タナさんの小説2

本文

俺こと杉崎鍵は生徒会室へ向かっている。いつもなら直接生徒会室へ向かうところだが今日はわけが違った・
ー刻をさかのぼること10分前、2-Bの教室
「おーい、杉崎に椎名、これ教員室までもっていけー」と真儀瑠先生からの指令があったからだ。しかし、深夏はもう、教室にいない・・・逃げやがったな深夏。
真儀瑠先生も気づいたのか次の標的に言い放つ「お前、杉崎と一緒にこれ運んでやれ」なぜかニヤニヤしながら・・・。
     *
コツコツコツコツ
放課後の廊下に二人の靴音だけが鳴り響くがこの静かなる均衡をぶっこわすのが俺の隣にいる美少女だ
「・・・・・キャッ」ガバッ
効果音だけでも分かるようにつまっいたのだ。なにもない廊下でつまづいて男の子によりかかって二人が顔を赤らめるなんて展開はラブコメ限定の話であつて現実は甘くない。
飛んでくるのは女の子じゃなくノート、ノート、ノート・・・
     *
「ノートってケッコー痛いな、巡」
「何度もゴメンていってるでしょ!」
「うわ、すぐキレる現代人だ、こわいわー」
「う~~~~」
巡うなってるな、楽し♪あ、そだ、いいこと思いついた♪

「なぁ巡」
「なによ、さっきからゴメンて言ってるでしょ」
「ん~そうだな、許して欲しかったら何かで示せ」
「何かってなによ・・・」
俺の嫌らしい笑みに気づいたのか嫌そうな顔をして返してくる。
俺はこう言葉を返す「体で」と。
今はノートの山を運んでいる最中なので当然手がふさがっている。だから、巡の反応を楽しめると踏んだ俺はこの言葉をえらんだのだが、もちろん冗談のつもりだったんだが・・・。

巡は顔を凄く赤らめている。が反論の言葉が返ってこない。
そして巡の言い放った言葉は俺の思考回路をマヒさせた。
「・・・杉崎が望むんなら・・・いいよ・・・」
俺は言葉を紡げない。
そんな俺を見て何か気付いたような仕草をした後、少し悲しそうに笑いながら「巡様を挑発するなんて1光年はやいわ!あと、私の演技を間に受けてて笑えたわ」
慌てて言葉を返す
「クソ、大根役者にしてられた、だが光年は距離だぞ。」
      *
まぁ、楽しい雰囲気で2人別れ今、生徒会室で会議中なのだがあの時のアイツの顔が頭から離れない

ー金曜日
巡のことが頭に張り付いていて他のことに頭が回らない。しかも、もう一週間位はこんな感じだ。こんな風にうじうじ考えるのは俺らしくないのは分かってるが巡に話すにしてもなんて言葉をかけたらいいかわかんねぇ。
     *
「じゃあねー」とか「また明日」とか言う声が聞こえ始めたということはもう放課後か・・・
そんなことを考えていると、隣から気の抜けた顔の俺に喝を入れるの如く話しかけてきた熱血美少女がいた
「オイ鍵、最近お前変だぞ!」
「なにがだよ、それに何度目だよその言葉はっ!」
最近は自分の中にあるもやもやのせいで少しイライラしているせいかすぐに怒気を含んだ声になっちまう
「っ!確かに何度言ったか分かんねえけど今の鍵は見てて腹たつんだよ!」
確かに今の自分が好きになれない、嫌いになるとこばっかだけどっ・・・
「俺自身よくわかんねぇんだよ・・・」
俺は今、情けない顔と声だろう。たが深夏は同情なんてせずに言い放った。たぶん、同情なんて何の意味も持たないことを知っていたのだろう。
「何に悩んでるかは知らねぇが、鍵!迷っててもどうにもないんだから一歩、踏み出してみたらどうだ?」

深夏らしい堂々とした言葉は俺のもやもやとした気持ちを一掃した。
「深夏、俺今日『用事』ができたから生徒会出れねぇわ」
深夏は俺の言葉をきいてニッコリと笑ってくれた
「よし、行ってこい!みんなには伝えとくよ!」
      *
ー夜、杉崎鍵の部屋で
「おう、巡!やっとでた」
そういやあれから一言も話してなかったな
『あぁ、杉崎』
何か声に元気ない気がする
「ああ、俺だけど、明日暇か」
『えっ、う、うん暇だけど』
「そりゃよかった、なら明日、あの喫茶店前に10時、大丈夫か?」
『う、うん』
「なら、明日。あぁ、用件は明日話すわ」
『用件?』
「いや、なんでもないっ、じゃあなっ!」 ガチャ
『・・・切れたか、何であたし喜べないんだろ・・・』

第1話 完

参考情報

2010/05/02(日) 19:56:25~2010/05/03(月) 08:01:30で4レスでの投稿。
タナさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで2作品目。


  • 最終更新:2010-07-09 23:23:24

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