黒鼠さんの小説7

本文

―――犬神の匣―――


一つ埋めれば 一人殺し

二つ埋めれば 家族を殺し

三つ埋めれば 一族皆殺し

四つ埋めれば 村一つ滅ぼし

五つ埋めれば 輪廻を廻す

「犬神の匣」



俺達は図書室に来ていた

理由は会長がまた何かの影響で突然
「今日は読書をするのよ」

などと、突拍子も無いことを言いだした結果現在に至る


俺は何か読む本は無いかと図書室を歩き回ったところ

何やら古い本を見付け目を通していた

本は「日本の呪咀」と言うタイトルの本で

日本古来からの呪いの方法が書いてあった

俺は特に興味も沸かなかったからその本を戻し別な本を探そうとしたとき

「あら、キー君。まだ良い本が見つからないの?」

俺の天使、知弦さんが声をかけてきた


実は俺達は一週間前から付き合っている

しかし、まだエッチもキスもしていない有様

せめて、そろそろキスだけでもいいからしたいところだ

「えぇ、なかなか良い本が見つからないんですよ。少し面白そうだなと思った本が一冊だけありましたけど、読んでいるうちに怖くなって読むのを諦めました。」

「へぇ、ちなみにどの本?」

俺は棚に戻したあの本を指差した

「へぇ、面白そうね。少し読んでみようかしら。」

そう言って知弦さんは「日本の呪咀」という本を真剣な表情で読み始めた

前も言ったが読書している知弦さんも絵になっていて非常に良い!

参考情報

2010/05/06(木) 22:49:28~2010/05/06(木) 23:16:31で4レスで投稿。
黒鼠さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで7作品目。




  • 最終更新:2010-07-09 23:46:23

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