ダストさんの小説3

本文

デートだ。

いや、なんのこっちゃと思うかもしれないが、今日は林檎と初デートの日だ。
今までにも二人で出掛けたりしたことはあったが、デート、というわけではなかった。
その時はまだ『兄と妹』だったからな。
付き合ってもう一カ月になるというのに、恋人らしいことをほとんどしてやれてないので、
今日、初デートというわけだ。しかし……
「初デートが遊園地ってのもなぁ…我ながらべたすぎ…。」
かといってこのあたりにここ以外それっぽいところはない。
まぁ今回は仕方ないかな……。
「そんなことないよぉ。遊園地でもりんごはすごくうれしいよ!」
「それならいいんだけどな。」
林檎がいいならまぁいいだろう。
「じゃあおにーちゃん、行こう!今日はとことん付き合ってもらうからね!」
林檎が俺の手をとり、引いて歩きだす。
林檎も昔と比べたらずいぶん元気になったよな……。
昔はそこまで体が強くなかったし、何よりあんなことがあったからな……。
だから林檎がこうして元気に笑っていられるのはとてもうれしい。
「ああ、今日はとことん、な。」
俺は笑顔の林檎に微笑み返し、歩き出した。


「あ~……頭くらくらする……おまけに気持ち悪い…。」
入場して30分。早くも音を上げそうです。
絶叫系を3つ連続て。しかも人がほとんど並んでないから回復する暇がないし。
つーかなんでここ絶叫系ばっか充実してんだ。
「だ、大丈夫?おにーちゃん。」
そしてなんでお前は平気なんだ、妹よ。
林檎が絶叫系好きだとは知らなかった…イメージに合ってないだろ…。
「あ~…まぁ、なんとかってとこかな……。」
「じゃあ次はあのフリーフォールに……。」
「もう勘弁してぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!」
なんでこんな遊園地にフリーフォールがあんの!?
ほんとに絶叫系だけすごいな、おい!
「もうちょっとゆっくりしたやつがいいかな……。」
「じゃああの低速ジェットコースターに…。」
「それ物理的にやばくない!?」
絶対途中で落ちるだろそれ!命の危険があるぞ。
「じゃああっちの真・メリーゴーランド。」
「真!?何真って!?」
「本物の暴れ馬みたいな動きをするみたいだね。」
「なんで暴れ馬!?いや興味あるけど!」
今の俺には辛すぎる。
「じゃああとは…コーヒーカップかな。」
「あ、それならなんとか・・・。」
「従業員が一緒に乗って全力で回してくれるみたい。」
「何そのいらんサービス!恋人同士の雰囲気とか台無しだな!」
「乗せないときは別に料金かかるみたい。」
「普通逆じゃね!?なんで乗せないと料金かかんの!?」
まぁそうも言ってられない。金払えばゆっくり乗れるんだから我慢しよう。
「とりあえず…コーヒーカップ行くか。」
「うん♪」

「ち、ちょっと休憩だ……。」
「そ、そだね…りんごもちょっと……。」
二人でベンチに腰掛ける。
あの後コーヒーカップに乗り、そのほかにもいろいろ乗ったのだが…なんか妙に疲れるものが多かった。
なんだかんだでもう夕方だし。
「ここのアトラクションは変なのばかりだな…。」
「そう?りんごは結構楽しいよ?」
「ならいいけど……なんかゆっくりできるアトラクションはないのか?」
「アトラクションっていうか…観覧車ならあるよ?」
「林檎よ、なぜ先にそれを言わない?」
「え、えと…あんなに目立つのにおにーちゃんが何も言わないから乗る気ないのかと思って…。」
さっきまでの俺にまわりを見る余裕はなかったわけだが…。
まぁいい。しかし観覧車か…それはいいが…
「まさか高速で動くとかじゃないだろうな?」
「さすがにそれはないみたいだよ。」
「そうか。なら観覧車に乗ろう。」
「あ、うん。いいよぉ。」
そうして俺と林檎は観覧車に向かった。

「わ~。みてみておにーちゃん。すごい景色だよぉ。」
林檎が無邪気に外の景色を喜んでみている。何だかとても微笑ましい。
「そうだな~。いい景色だ…。」
夕日に照らされた風景は本当に……すごく、きれいだった。
「ねぇおにーちゃん、知ってる?」
「何をだ?」
林檎の方を向いて問う。林檎は外の風景を見ながら答えた。
「この観覧車がてっぺんまで来たときにキスをするとね、ずっと一緒にいられるっていう
おまじないがあるんだよ。」
「へぇ…知らなかったな。」
とはいえ、よく聞く話のような気もする。でも何だろう?このタイミングでその話をするってことは、
それをしたいってことなんだろうか?そんなことしなくたって……
「でもりんごたちには必要ないよね。」
「え?」
返ってきた答えは意外なものだった。
「そんなおまじないに頼らなくても、おにーちゃんは……ずっとりんごのそばにいてくれる。
そうでしょ?」
外に目を向けたまま林檎が問いかけてくる。
「さあ、どうだろうな?」
俺がからかうようにそう返すと、林檎は楽しそうな顔をした。
「おにーちゃんはこれからもずーっとりんごだけを愛し続けてくれる。自信、あるんだよ?」
そういってこっちに顔を向け笑う林檎。
その姿は、夕日照らされたその姿は、どこか儚げで、だけどすごくきれいで、可愛らしくて。
だから、思わずそ体を引き寄せ、唇を奪った。
「んっ…おにーちゃ…?んんっ!んっ…んぅ…ちゅ…ちゅう…んんっ。」
ただ唇をふれ合わせるだけの短いキスを、何度も。何度も何度も、繰り返す。
「んっ、林檎…んっ、ちゅう…んぅ…ちゅう…。」
「はぁ…んっ…んぅ…ちゅ、ちゅう…んぅ…んっ。」
愛しい、愛しい、愛しい。
ただただ林檎が……愛しい。
今は…目の前の少女のことしか考えられなかった。

「…………。」
「…………。」
観覧車から降りた俺たちは何をするわけでもなく無言で手をつないで園内を歩いていた。
観覧車でキスをしてから妙な空気になってしまって……。
それに中途半端にキスだけしたから変な気分になって……。
そういうわけでさっきから二人とも黙っていた。
その沈黙を破ったのは林檎だった。
「おにーちゃん…その、りんご……。」
林檎が何やらもじもじしている。つまり……そういうことなんだろう。
「うん……俺も、ちょっと……。」
「じゃあ…あの茂みで、する……?」
林檎は少し木が生い茂っている場所を指さす。
「別に……林檎がいいなら……。」
「うん。りんごは、いいよ……。」
林檎がそう言って頷いたので、俺たちはその茂みに入って行った。


この辺なら人も来ないだろ。」
「そ、そうだね…ねぇ、おにーちゃん。」
「ん?なんだりん、んっ!?んっ…んぅ…。」
林檎がいきなりキスをしてきた。舌を伸ばして俺のと絡めてくる。
「ちゅう…ちゅぱ…んっ、くっ…おにー、ちゃ…んぅ…ちゅ、ちゅぱ、んっ、んっ…。」
「は、あ…んっ、ちゅ、ちゅぱ…林檎…んぅ…。」
今日の林檎はずいぶんと積極的だな…。
「んぅ…んくっ…ちゅぱ、ちゅう…んはっ…んぅ…。」
俺が流し込んだ唾液を呑み込んでいく林檎。
「んぅ…んくっ…んくっ…ちゅ…ちゅぱ…んっ…んぱっ…はぁ、はぁ…えへへ…えっちなキス、しちゃった。」
「ふぅ・・・林檎、今日は積極的だな?」
「だって…おにーちゃん、さっき普通のキスしかてくれないんだもん…全然足りなかったんだもん…。」
ちょっと拗ねたように言う。そんな仕草もとてもかわいい。
「そっか。そりゃ悪かったな。でも俺だってかなり我慢してたんだぞ?」
言いつつ林檎の首筋にキスをする。
「んっ…おにーちゃん…んんっ、くすぐった…ひゃ…んぅ…。」
ちょっと刺激が足りないようだから、俺は林檎の胸に手を伸ばし、ゆっくり揉み始めた。
「あっ…んっ、うぅ…はぁ、ん…あぁ…あぅ…んんっ!…はぁ、あ…。」
首から顔を離し、耳に舌を伸ばしてみる。
「ひああ!?おにー、ちゃ…んぅぅ…んあっ!くすぐった…んっ!あぅぅ…あんっ!」
「くすぐったいだけ?」
「んっ、く…ふぁ…ああっ!…うぅん…あぅ…うあ!ああぁ…ひあああ!」
「どうなんだ?林檎。」
「ふぁ…ああっ!いじわる言わないで…んっ…うぅん…おにーちゃ…ふああ!ひゃん!」
耳もけっこう弱いらしいな。これは新しい発見だ。
「じゃあこっちの方も…。」
耳を攻め続けながら、胸を揉んでいた手を服の中に侵入させ、胸に直接触る。
その中心にある小さな突起を指で弄る。
「あぁ…んくっ…んはぁ!あくっ!んぅぅ…はぁ、あ…うぅん!んあぁ…。」
「大分いいみたいだな。」
「んあぁ!はぁ…あくっ…んうあぁ…ああ!ふぅ…んん…んくぅ!」
そろそろこっちの方もしておいた方がいいかと思い、林檎の秘所に手を伸ばすと…そこはすでに十分すぎるほどに湿っていた。
「もうこんなにして…林檎はえっちだなぁ。」
「~~~~~~~~~っ!!」
林檎は顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。よっぽど恥ずかしかったんだろうな。
「そんなに気持ち良かったのか?」
言いながら、俺は下着の上から林檎の敏感なところを攻める。
「あっ!んんっ…ひあっ!あんっ!くぅん…んああ!はぁ…あぅぅ…。」
「俺はそれでも嬉しいけどな。」
もう林檎の方も大丈夫みたいだな…じゃあ……。


俺は痛いくらいになった自分のモノを取り出す。
「林檎…いいか?」
「うん…いいよ。」
俺は林檎の下着をずらし、林檎の片足を持ち上げた。
「ち、ちょっと恥ずかしいね…このかっこう。」
「少し我慢してくれな。じゃあ…いくぞ?」
「うん…。」
俺は林檎の中へと、自分のモノを進めた。
「あ…入って…く、る…んあぁ…んぅ…はぁ…んくっ…うああ!ふぅ…んん…。」
そして最奥までたどり着いた俺は、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「んああ!あっ…んぅ…ああ!んくぅ…んんぁ…ひゃん!はぁ…ああぁ…うあぁ!」
「林檎の中…気持ちいい…。」
「あっ!うぅん…ふあ!りんご、も…あぅぅ…うぅあぁ…きもち、い…んくっ!んあぁ!」
林檎が途切れ途切れそう伝えてくる。
「ふあ!あああ!おにーちゃんの…あたってる……ああ!んくっ!ひああぁ!んんぅぅ…。」
「林檎…林檎…。」
一心不乱に腰を動かす。気持ち良すぎてほかのことが考えられない。
「あうう!うぅんん…んくあ!はぁ…んんぅ…うああ!やあぁああ!」
「うっ…くっ…。」
「あっ!んああ!あくっ!くぅんん…んは…はぁ…あうう!き、ちゃう…んううう!きちゃうよぉ…ふあああぁん!」
林檎が目の端に涙を浮かべてそう訴える。
「き、ちゃ…ああぁ!んっ…うあ!あくぅぅ!んくっ…んああああ!おにーちゃ…ひやあぁあん!」
「俺も…林檎…。」
「んああぁ!ああうぅぅ… うぅんん…一緒に…んあああ!あううぅ!はぁ…はぁ…一緒に…
ふあぁああん!んあぁ…あああぁ!」
「くっ…林、檎…もう…俺…限界…!」
「ふあああ!ああ…き、て…きて…おにーちゃ…んああぁ!んっ、あっ、ひあぁあ!あぅぅ…うああぁん!」
「林檎…もう、イク!」
最後に俺は腰をひときわ強く動かし、林檎の中を突いた。
「ひあっ!ああぁ、ふあああぁぁあぁぁああぁああ!」
目の端から涙を零し、林檎がイッた。それと同時に強い締め付けが、俺を襲う。
「うっ…くあああぁぁああ!」
俺はたまった欲望をすべて林檎の中に吐き出した。
「ああぁああ!ああ…はぁ…はぁ…あぁ…はぁ…はぅ…おにーちゃんの…いっぱぁい…。」
そう言いながら、林檎は幸せそうな顔をしていた。


今日はすごく楽しかったよ、おにーちゃん!」
「そっか。そりゃよかった。」
連れて来たかいがあったかな。
「でもちょっと寂しいかな・・・本当にすごく楽しかったから。」
「何言ってんだ。また来ればいいだろ?二人で。」
「また…連れてきてくれる?」
「林檎がまた来たいって言うなら、な。」
「うん!また…デートしたいな、ここで。また来ようね、一緒に。」
俺たちは小さな約束と指切りをした。
俺もなんだかんだ、楽しかったからな。またデートしたいのは同じだ。
俺と林檎の初デートの場所。特別な場所。
だから林檎と二人でいつかまた…ここに。
林檎と一緒なら、きっと何度でも、楽しいから。



参考情報

2010/04/07(水) 23:33:12~2010/04/07(水) 23:38:11で6レスで投稿。
ダストさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで3作品目。


  • 最終更新:2010-07-09 07:36:52

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