ユーリさんの小説5

本文

「人は、困難には立ち向かっていかないといけないのよ!」
会長がいつものように小さな胸を張ってなにかの本の受け売りを偉そうに語っていた。
だが俺は会長の言葉は全く耳に入れてなかった。何故なら今日は聖戦の日…バレンタインだからだ!
俺はこの聖戦に勝利すべく行動に出た。
まずは一番チョコを貰いやすい、ていうか確実に貰える知弦さんから攻める。
「知弦さん」
「どうしたの?」
俺の真剣な眼差しにきょとんとした様子の知弦さん。
「チョコ下さい!」
「いやよ」
「彼氏なのにチョコなし!?」
ばっさりと一刀の元、斬り捨てられた。
まさかの敗北だった。
「私はアカちゃんに持ってきたの。はい」
そう言って会長にチョコを差し出す。
すごい敗北感…
「え!いいの!ありがとー」
そんな俺を無視して会長は喜ぶ。
「私の睡眠薬入りチョコ、召し上がれ」
「何で睡眠薬入り!?いらないよそんなの!」
「愛情たっぷりよ」
「睡眠薬たっぷりでしょ!?」
「取引の…アカちゃんのためを思ってよ」
「今確実に取引って言ったよねぇ!あと、何で私のためを思ったら睡眠薬になるの!?」
「とにかく、食べてみて」
「やだよ!確実に何かの取引に使われそうだよ!」
「そう…ヤッパリアカチャンハアノオンナノガイイノネ…」
「何で、何でいきなりドロドロしたの!展開が雑すぎるよ!!」
「イカセナイワ…アノオンナノモトニハ」
「い、いやぁぁぁぁ!!助けて杉崎!」
知弦さんに抱きつかれまいと俺に救いを求めてきた。涙目で必死に手を出そうとしている姿は凄く萌える。
だが、残念かな。俺は聖戦に敗北したショックで会長をただ見つめることしかできなかった。
「先輩!真冬は先輩にチョコ持ってきました!」
「真冬ちゃん…」

俺は感動のあまり、泣きそうになってしまった。それは戦場に癒しを振りまく天使のようだった。
「杉崎先輩×中目黒先輩20分の1立体絡みチョコです」
「チョイスがおかしい!後どうやって作った!!」
俺の感動は一瞬にして消えてしまった。
「第13章、『中目黒、俺に全てまかせてくれ、お前は受け入れるだけでいいんだ』の再現ふぃぎゅあです!」
「やめろぉぉぉぉ!!」
チョコは無駄にリアリティだった。
パティシエが作った、と言っても過言ではない。
特に着崩れの部分……とか…。
「これが真冬からの先輩への愛です!」
「歪んでる!歪んでるよ真冬ちゃん!」
「失礼な。先輩への愛は先輩と中目黒先輩が結ばれることで成就するのです!」
「それが歪んでるんだぁぁぁ!!」
俺は頭に手を当て叫んだ。
そろそろこの子、本当にどうにかしないといけないかもしれない。
隣の深夏もやりとりを聞いていたのか、ため息をついていた。
「深夏」
「なんだよ」
もう、手当たり次第だ!
「チョコくれ。くれなきゃ、体を貰う!」
「清々しいほどの脅迫だなおい。まぁいいや、ほいチョコ」
そう言って鞄から包まれた小さなチョコが出てきた。
「やっぱり体も」
「殴るぞ」
「すみませんでした」
深夏はふっーと息をつき。
「後輩やら同級生の女子やらにねだられて大変だったぜ」
「あぁお前、後輩や同姓から好かれそうなタイプだからな」
「まぁ、な…。別に嫌って訳じゃねぇが、どうにも疲れるぜ」
「そんな時は俺を頼ってもいいんだぜ!」「お、そうか。じゃあ金くれ」
「金づる!?」
「ほら、100万程度くれ」
「嫌だわ!しかも絶対私欲に使うよなぁ!」
「この程度の金も用意できねぇなんて、守銭奴が」
「お前の方が守銭奴だろうがぁぁぁ!!」

深夏はふぅ、と息をついてさっきまでよんでいたジャ〇プに目を落とした。
俺もふぅーと息をついた。
「す、杉崎。何そのチョコ?」
会長が真冬ちゃんのチョコに気づいたようで、びっくりした表情で尋ねてきた。まぁ無理もないな。
「キー君…目覚めてしまったのね」
「違います!」
「先輩、今こそ覚醒するときです!」
「いや、そんな封印された魔王が蘇るような事言われても…」
「負けたわ…キー君は彼に譲るわ」
「いやいや譲らんでください!て言うか何に負けた!?」
「愛ね…」
「いやいや、俺は知弦さん一筋ですって!愛してますよ!」
「あらそう、ありがとう。私も好きよ」
…何か上手く出しに使われた気分だ。
「こ、こら杉崎!いちゃいちゃしない!」
会長が焦ったように制止してきた。
何故か頬は少し赤かったが。
「会長はチョコくれないのですか?」
「ひゃっ!?」
突然の質問に飛び上がるようにびっくりしていた。
だが、直ぐに会長は小さな胸を張って珍しく得意げな態度に変えた。
「ふっふー実はね、私はチョコなんて簡単に作れるんだよ!」
「へー凄いですね」
話の腰を折らないように、会長の話にのってみた。
「家ではね、料理の鉄人さんって呼ばれてるんだよ」
「鉄人さん凄いですね」
つくづく優しい家族の方だと思う。
「それで、どんなチョコなんだ?」
「これよ!とくと見なさい!」
「おおーー…………………」
会長のチョコは…なんだか表現できないような感じだった。
あ、あれだ。茶色は茶色でも表現してないけない茶色だ。つまり×××に似ているということだな。
しかも若干溶けているので××ぎみの×××だ。…うぇっぷ。

しかしここまで××ぎみの×××だと思わせるようなチョコを作るとは。会長は違う意味での職人さんかも知れない。
「どう?美味しそうでしょ!」
この圧倒的に食欲を無くしそうなチョコを美味しそうと言える会長は凄い。
「杉崎食べてみて!」
「え!俺ですか!!」
「か、勘違いしないでよ!味見よ味見!杉崎なんかにあげるわけないでしょ!」
まさに今、死刑宣告が下された気分だった。ツンデレ反応されても全く嬉しくない。
しかし俺の性格上、断るのは不可能だ。
食うのか?この××ぎみな×××似のチョコを食うのか!?
恐る恐るそのチョコを震える手で取る。
やべぇ、マジでやべぇよ、これ!
あれだよ!料理が全く出来ない幼なじみが作ったまずい料理を、上手い上手いと言って脂汗垂らしながら食うギャルゲの主人公の立場だよこれ!
何か主人公の気持ち、分かったよ!
ごめんなギャルゲの主人公!次からは羨ましがらないからこの俺を許してくれ!
「食べないの?杉崎」
心の中で葛藤している俺に、少しムスッとした会長が話しかけてきた。
「え?ああ。食べますよ。ドラ〇エⅩⅡがでる頃には」
「遠い!遠すぎるよ!今食べてよ!」
胃の中が魔界になりそうなチョコをか?
ナタ〇アが作った料理レベルだぞこれ。
会長以外のメンバーは俺に、お前の死は忘れない的な視線を向けていた。
死ぬしか…ないのか……。
俺は腹をくくり、手にした××チョコを恐る恐る口に含む。
「……!!!!!」
「「「(ゴクリ)」」」
「……美味しい」
予想外にうまかった。とても美味しい、とは言い難いが、会長が作ったにしては美味しい。
「意外だ…」
「確かにね…」
「驚きです…」
チョコをかじった各々が感嘆を漏らす。
「でしょー。私が作ったんだから!」

会長がえへんと胸を張った。
「世の中には不可解なこともあるものですね」
「知ってはいけないことを知った気分だぜ…」
「アカちゃん…恐ろしい子…」
「なにその反応!すごく傷ついたよ!」
会長がぎゃあぎゃあ騒いでいた。
まぁ確かにわからなくはないな。


本日の生徒会が終了し、知弦さんと2人帰路につく。
「今日はキー君の家に泊まるわ」
知弦さんからの泊まり申請がきた。
こういう場合は大抵泊まるのだけでは済まないのだが…もう慣れた。人間、慣れって必要だね。
「わかりました」
「ふふ…慣れたわね、キー君」
相変わらず鋭い。
「まぁ…慣れましたね」
「それだけキー君が私色に染まったと言うことよ。次第に…下僕としての自覚が芽生えて…ふふふ…」
「下僕は勘弁して下さい…」
知弦さんはいつも冗談なのか本気なのかがわからないから怖い。
この人、実は彼氏じゃなくて下僕と見てそうだ。
「あら、下僕じゃなかったの?」
「下僕と見られてた!?彼氏なのに!」
「下僕じゃ下僕に悪いわ…奴隷で」
「更に悪い方に言い直した!しかもひでぇ!」
「奴隷でもだめね…。物ね」
「俺の人権はどこいったぁぁぁ!」
頭を抱えて叫んだ。
すると、知弦さんは怪しくふふっと笑って。
「じゃあ、鞄を持ちなさい…物」
鞄を差し出してきた!
「まって下さい!それで通されると俺が大変なことに!って言うか駄目です!」
「やぁね、冗談よ…1割」
「ヤバい…この人ほとんど本気だ…」
俺の明日は無いのか……うぅ…。
「キー君はいつまでも面白いわね」
「それは光栄です…」
まぁ確かに、付き合って大分経つのに俺達のやり取りはいっこうに変わらない。
ぎゅっと手を握られた。
「ほら、さっさと行きましょう」
そう言って、引っ張られる。
「わ!待って下さい!」
夕日が2人の影を重ねるように照らしていた。

「んっ…はむっ…くちゅ…くちゃ…」
家に着いてから早速というか、速攻に睦言を開始する。
2人制服のまま、抱き合い口づけを交わし合う。
どちらかと言うと、知弦さんが押してきて俺は守りに入るざるを得ない。
「んむっ…ぷはっ…………そうだ、キー君」
唇を離し、知弦さんは鞄をごそごそとし始めた。
「?」
いきなりの行動に、俺はどうしていいのかわからない。
「はい、これ」
そう言って差し出してきたのは…
「チョコ…?」
「だってバレンタインでしょ?」
それはそうだが、あのとき貰えなかったのに何故今?
と思ったら、知弦さんがそのチョコをかじって口に入れた!?
「ちゅ…」
「!?!」
そして俺にキスしてきた。
「くちゅ…ちゅ…んくっ…」
「(んん!?)」
更に舌でチョコをこっちに押し込んできた。
訳が分からなかったが、とりあえず応じる。
舌と舌が溶けかかったチョコをさらに溶かす。
甘い、チョコの味が口内に広がった。
それが、チョコが溶けても続く。
チョコと混じった唾液を嚥下し、ようやくと終わった。
「…ん…ぷはっ…」
「ち、知弦さん?ん…」
再びチョコをかじって、口移しキスをしてきた。
戸惑いつつも、知弦さんの口移しキスを受け入れる。
それはチョコが全て無くなるまで続いた。
「ち、知弦さん?」
チョコを全て消化し終わった後、俺は思わず問いかけてしまった。
「私のチョコはどう?」
「お、美味しいかったです」
「そう、良かったわ」
何か何だかわからないが、知弦さんは満足してるみたいだ。良しとしておこう。
「…で、知弦さん。これ、どうするんですか?」
俺が言ったのは2人の制服の惨状。
何故ならチョコまみれでべとべとの悲惨な状況なのだからだ。

「そうね、幸い明日は学校はないのだから、洗濯しましょう」
「ついでに風呂入ってもいいですか?」
服だけではなく、顔や手も結構な状態になっていた(知弦さんは何故だか全くチョコはついていないのだが)。
「ええ、入りましょうか、一緒に」
まぁ、そうなるよね、結局。
2人、風呂に向かう。
脱衣場などは無いので、洗濯機の前で服を脱ぐ。
当然、知弦さんも横で脱いでいるのだが、慣れた。人間、慣れは重要だ。
衣服を全て脱いで、風呂に入る。
シャワーを出して、冷水を温水へと温める。温水へと温めたら、とりあえず全身に当ててあったまる。
2月なので、空気は冷え切っていた。
「寒いわ」
と、後ろからシャワー交代の命令が来た。
知弦さんはいつ見ても見事としか言いようのない肢体を、惜しげもなく堂々と晒しといた。
寒いらしいので、若干鳥肌が立っている。
「はい、どうぞ」
フェミニストの俺にとって、女性を寒い中に放っておくことは出来ないので(って言うか当たり前のことである)、温水を吹き出すシャワーを明け渡す。
湯冷めしそうで寒いが、我慢。
知弦さんは温かいシャワーの雨を浴びる。
温水はその長い黒髪を濡らし、肌にみるみる水滴を付けていく。
だが、張りのある肌はその水滴を弾く。
水のしたたるいい女とはよく言ったものだ。
知弦さんのシャワー浴びを観察したかったが、嫌な寒気が襲ってきたので中断。
とりあえず湯船にお湯を張ろうと、お湯張りのボタンを押す。
余談だが、以前風呂でいたしてしまった時、湯冷めで2人共風邪を引くという失敗を犯してしまったので、その教訓を生かして湯船にお湯を張るのだ。

お湯張りのボタンを押すことによって、シャワーから供給されている命の湯が勢いを急激に弱めた。
その命の湯を浴びていた知弦さんは、唐突の供給減少に不満そうな顔をしていたが、無視。俺だって寒いのだ。
しばらくお湯が張れるのを待つ。寒い。
シャワーから出る僅かなお湯を浴びる知弦さん。何だか見ていて可哀想に思えてきた。それにしても寒い。あ、鳥肌立ってきた。
「キー君、ほら」
寒さに震えていると、見かねたのか知弦さんがお湯をかけてくれた。あぁ、温かい…。
「あ、ありがとふむっ!?」
語尾が変になったのは、知弦さんに抱きつかれたからだ。
知弦さんの体は温かく、冷えていた体を温めてくれた。
それと同時に、質量MAXの2つ兵器を押し当てられて、別の部分が熱を持ち始める。
背中に手を回し、全身で温めてくれる。
しっとり濡れた髪は肌に張り付いていたが、不思議にもそれが余計に妖艶さを増しているようにも見えた。
「………」
「………」
ただ湯が張る音と、シャーと無機質に流れるシャワーの音が風呂場の音を司る。
そして、メロディーが流れて湯が張れたことを報告する。

俺はその湯に入る。知弦さんはまた体を洗うことに専念した。
風呂椅子に座り、髪を洗う。
どうやって長い髪を洗っているのかと思うほど、その手際はよく、なおかつ優雅さが現れている。
そして、男の観点から見れば…最高です。たまんないです。今すぐ襲いかかりたいぐらいです(何が何でもたまんないかは皆の脳内補完してほしい)。
知弦さんが洗うのを終え、湯船に入ってきた。それと同時に俺は体を洗うべく湯船を出る。
我が息子がvery元気なのだが、無視。というか意識しない。
ごしごしと体を洗っていく(男の描写は省略)。
洗うのを終え、湯船に浸かる。知弦さんは髪を湯につけないように、アップでまとめていた。
湯船は広くはないので、知弦さんと足を交差する形となる。
が、すぐに知弦さんはちょいちょい、と手招きをしてきた。
「さ、しましょうか?」
そう言って妖艶に微笑む。
まぁわかりきっていたことなので、素直に従う。
知弦さんの太ももの下に足を滑らせ、対面座位の状態へ。
秘所に指をはわせ、少しだけ指を挿入する。膣はすでに濡れていて、湯の中でなければ淫らな水音を奏でていたところだろう。
準備は万端ということで、モノを秘所にあてがう。
「ちゅ…ん……ちろっ」
「挿れますよ」
そして、ぐっ、と深くキスをしながら知弦さんの腰を沈めていく。
湯の中での行為だからか、いつもよりも変な感じがする。
「んっ… ふぅっ……ちゅっ……つぷっ……」
ゆっくりと、腰を動かしながら激しくキスをしあう。
溢れた唾液が顎から落ち、水面に波紋をおこして消える。
「ふぁふ……キーくん…もっと……」
もっと腰を動かせ、と知弦さんが目で訴えてくる。
だが俺はあくまでゆっくりと、腰を動かす。
「キー、くん……じら、さないでよぉ……」

普段はどころか、滅多に聞けない知弦さんの甘えきった声に、俺はぶるっ、と快感に震えた。
どうやらSに目覚めてしまったのかもしれない。
そのじらしに拍車をかけるように、背筋に指をすーっと這わす。
すると、知弦さんは体を震わした。
「はげしく……はげしくしてぇ……」
ヤバいかもしれない!
こうやっていじめるのに、こんなに悦楽を覚えるなんて。Sの人の気持ちがわかった気がする。
「知弦さん、ちゃんとねだってくださいよ」
「ちゃんと…?んっ…はぁ…」
知弦さんは快楽のせいか、それとも湯の熱さのせいか、思考回路が麻痺しているみたいで、まるで無垢な女の子のようだった。
「ええ、ちゃんとです」
知弦さんは、一拍おいて。
「キーくん…お、ねがい…はげしく…はげしくして、ください……」
ヤベェ!!
ハカイリョクアリスギダロ!!
もっともっと知弦さんをいじめてみたくなってきた!
「何をどう激しくですか?」
よくエロゲで聞くセリフだが、実際やってみると悪戯心に火がつくな。
「わ、たしの…あ、そこ……を……ついて…ください…」
俺はその破壊力にもう耐えられず、腰を激しく振った。
突然のことに、知弦さんは驚いたようだが、すぐに求めてきた。
「やぁ、ああ!キーくん!もっと!もっとぉ!」
俺に激しく抱きついてきた。足も俺を逃がさないようにきつく交差させる!
「知弦さん!」
俺も知弦さんに乱雑に抱く。
乱暴に頭に抱き締めたせいか、アップでまとめていた髪をほどいてしまい、ばらっと散った。
行為の激しさをものがたるように、湯が激しく波立つ!
「はぁ、あ…キー、君!いい!もっと、もっと突いてぇ!!ひゃふぅ!」
知弦さんが快感に喘ぐ、今更だけど今日は特別感じやすいな。
とは言え俺も結構限界に近い。
「知弦さん、でます!」
「だして!キーくんの!あついの!いっぱいだしてぇ!!」
「くぅ…!」
ドクン!
「はぁあッッ!!!あ、ついよぉ……」
くたっと、知弦さんが体重をかけてくる。
のぼせたのかもしれない。目が虚ろだ。
ぐったりとしている知弦さんを湯船から出す。
「はぁ、ふぅ……うぅん……」
知弦さんが艶っぽく呻く。
こんな可愛らしい知弦さんもいいな、と思った。

……………………。
「うふふ、キー君。覚悟はいい?」
「覚悟って、あ、知弦さん!ちがっ…!そこの関節はそっちには曲がらなっ……!」
うん。まぁ薄々気づいていたんだ。こういう仕打ちが来るかもって。
「痛たたたた!!!痛い!!関節が!ありえない方向に!」
「まだまだよ、まだ意識を失っちゃだめよ、ふふっ」
「痛い!関節が増えるぅぅぅ!!」
「ふふふふふ」
バキィン!
「今鳴ってはいけない音がぁぁぁ!!!」
「まだまだこれからよ…ね?」
教訓。
知弦さんに逆らうべからず。


参考情報

2010/02/26(金) 10:10:11~2010/02/26(金) 10:21:18で11レスで投稿。
ユーリさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで5作品目。


  • 最終更新:2010-07-08 00:05:35

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