とまとさんの小説2

本文

新聞部部長に聞いた!


Q.好きな食べ物は?

A.特定の物は無いですわ。強いて言うなら、甘い物とかが好きですわ。


Q.好きな人はいますか?

A.…居るには居ますわ。


Q.それは誰ですか?

A. 言う訳無いですわっ!



 ̄ ̄ ̄


「なんですの、これは…」
新聞を目の前で作っている部員に声をかける。
「何って…『新聞部部長に聞いた!』ですけど…」
がんがん痛む頭を押さえながら聞き直す。
「なんでそんなものを作っているんですの…」


___



Q.好きなのは、杉崎 鍵君ですか?

A.そそっ、そんな筈無いのですわっ!



 ̄ ̄ ̄


「だって、ねぇ」
部員が部屋を見渡す。
「面白そうですから…」
部室にいた部員が、全員頷く。
「嘘を書いて楽しいんですの!?」
「これ、全部さっき質問した内容ですよ」
そういえば、今日は質問攻めにあった。
まったく、この部員たちは…。
「…はぁ」
割れるように頭が痛い。
「気分が優れないので、保健室に行ってきますわ」
『いってらっしゃーい』
私は、一刻も早くこの場から逃げ出すため、駆け出した。

*

と、いっても特に行くところは無く。
「…生徒会はどうかしら」
次の新聞のネタ作りのためにも、私は生徒会を見学することにした。
「ああ、そういえば…」
エリスから貰ったチョコレートがあったっけ。
何の気もなしに、ポケットからそれを取り出し、頬張る。
「んー、やっぱり甘い物は美味しいですのー」
生徒会室は、遠い。


-鍵視点-


「………」
今回のタイトルは『沈黙する生徒会』だろう。
喋る相手もいないので、仕事を早々と終わらせて、ぼーっとしているだけ。
というか。
「なんで俺以外の全員が休みなんだよ…」
はーっ、と深々と溜息をつく。
会長は、風邪でお休み。
知弦さんは、外国にいるとか何とか。
深夏と真冬ちゃんは、頭が痛むらしい。
「一人、ねぇ…」
といっても帰るわけにもいかない。
緊急連絡などが入ったら困るからな。
ってわけで、残っている。
「暇だぁ~~~」
パイプ椅子に背中を預けて、天井を見上げる。
まあ、それで暇なのが変わるわけではないんだが。

と、その空気を打ち破るように、透き通るようなソプラノの声が聞こえてきた。
雰囲気から察するに、何か歌を歌っているようだ。
確か、この声は…。
「リリシアさん…?」
「こんにちわ、ですのー」
がちゃ、と開く扉。
顔は真っ赤で、どうも足元がぐらぐらしている。
…簡単に言うと、リリシアさんは、酔っていた。
「…」
ふらふらとこっちに近寄ってきて、いつもは深夏が座る席に、ぺたん、と腰を下ろすリリシアさん。
「鍵ー」
リリシアさんは、つつ、と俺の口元に人差し指を這わせた。
「くすぐったいですよ、一体どうしたんですか」


唐突に、唇を奪われた。


「…っ!?」
「…ん……んぅ…」
とろとろとした唾液が、柔らかい舌を伝わって口の中に流れ込んできた。
(高濃度のお酒と、チョコレート?)
ぼーっ、とした頭で考える。
目の前には、上気したリリシアさんの顔。
不意に意識が戻って、キスを無理やりやめた。

「あ…」
つつ、と唾液の橋が架かって、すぐに切れた。
「なんなんですか、冗談にしては度が過ぎますよ」
呆けたように視線を彷徨わせるリリシアさん。
「リリシアさーん?」
とんとん、と肩を軽く叩く。
やっと、目が此方に向く。
「見つけましたのー」
ふわり、と微笑まれる。
「? リリシアさ
強く肩を押され、椅子と一緒に倒れこんだ。
体を起こそうとしたが、リリシアさんによってそれは弾かれる。
結果的に、リリシアさんが俺に覆いかぶさるような形になった。
「えへへー」
きゅー、と抱きしめられた。
… 正直、悪い気はしない。
そこまではよかった。
リリシアさんが抱きついていた手を離し、俺のズボンのベルトを外し始めたのだ。
「なっ、何を…っ」
口を塞がれる。
とろとろの甘い唾液に、徐々に意識は蝕まれていった。

意味を失い、床に落ちるベルト。
ファスナーが開けられると、痛々しい程に硬くなった俺のモノが顔を出す。
「…っあ」
華奢な指によって生み出される快感に、素直に反応する自分の体。
「…あっついですの…」
温かい太ももに俺のモノが包まれる。
「これなら両手が空きますわ」
抱きしめられる。
そのまま、太ももをすり合わせるように動くリリシアさん。
「…っ…く」
やられてみるとわかるだろうが、これ、かなり気持ちいい。
無理に声を出さないようにしても、食いしばった歯の間から声が漏れてくる。
そして、何よりも。
「… ん…ぅ…っ」
リリシアさんにされている。
この状況が、俺を興奮させた。
………。
「…ぐ…」
もう無理。
まあ、ここまで持ちこたえた俺も俺だけど。
さようなら、プライド。
そんなことを考えながら、柔らかい太ももの中で、自らの精を解き放った。

「あったかい…ですの…」
白濁色の液体が、白い太ももと、ブロンドの髪の毛を汚していく。
「…っ…く…、はー…はー…」
荒い息をつく俺。
リリシアさんが、いきなり倒れこんでくる。
疲れで淀んだ目で見ると、リリシアさんは気持ちよさそうに眠っていた。
「… はぁーーーーー」
此処までしておいて、寝るんですか、そうですか。
深いため息をつく。
まあ、それはこの際放っておこう。
制服を正し、椅子に座る。
リリシアさんをパイプ椅子に寝かせ、その寝顔を見守る。
「…くくっ」
含み笑い。
なぜかって?

起きた時の反応が、面白そうだからだよ。


 -The End-


参考情報

2009/08/17(月) 20:26:35~2009/08/17(月) 20:31:10で7レスで投稿。
とまとさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの2作品目。
構文上の都合により、「*」を「 *」に置き換えて表示しております。



  • 最終更新:2010-10-25 00:10:07

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード