とまとさんの小説4

本文

屋上。
深夏から呼び出さたのだ。
でも、深夏の口から生み出されたのは、意外な言葉だった。
「お前の事、大っ嫌いだ」
大きいリボンで結ばれたツインテールが風に靡く。
突然の出来事に、俺は声も出さないまま固まってしまっていた。
「…っ」
顔を下げていた深夏から、嗚咽のような物が漏れた。
俺には、到底理解できないような感情が、深夏の中で渦巻いているのだろう。
「…でも…」
ぽつん。
灰色のコンクリートに、黒い染みが広がる。
「それ以上に…っ、好き…だった」
肩を震わせ、拳を作る深夏。
俺は、その姿を見て。
「…」
「…ぁ」
包み込むように、深夏を抱きしめた。

頼りがいがあるとは言えないだろう俺の胸に、深夏は顔をうずめて泣き続けていた。



* 

「その…本当に、いいのか?」
華奢な体を抱きしめながら、耳元で囁く。
「うん…、鍵には色々助けてもらったし…」
今の深夏からは、何時もの様な『強さ』は感じなかった。
目の前にいるのは、ただのか弱い少女だった。
「じゃあ…、行くぞ…?」
薄い色の下着を指に引っ掛け、下に降ろす。
冷たい屋上の冷気に当てられた指には、深夏の太ももはとても温かく感じられた。
「…ぁ」
震える深夏の指が、後ろ手に俺のズボンを下ろし始めた。
「けんの…こんなに…」
ぴくん、と深夏の体が震え、ツインテールが揺れる。
細く、白い指。
男嫌いの深夏が、こんなにも男子に身を寄せている。
「…大丈夫か…?」
「うん…けんなら、だいじょうぶだ…」
深夏が壁に手をつき、催促する様な仕草をする。
その要望に応えるために、俺は腰を少しずつ沈めていった。
「っ…ぅ…ぁぅ」
「痛くないか…?」
「いいって…、しんぱいしなくたっていいよ…」
深夏が、荒い息をつく。
白い腕に、玉の様な汗が浮かんでいる。
「あたしのことは、きにしなくていいから…」
つつ、と汗を舌で拭き取る。
深夏が、小さく嬌声を上げた。
「ぜんぶ…わすれられるように…あたしを…ぐちゃぐちゃにしてくれ…」
ぞくん、と体が震える。
もう、何も考えられなかった。


【続かない】




参考情報

2009/09/04(金) 18:13:54~2009/08/19(水) 19:20:17で8レスで投稿。
とまとさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの4作品目。
構文上の理由で「*」を「 *」でお送りしています。ご了承ください。


  • 最終更新:2010-07-04 15:58:41

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