごめん・・・」
「それを言ったら、俺もごめん。後先考えずにあんなことして。」
「そ・・・・・それは、別にいいんだよ。・・・その、あたしも・・・・・気持ちよかったし・・・・・」
「はひ?・・・・お前、今・・・・」
「う、うるさい黙れ!!ああ、もう言わなきゃよかった!!」
「ほほう、なんともまあ、深夏さんはやっぱり・・・」
「やっぱり・・・・なんだよ?」
「いや、すっかり俺色に染まっ―――――。」
言い切る前に、何かが飛んできた。顔に深夏の拳だった。
「バ、バカッ!!おまっ、別にそういう意味で言ったわけじゃあねえんだからなっ!!!分かったな!!」
そういって深夏はフーフーと息を荒くしている。俺は目が潰されていたため見えなかったが、きっと深夏の顔は真っ赤だったろう。賭けてもいい。ていうか殴られるのに慣れてしまい、そこまで痛くはなかった。(目以外)
「いや、深夏はホントに可愛いなぁ、と。」
瞬間腹部に衝撃が走った。10秒位してやっと痛みに気付いた。溝に蹴りが飛んできた。さすがに撃沈した。痛いのって以外に気持ちいのねって学習した。
「う、う、うあああああああああああああああああっ!!!!!鍵の、鍵の馬鹿野朗ーーー!!!!!!!!!!」
深夏は走ってその場から去っていった。
意識が朦朧とする中、鍵は深夏がホントに可愛くなったなぁと思った。
そして、鍵はそのまま帰らぬ人に・・・・
BAD END





「って勝手に殺すなあぁぁっぁぁぁっぁっ!!!!!!!」
END


参考情報

前編(中線まで)は2009/07/07(火) 17:29:16~2009/07/07(火) 17:32:02で6レスで投稿。
後編(中線から)は2009/07/13(月) 22:04:50~2009/07/13(月) 22:06:52で8レスで投稿。
一星龍さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの6作品目。
前作の続き。

  • 最終更新:2010-07-04 16:43:56

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