李杏さんの小説3

本文

「本当にいつまで経っても会長は会長っすよね~」

杉崎がいつもの様に会長弄りに走っていた。

「あら、それがアカちゃんのいい所なんじゃない?」

知弦までもがドSモードだ、会長がわなわなと震えている。

「杉崎だけじゃなく、知弦までもぉ ――――――――!!!」

いつもの様に会長は俺の胸に飛び込んで来て泣いていた。

「よしよし」

俺は珍しく頭を撫でてやっていた。今回ばかりはさすがに可愛そうだ。

「あら、珍しいわね?たっくんがアカちゃん弄りに加わらないなんて」

「まぁな、これだけ本気で泣いてると逆に可愛そ過ぎてな」

俺はまだ泣き続ける会長の頭を撫でていた。

「まぁなぁ、会長はその辺の事に疎いからなぁ」

「真冬の本で勉強というのはどうでしょうかっ!?」

「真冬ちゃんの本は別の意味での勉強になるからやめようね」

杉崎が真冬を止めていた。会長をBLっ子にする気かこいつは。

さて、なんでこんな状況になっているのかと言うと、会長と知弦さんの教室で本日は保健体育の勉強があったそうだ、まぁ男女別れてやる訳だが、会長が言ったのだ。

「会長たるもの、みんなが何を勉強しているのか知るべきなのよ!」

なんて言うものだから、杉崎が説明してる間に赤面、そして弄られ今に至る訳だ、確かに会長も悪いのだが、よってたかって弄るモードに入っていた本日の生徒会に当たって、俺としては罪悪感を感じざるを得なかった。

「そうね、今日はこの位にしておきましょうね」

知弦は柔らかく笑うとこの話題をやめて会長を俺から奪うと宥めていた。そしていつもの緩い生徒会へと戻ったのだった。




「じゃあ先に帰るけどいいか?」

杉崎は荷物を纏めていた。

「あぁ、私はまだ計算とか残ってるからな、会計の仕事は私の仕事だ、だから大丈夫だよ」

「じゃあわりぃな」

そう言って杉崎は生徒会室を出ていった。そして俺は物影に隠れて居る人物に対して声をかける。

「会長、何やってるんだ?」

その瞬間、奥の荷物がカタッと動いた。ばればれだって――。

「ったく」

俺はそう言うと荷物から小さな人物を捕まえて外に出した。

「うっ、なんで分かったのよぉ」

会長は納得いかないような顔をしていた。杉崎を誤魔化せたとしても俺を誤魔化すのは無理だって。

「そりゃ分かります。会長のオーラがありますから」

「そ、そう? やっぱり会長たる私ともなればオーラで気取られちゃうのよね、全く困りものだわ!」

無い胸を張る会長、相変わらずだよなこの人だけは。


「それでどうしたんですか会長?」

俺はなんで隠れてたのかの理由を聞いた。まさかかくれんぼとかそんなオチはあるまい。

「かくれんぼ!」

頭が痛くなってきた。真顔で言うんだもんこの人。

「さぁて帰ろうかな」

俺は荷物を纏め始めた、仕事はもう明日でもいいや。

「ま、まってよぉ! 冗談だよ!」

服を掴まれてしまった。仕方ないなぁ。

「それで?」

そう言うと会長は顔を真っ赤にしながら言った。

「わ、私に――、その、お、教えて!」

「まさか保健体育の事?」

俺がそう聞くと頭を上下にブンブンと振った。顔を真っ赤にしながら。

「イヤです」

「即答!?」

「そういうのは好きな人とやるもんです、杉崎とやればいいじゃないですか」

「す、杉崎なんてす、好きじゃないもん! それにこんな事言ったらまたいた虐められる――、もん」

軽く目尻に涙を溜めていた。多分本気で言ってら虐める奴なんて居ないと思うんだけどなぁ。

「仕方ないですね、最後まではやりませんよ?」

「う、うん、分かった――――」

会長はそう頷いた。とりあえず生徒会室の机の上に備品で置いてあった布やらなんやらを集めて簡易ベッドを作った。

「じゃあ会長、そこに仰向けに寝転がって下さい」

「う、うん」

会長はがちがちになっていた。ちなみに授業の内容は子供を作る為、みたいな事をやったのでその範囲でいいんだと思う。確か女子の方はコンドームの使い方とか、そういう予備知識とかもやってたみたいだな。

「燵姫、い、いきなり、そ、その、下、から、とかやらないよね?」

会長は震えながら言った。俺は思わずガクッとなってしまう。

「会長、どこのAVですか、それはないですよ」

そう言ってから会長の唇を俺の唇で塞いで上げた。簡単なフレンチキス。

「な、なに!?」

会長は驚いていた。

「まずは最初のオードブルからですよ、フルコースなんですから、こういうのはね」

「エッチはフルコースだったんだ――――」

会長はなんか複雑そうな顔をしていた。

「そうです、じゃあオードブルから開始ですよ」

俺は軽くおでこにキスをした、「ひゃっ」と声を上げる会長を余所に、そのまま唇を塞ぐ、そして舌を会長の口の中に入れる。

「む、むぐぐ、ふぁ、ちゅぷっ、ふぁっ、ちゅるっ」

俺が舌を使って会長の口内を舐る。会長の目が惚けて来たのが分かる。

「ふぅ、どうですか? 会長」

「ふぁっ、わ、わはらないわよぉ、あれ? しふぁがまわらなぁよぉ」

分からないわよ、舌が回らないわよ、って言いたいんだろうな、なんだか可愛くなってきたな。

「じゃあ次行きますね、スープにオードブルの次のスープに当たる部分です」

俺は会長の服に手をかけて器用に脱がしていく。そこでもしっかりと会長の首筋にキスして舐めたりしてあげるのを忘れてはいけない。


「な、なんふぇ、そんふぁ、ふぇなれふぇるのよぉ! ふぁぁぁっ」

ちょっと強く吸ったりすると嬌声を上げる会長。あぁ、可愛い。

「私も女性との制服は着なれてるからな、脱がすのなんてお手の物だ」

そして服を脱がして下着だけの状態にした時には会長は肩で息をしていた。あれくらいでもうそんなか。

「は、恥ずかしいよぉ、その、む、胸――――」

ブラジャーを外すと、胸を手で隠す会長、やっぱり小さいのは気になるんだろうな。

「大丈夫ですよ、会長、とっても可愛らしいですから、隠さなくても大丈夫です」

俺は笑顔で伝えた。優しそうな笑みで言えば少しは安心してくれるだろう。

「燵姫がそう言うなら――」

会長はそういって手を外した、やっぱり小さいけどこれはこれで味がある。

「じゃあ失礼します」

会長の乳首を舌で優しく舐めた。

「ぁぁっ、燵姫――――」

会長の甘い声を聞きながら次に小さな乳首を吸う。

「な、なんか、ジンジンするよぉ、わ、私の体っ、おかしいよっ」

そこで俺は気付いて胸から顔を離して聞く。

「会長もしかして、一人でもやったことないんですか?」

「な、ないよ、なんかうずうずするよぉ」

ありえない、高校三年生で一人エッチもしたことないだと!? いや、でも逆に好都合か、一回いかせればきっと寝ちゃうだろう、会長だしな。

「どこがうずうずしますか?」

とりあえず再開する事にした、とっとと終わらせよう。俺には荷が重すぎるよこんなの。

「下がぁ、うずうずするのぉ」

会長は足をもじもじさせていた。まぁ聞く前から分かってはいるんだが、なんでかこうやって弄りたくなるんだよなぁこの人。

「分かりました。じゃあ次行きましょう、メインの一個前ですよ」

俺は下の方に移動して可愛いピンク色のパンツに手をかけた。

「だ、だめっ! は、恥ずかしいよぉ」

「分かりました、じゃあ脱がさずにやりましょうか」

そして俺は可愛いパンツの上から割れ目を指でなぞった。

「はぁぁぁ」

会長はため息の様な甘い息をはいていた。

「気持ちいいですか?」

俺は会長のあそこを優しくなぞるだけの動きにとどまっていた。

「う、うん、で、でもうずうずが取れないよぉ、ぁぁぁぁぁっ!」

いきなり高い声を出す会長、まぁパンツの上からクリを弄ったからだけど、そんな刺激強いのかな?

「な、なによぉ、そ、そこ、ら、らめぇ!」

そしてパンツ越しに感じる温かい液体、いったらしい。

「会長? 大丈夫ですか?」

「大丈夫――、じゃないわよぉ、まだうずうずしてるのぉ」

会長はまだもじもじしていた。そして自分からパンツを脱ぐと一言。


「お、お願い、最後まで、ね?」

上目遣いで言う会長、逆にいかせたのが仇となったか?

「いや、それはやっぱり好きな人と ――」

「燵姫が好きだもん!」

顔を真っ赤にしながら叫ぶ会長、え、ぇぇぇ!?」

「唐突すぎませんか!?」

「い、いいじゃない! だからお願い、ね?」

やっぱりいかせるべきではなかった、後悔したが後の祭りだな。もう腹をくくるしかないようだ。

俺はいつも履いているスカートと下着を脱いだ。にしてもこの格好だと百合にしか見えないよな――――。

にしてもなんだかんだで立派になっている自分の物を見ると、誰でもいいのか俺、なんて思っちゃうよな、実際会長に興奮していた自分も居る訳だけど。実は俺ってロリコンなのか!?

「大丈夫? 燵姫?」

少し時が経っていた様だ、まずいまずい。

「じゃあいきますよ会長、痛いと思うんで我慢してくださいね」

「うん」

会長は目を閉じてこらえてるような感じになっていた。そして会長のアソコに俺の物が当たると会長が甘い声を出した。

そして会長の中へぐちゅぐちゅと音を立てて入っていく。会長の中はかなり狭かった。しかしそれでも徐々に徐々に中へと入っていく。

「っぅ――――」

会長は必死に痛みを堪えていた。俺はそんな会長を見て入れるのをそこで一旦止めた。

「会長、やっぱりやめたほうが」

「だ、だいじょうぶ」

会長は声を震わせながら言った。会長が頑張ってくれるなら俺が止める理由も無いな。

「いきますよ」

「燵姫、私頑張るからっ!」

目尻に涙を溜めながら言う会長、そんな会長を俺は愛おしく感じてしまった。

そして一気に会長に突き刺す。会長は声にならない声を押し殺している。

「大丈夫ですか――?」

「け、結構、い、痛いかも――――」

そんな風に言う会長の唇にキスをする俺、安心させる為、という理由もあるが、俺が会長にキスをしたかったんだろうな。

「会長、好きです」

ちゅっ、ちゅるっ、んはぁっ、という二人の卑猥な音が響く。俺と会長は必死にお互いの舌を求めた。

「燵姫――、嬉しいよぉ」

会長の甘い声が俺の脳をくすぐる、声だけじゃない、ずっと俺の物を包み込んでくる会長の膣の心地よさも感じる。会長が俺を包み込んでいく。俺が会長を包み込む、お互いがお互いを包む感触を必死に感じていた。

「ありがと、燵姫、もう大丈夫だよっ」

いつもの笑顔で言う会長、でもその瞳は潤んでいた。やべぇ可愛い。

そして俺は静かに腰を動かす、ぬちゅっ、という卑猥な音と共に会長が、あんっというあえぎ声を上げる。

「やべぇ、会長の中気持ちいい」

俺の物が会長の子宮口に当たる。先が嬲られる感覚に陥る。すげぇ気持ちいい。

「燵姫のが奥に当たっていいよぉ」

会長も会長で妖艶な表情になっている。いつもロリロリしてるっていうのに完全にこれは女の表情である。

「会長、可愛いですっ」

「ううっ、恥ずかしいよぉ、ひゃうん」

少し強めに会長を突く、会長はあえぎ声を上げた。にしても会長の中きっつぅ――。

「燵姫――――! もうダメっ!」

「いってください、会長っ!」

会長の中がきゅんきゅん、と締め付けてきた。っ、ただでさえキツイのにっ、これはやばい――。


「いくっ、抜きますね」

俺は会長から物を抜こうとした。しかし会長に足でロックされた。

「ぇ?」

「燵姫も、いっ、いってぇ」

目をウルウルさせながら言ってきた。うっ、もうダメ。

「ふわぁ、燵姫のが入ってくるぅ――――」

会長は頬を紅く紅潮させ、目をとろーんとさせていた。やってしまった、中に入れてしまった。





「燵姫、子供が出来たら、そ、その、面倒見てね?」

後片付けをして服をお互い着た所でそんな事を言われた。会長は心配そうに俺を見ていた。俺がイヤだとでも言うのか心配してるんだろうな。

「大丈夫ですよ会長、俺が会長の面倒を一生見てあげますから」

俺は会長の頭を撫でながら言うと、会長は顔をぱぁっと明るくさせて言った。本当にこの人には敵わないなぁ。



参考情報

2010/02/17(水) 18:00:24~2010/02/17(水) 18:02:40で5レスで投稿。
李杏さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで3作品目。



  • 最終更新:2010-07-07 22:49:28

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