ダストさんの小説4

本文

「おにーちゃんにとってりんごは……もう『義妹』ですらないんだね……。」
「ん……。……妹だって……言ってるじゃ……ん~……。」
もう、何を喋ってるのかもわからなかった。なんか、変なこと言われた気がするし。
「それでもいい……おにーちゃんとこ…して……眠れ…なら……ずっと……もうとの…ま…で……
………………………………だ………やっ…り……やだ……そんなの…いやだ………!」
いやだ………なにが、いやなんだろう……。
寝ぼけた頭でそんなことを考えた瞬間、唇に違和感を感じた。
柔らかくて、温かいものが俺の唇に当たっている。
何だろうこれ……不思議と嫌な感じはしない。なんだか気持ちいい。
本当に、何だろうこれ…………。
ゆっくり目を開けると……焦点が合わないほど近くに、閉じられた林檎の瞳があった。
そして俺の唇に当たっているものは、同じように林檎の唇だった。
ああ……つまり俺は今………
「っ!?」
その事実を理解した俺は、はじかれたように身を起こす。
「林檎!?お前、何して……!」
林檎がゆっくり起き上がり、悲しそうな顔で見つめてくる。
「妹だから……おにーちゃんはりんごと一緒に寝てくれるんだよね……?」
「………?だ、だからそうだって、言ったじゃないか……。」
「うん……それはすごく嬉しい……傍にいれて、嬉しい……でも、妹じゃいやなの……
妹じゃ……おにーちゃんに一番近い人に、なれない。」
林檎が俺にすがりつき、胸に顔をうずめてくる。
「好き……おにーちゃんが、好き……大好き……。」
好き…………俺も林檎が……好き…………。
でもそれは一体何の好き?


――――――――林檎が妹になったのは小学4年生の時だった。
その時から俺は、林檎の『兄』になれるように努力してきた。
林檎に笑ってもらいたくて。俺と兄妹で嬉しいと思ってもらいたくて。
実際、俺は林檎に特別な感情を抱いていた。
クラスの女子や、飛鳥に対するものとは違った感情。
だから、それが『妹』に対する感情なんだって思っていた。
林檎と一緒に寝るとき、自分の心臓の音がうるさいのも、林檎に触れたいと思ってしまうのも、
そのせいでなかなか寝付けないのも、全部『妹』だからなんだって……思っていた。
知らなかったんだ。妹なんていなかったから。何も知らなかった。
でもさっき林檎にキスされたとき、どうしようもなく、思ってしまった。
嬉しい…………と。
結局俺は最初から林檎を『妹』としてなんか見れていなかったってことなんだろう。
恋を…………しているんだと思う。
そして林檎も……俺が好きだって……。
でも、関係はやっぱり『兄妹』なんだ。『兄妹』……なんだ。
そんなことはゆるされないのかもしれない。でも…………。

「おにーちゃん……。」
林檎の言葉で、俺は現実に引き戻された。
気づけば、林檎が再び顔を近づけてきていた。
決断しなければ……ならない。
林檎を拒絶するか、受け入れるか。
倫理をとるか、思いをとるか。
一度選べば、二度と引き返せない。
なら………決まっているじゃないか。
見つけてしまった自分の思いに目を瞑ることはできない。
それに……林檎を悲しませるようなことはできない。
それが今まで俺がしてきたことだから。
「俺も林檎が……好きだ。」
俺は林檎の肩と背中に腕を回し、自分からその体を、唇を引き寄せた。


「んっ…ちゅ、ちゅく……んむ…ちゅぷ……おにーちゃ……はっ、んっ……。」
「はぁ……ちゅる、ちゅく…林檎……んっ……ぅん…んむ……。」
暗い部屋の中、俺たちは互いの舌を絡ませていた。
「んくっ…ちゅう……はっ、んぅ……ちゅる…おにーちゃ…ちゅぷ……んんっ…んはっ……
はぁ… はぁ…おにーちゃぁん……。」
唇を離すと、俺たちの間に銀色の糸が伝う。
俺はそれを舐めとりながら、林檎をやさしく横たわらせた。
「あ…………。」
「林檎……俺、もう……止められないからさ……。」
「うん……おにーちゃんなら……いいよ……。」
その言葉を聞いて、俺は林檎のパジャマのボタンをはずし始める。
「…………。」
林檎は寝るときは下着を着けないらしく、全てをはずし終えると、
すぐに未発達なふくらみと、小さなピンクの突起が現れた。
俺はそれをやさしく揉み始めた。
「んぁ……んんっ……ひゃ!うぅ…あ……ふあ!んぅ……。」
その小さな胸を揉みながら、「耳って気持ちいいらしいよね。」とかいう飛鳥の言葉を思い出した。
なんでそんなことをあいつが知っているのかは甚だ疑問だったが、とりあえず試してみようと思い、
林檎の耳に口を近づけ、舌を伸ばす。
「ふあ!?あぅぅ……ひあっ…んんぅ!あくっ……んあ……。」
「ぴちゃ……ちゅ…ちゅう……。」
耳を刺激しながら、ピンクの突起を指で弄る。
「あっ!んんぅ……んあっ……ひあっ!んっ…あぅ……んくっ!」
俺は耳から口を離し、もう一つの突起を口に含み、ころがす。
「んあぁ!はぁぅ……うぅん……あくっ!んんっ!あぅぅ……うああ!」
「気持ちいい?」
「んんぅ……うあっ!わかんない…そんなの、わかんな…ひあぁ!んくぅ……あぁ…んあぁ!」
初めての快感に戸惑っているみたいだな………。
そんなことを考えながら、俺は林檎のズボンを脱がせる。
その下着は…少し、濡れていた。
その部分を指でこする。
「もうこんなになっちゃってるよ。」
「あっ!んんっ……ふぁぁ…いわないでぇ……んあぁ……んうぅ!はぁ……。」
林檎が恥ずかしそうにしながら悶えている。
俺は下着を脱がせ、林檎の秘所に顔を近づける。
「おにーちゃ……?んあぁ!?あぅぅ…んくっ…… うああ!あぅぅ!やあぁ……。」
敏感なところを転がすようにしながら、舌を動かす。
「あっ、んぅっ!…おにーちゃ…あぁっ!んんぅ……ふあっ!あうっ!」
舐めとっても、舐めとっても、蜜があふれてくれる。
むしろ量が多くなっている気がする。
もうこれなら大丈夫かな…………。


俺は自分のモノを取り出し、林檎のそことこすり合わせる。
「んっ……おにーちゃんの…熱い……あっ、んんっ……。」
「……それじゃ、そろそろいくぞ?林檎……。」
「うん……きて、おにーちゃん……。」
林檎の言葉を聞き、俺はゆっくりと腰を進める。
「んっ…くっ… あぁ……いっ……。」
「大丈夫か?林檎。」
まだ幼い体には辛かったか……。
「うっ…くっ……だいじょーぶ、だから…おにーちゃん…最後まで……んぅ……。」
「わかった……じゃあ……。」
俺は再び腰を進める。途中で何かを破るような感覚があった。
「あっ……~~~~~~~~~~~~~っ!!!」
林檎が声にならない悲鳴を上げる。それと同時に、最奥までたどり着いた。
「全部入ったぞ……林檎……。」
「あっ…くぅ……う、うん……おにーちゃんの…感じるよ…すごく、あつい……。」
「少しこのままでいるか?」
「はぁ……だいじょーぶ……おにーちゃんの好きにして…いいよ……。」
「でも……林檎……。」
「おにーちゃんにも……気持ち良くなって…ほしいから……だから……。」
「……わかった……ありがとう、林檎。」
俺はゆっくり腰を動かし始める。
「うっ、くっ……あっ…いっ……んんぅっ……あうぅ……。」
「くっ……林檎……。」
林檎がつらそうな顔をしているのに俺だけ……ずるいような気がした。
「はぁ……んぁっ……だいじょーぶ、だから……おにーちゃん……もっと……。」
「うっ……ああ……。」
「んぅっ……あくっ……なんか……んあっ!…だんだん……ひうぅ!んああ!」
林檎の声から悲痛さが消え始め、代わりに熱がこもる。
「ふあぁ……んくっ!あっ、んうぅ!……おにーちゃ……ひあぁ!んんぅ…あぁ……。」
「林檎……気持ちいいよ……。」
「んんぅ!あぁっ!うぅん……りんごも……やああっ!んあぁ……きもち、い…ふあっ…
あぁうう!んんっ……。」
「はぁ……はぁ……林檎……。」
「んああ…ああっ!んうぅ!……何か…く、る……んあぁ…ああぅっ!…きちゃ、う……
…… ふああ!ああぁぁっ!」
「林檎……俺も……!」
「んんぅ……はぁ…はぁ…いいよ……うぅんん……んあぁ!…おにーちゃん……
んっ、ああっ!……一緒に……やあぁ……ああぅっ!」
「くっ、うぅ……。」
「ああっ!んくぅぅ……もう…く、るぅ…きちゃうぅ……ふああ!やあぁ……
んんぅぅ……うああぁっ!」
「もう……俺……!」
「あっ、あっ、おにーちゃ……んああぁ!あくっ、くぅんん!…おにーちゃぁん…あああぁっ!
うぅんん……んくっ!あうぅぅ!」
「だめだ……イク……!」
最後に強く、深く、林檎の中を突く。
「ふああぁっ!やああぁぁあぁあああぁああ!」
涙をこぼしながら、林檎がイッた。同時に林檎の中がきつく締めてくる。
「くっ……うああぁぁああ!」
小さな林檎の中に全部出してしまう。少し罪悪感に襲われる。
「んああぁぁっ!あぁ……おにーちゃんの……あついの……いっぱい…… 嬉しい……。」
林檎がそう言ってくれたのが、せめてもの救いだった。


「すー……すー……。」
二人で着替えた後、林檎はすぐに眠ってしまった。
その穏やかな寝顔が、いつもよりずっと愛おしいと思った。
それにしても……妙なことになったな……。
林檎と恋人同士か……。恋人…………。
やばい、何か顔がニヤける。ええい、もう考えるのやめだ、やめ!
今日はもう寝る!おやすみ!
林檎の隣に横たわり、目を閉じる。
明日からはきっと……今日までとは全然違う日々が続いていくんだろうな……。
できればそれが、幸せに満ちた日々でありますように……。
そう願いながら、まどろみの中へと落ちていく。
きゅっと、林檎が抱きついてきた。とてもか弱い力で。
俺は、その小さな体を、抱きしめ返した。

ぎゅっと。ぎゅっと。力強く、だけど、労わるように。壊さないように。
そして、俺のすべての想いを伝えるように。

意識が途切れる瞬間、声が、聞こえた気がした。

「ありがとう……………………………おにーちゃん。」

その日はとても、とても温かい夢を見た。


参考情報

2010/04/10(土) 20:17:56~2010/04/10(土) 20:20:20で5レスで投稿。
ダストさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで4作品目。


  • 最終更新:2010-07-09 07:50:43

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