とまとさんの小説7

本文

「にーさま…痛いよぉ…」
「大丈夫ですよリリシアさん。すぐに気持ち良くなりますからね」

エリスを抱きしめる鍵の目には、狂気。

幼いエリスの体に。

何度も。

何度も。

自らの欲望を、打ち付ける。

「痛い…よ…にーさま…」


  *


「では、お願いしますわ。杉崎鍵」
「はい」

リリシアさんの手から離れ、俺の元へと駆け寄るエリスちゃん。

「いってらっしゃい!ねーさま!」
「いってきますわ、エリス」

リリシアさんが手を伸ばし、人差し指を俺の唇につける。
何処の吸血忍者だよ。

「もう一度確認しますわ。藤堂家が海外旅行に行くので、その間エリスを預かって欲しいんですの」
「わかりました」

人差し指が離れる。

「でも、一応執事とかはいるんですよね?家にいても大丈夫なんじゃ?」
「そうしたい所なのですが、執事は今休暇を取っていますの」

嘆息。

「ともかく、エリスをお願いしますわ」
「キスしてくれたら、良いですよ」

そういった瞬間に、僕は壁に叩きつけられていたわけでして…。

「まあ、貴方が変な事をしないのは、よくわかってますわ」
「そりゃどうも」

リリシアさんが黒塗りの車に乗りこむ。

「じゃあ、一ヶ月後に」
「ええ。エリス、良い子にしていてね」

黒塗りの車が視界の隅に消えるまで、エリスちゃんは小さな腕を振っていた。

ここで暴露しよう。
俺、杉崎鍵はリリシアさんが好きだ。

恥ずかしくて、とても声には出せないが。


だからこそ、理解できなかった。
リリシアさんが乗っていた飛行機が落ちただなんていうことは。


  *


「ねーさま!ねーさまぁあああ!!!」

隣には顔をぐしゃぐしゃにしたエリスちゃん。

あれ。
何で俺、葬式する所に居るんだろう。
誰が亡くなったんだろうな。

「ということでエリス様は貴方の家で預かるということに…」

誰かが俺に話しかけている。

「リリシア様が、残念ながらお亡くなりになってしまったので…」

リリシアさんが亡くなった?
何、馬鹿なこと言ってるんだ。

「にぃ、さま?」

抱き上げ、外に連れだす。
嗚呼、月が綺麗だ。

しかし、さっきの人は何を言っていたんだろう。


「どうしたの…?にーさま…?」

リリシアさんが亡くなった?

「そんな筈ないだろ」

だって。

「リリシアさんは、ここに居るじゃないか」

腕の中のリリシアさんの頭を撫でる。

「にー…さま…」

リリシアさんが泣き出してしまう。
あれ、俺何かしたかな。

そういえば、エリスちゃんは何処に行ったんだろう。
さっきまで、一緒に居たんだけどな。

まあ、いいや。

今日は、パーティだ。
リリシアさんが帰ってこれたからな。




  *


ふと、冷静になって辺りを見渡してみると、其処には俺の衣服が散らばっていた。
目の前には、泣きじゃくっているエリスちゃん。

「ひ… ぐ…、エリス…泣かないもん…」

小さな手で、溢れ出る涙を拭っている。
エリスちゃんの秘所からは、赤い物が混じった精液が零れ出していた。

「は?」

情けない呟き。

自分が何をしたかは、分かり切ってるのに。
脳が、それを認めようとしなかった。

「にーさまが…これで戻ってくるなら…エリス…何度でもするよ…」

ビリビリに破かれたドレス。

俺は。

犯したんだろう。
エリスちゃんを、無理やり。

ろくに発達もしていない体に向かって、何度も何度も、自分のモノを打ち付けたんだろう。

「そんな」

頭が真っ白になる。

俺。

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だっ!」

最低だ。


子犬のように震える足で立ち上がり、キッチンへと走る。

「あ、ははははは」

そうだ。
これは夢。

全部、夢なんだろ?

リリシアさんが死んだのも、エリスちゃんを犯したのも。


そうじゃなかったら、辛すぎるじゃないか。


足と同じように震える手で、包丁を掴む。

俺は。

夢が覚めるように祈りながら。

包丁で。

思い切り。

自分を、突いた。


  *



「今日も鍵、こなかったな」
「うん、如何しちゃったんだろうね」

ぼんやりとテレビを見ながら、妹と食事をするあたし。
鍵が学校に来なくなってから、もう二か月になる。

『次のニュースです』

スパゲッティを黙々と口に運ぶ。

『隣の家から異臭がする、という申し出から警察が向かったところ』

ぴくん、と眉が動く。

「おい、ここ鍵の家じゃねぇか」
「何か、あったのかな…」

真冬が心配そうに呟く。

『男性の遺体が発見されました』

ガシャン。

皿が、落ちた。


『なお、腹部には包丁が刺さっており』

真冬は、ギュッと目を瞑った。

『他殺の可能性は、低いとされています』

は。

「はぁ?」

『警察は、自殺の方向で調査を行っております』

口元が、ひくつく。

『なお、死体はこの部屋に住んでいた 杉崎 鍵 氏(17)の物と見られて…』

テレビの電源を落とす。

乾いた笑い声を上げる私。

「馬鹿だなぁ、警察は。鍵が死ぬはずないじゃないか」
「お姉…ちゃん」

そうだ。

そんなわけ、無い。

「真冬も、そう思うだろ?」
「…」

黙り込む真冬。

なんでだよ。

「お姉ちゃん…」

認めるのかよ。

真冬は。


「先輩は、死んじゃったんだよ」
「嘘だ」

嘘だ。
大嘘だ。

「死んじゃったんだよ」
「嘘だ!」

ツ ―、と涙が真冬の頬を濡らす。

「死んじゃったんだよ、お姉ちゃん」

意識が、無くなる。

頭が真っ白になったかと思ったら、目の前には真冬が倒れていた。

あ、れ。

「真冬?」

もともと白い肌が、さらに白くなっていく。
左手で触れている首が、だんだん冷たくなってくる。

恐る恐る右手を上げると、そこには。














血に塗れたフォークが。







あ。

あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
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あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ


- Bad End - 





参考情報

2010/04/01(木) 20:58:30~2010/04/01(木) 21:09:42で14レスで投稿。
とまとさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの7作品目。


  • 最終更新:2010-07-27 23:40:20

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