一星龍さんの小説2

本文

今日は待ちに待った日曜日。深夏とのデートの日だ。11時待ち合わせなのだが、待ちきれなかったのと深夏を待たせては悪いと思い1時間くらい前からずっと待ってる。
(そろそろ来るかな。)
なんて思いつつ1時間ほど待っていたのだが、きっと深夏も待ちきれなくて早く来るかな~なんて思っていたが、現在の時刻10時55分。子供なのは俺だけのようだった。
(ん~、まぁ早く来すぎた俺の自業自得なんだけどな・・・・)
でもやはり暇なものは暇だ。ということで一人でコントでも始めてみることにする。

杉崎鍵の、一人ショートコント。『こんなギャルゲーショップは嫌だ』
ウィーン
「いらっしゃいませー」
店員は客に挨拶をする。店員はその客を見て何も感じてはなかったが、店長の眼光は、『彼』のギャルゲー力を悟った。
「レジ打ち、代わりな。」
店員は、え、と思った。いったい何が起こったのかと思ったが店長の向く方向には先ほど入ってきた客に目を向けた。
ただの客じゃないですかと、言おうとしたが、店員も『彼』のギャルゲー力を感じ取りこう思った。
(ああ、俺では、こいつには太刀打ちできない・・・・)
うう、とうなだれるが、その肩に店長は手を置き、
「よかったぜ、お前さんには見る目があるようだ。こんなことも見抜けないようじゃ出世は出来ないからな。」
「で、でも店長!!例えあなたでも彼の相手が務まるかどうか・・・」
「・・・・・・ああ、俺でもあれはちと荷が重いな。だがここで俺がやらないと誰がやるってんだ?」
ほかにも店内にいるお客たちは彼の力を見定める。
(何だこいつ・・・・・)(くっ、これほどまでの力とは・・・)
一人の客が彼に近づく。彼もまた、高いギャルゲー力を持っていた。ぱっと見では互角の力だが、その差には決定的に違うものがあった。
「貴様に告げよう、今ここでギャルゲー対決を申し込む。いいな?」
「・・・・・・いいでしょう。・・・・・・・店長。」
「う、うむ・・・・・・・ではいくぞ・・・・」
「「(ごくっ)」」
「乙女七不思議、学園の地下には何があるっ!?のヒロイン、椿悠里のルートに入るための、選択肢正しい順にこたえよっ!!」
客にとっては有利な問題だが彼にはそんなことは関係なく、すらすらと答え始めた。
「素直に謝る、君のせいじゃない,手伝おうか?、左の扉、地下に行く、告白する、の順です。」
「な、なにぃぃぃぃ・・・・・は、早い・・・・」
客が一斉に戦闘体勢をとる。だがそれよりも早く店長が彼に
「すまねぇが、あんたがここにいるとほかの客が怖がっちまう。すまねぇんだが、店から出てくれるか。」
「・・・・・分かりました。では退かせて頂きます。」
そういって店を後にした。

「―――ってばっ!!おいっ鍵!!鍵ってばっ!!」
「―――――はっ。お、深夏いつの間に来てた・・・ん・・・だ・・・・」
深夏がいつの間に来てたとかそんなことよりも深夏の着ている服に驚愕した。
全体的に黒色で,ひらひらで、なんとな~くメイド服っぽいその服は・・・・・・・・・・・・・・・なんと、深夏は「ゴスロリ」を着ていた・・・・・・
「ムヒョッス、最高だぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「け、鍵?ど、どうしたんだよ!?」
「だ、だって深夏その服・・・・・ゴスロリじゃないかっ!!」
「い、いや、その、ま、待て、鍵!!こ、これには事情が・・・・」
「ど、どど、どんな事情なんですか、深夏さん!!そりゃ、もう聞かない訳にはいかないでしょう!!」
そういって深夏に詰め寄る。
「え、えと、その、朝起きて、着替えようとしたら・・・・・・真冬に今日着ていこうと思ってた服を取られてて、そ、それで真冬にこの服を薦められて・・・・」
・・・・・・・・真冬ちゃん、グッジョーーーーーーーーブッ!!!!!
「でも深夏、他にも着れる服くらいあるだろ?」
「う、そ、それは・・・・・・・」
深夏は急に赤くなったり、うつむいたりして、
「―――――――って言ってたから・・・・・・」
「え、なに、なんだって?」
深夏はさっきよりも赤くなり、
「真冬が、この服着ていけば、あの、その・・・・・・け、鍵が喜んでくれるって言ってたから・・・・・・・・」
深夏の、困っている表情と恥ずかしがっている表情、その他諸々が入り混じった顔を見て俺の萌えメーターは完全に振り切られてた。ああ、もう!!どうしてこういう時の感情が萌えなんていう言葉でしか表現できないんだ!!!
俺は深夏の手をとって深夏に
「よし、深夏。今日は、めっちゃくちゃ楽しいデートにしよう。いや、お前がいやだといっても俺は楽しいデートにするぞ!!!」
俺は深夏の手を引いたまま、走り出した。
「け、鍵、ちょっ、まっ、この服だと走りにくいんだよ~!」

「で、あたし今日どこに行くかとか、聞いてないんだけど・・・・・」
「ああ、深夏を驚かそうと思って、必死で考えてきたんだ。」
「へぇ~なるほど鍵の、本気ってことか・・・・こう、バトルの匂いがぷんぷんするぜっ!」
深夏がグッと拳を突き出す。
「いや、そんなバトル的なものではないんだが・・・・」
「で、その鍵の本気はどういうやつなんだっ?」
「いや・・・・それがな・・・・・実は、決まってなかったりするんだ・・・・・」
「駄目駄目じゃねぇかっ!!!!(ゴスッ!!)」
「ごふっ」
「あ、ご、ごめん鍵!ついつっこみに身を任せて本気で蹴っちまった・・・・」
「い、いや、大丈夫だ、深夏の愛の込められたキック、確かに受け取った!!!!」
「別に、込めてねぇもん受け取られたっ!!」
「え、込めてなかったのか・・・・・そうか、そうだったのか・・・・・」
落ち込んでいる振りをして、しゃがんで「の」の字を書く。
「・・・・・・・あ、いや、その、べ、別に鍵のこと嫌いとか言ってるわけじゃなくて・・・・」
「そんなこと分かってるよ。第一そうでなかったらデートなんかしてないだろ?」
そういって、深夏の頭を撫でてやる。
深夏はくすぐったそうにしながら、小さい声で
「う、うん・・・・」
と言った。
「んで、真面目にどうするか決めてないんだけど、深夏は何かしたいこと、あるか?」
深夏はう~んと唸りながら手を組んで考えている。そして深夏は何か思いついた様に言う。
「じゃあ、鍵、あたし見たい映画があるんだけど、それを見るってのは駄目か?」
「いや、別にかまわないけど、じゃ、それ見に行くか!」
と言うわけでその映画を見に行くことにする。深夏が映画好きというのを聞いたことはないが、何か見たい映画でもあるんだろうか。深夏がホラーが苦手とは聞いてないから、映画館で有名な、「怖いけど我慢している」シチュとかはなさそうだし、深夏が見そうな最近の映画・・・・・・まさかあれではないだろうか・・・・・・
*
シモ〇「俺を、俺たちを、誰だと思っていやがるっ!!!!!」
ああ、やっぱり「グレン〇ガン」だった。まあ、嫌いではないけれど、デートでこれを見にいくってのはいいのだろうか・・・・・
隣の席で、深夏は目をきらきらさせながら、食い入るように見入ってる。その姿は可愛いのだが、見ているのが「」でなければなぁ・・・・・
シモ〇   「皆、あれやるぞ!!!!!」
大グ〇ン団「あれって?」
シモ〇   「決まってるだろ!!!!合体だーーーーー!!!!!!!」
おお、合体をするのか。あれ?あれはもはや、ロボではなくエネルギー体なのでは?そう思いながら俺たち(というかめちゃくちゃ熱心な深夏)は映画を見た。
そして、映画館から出た今も、深夏は目をきらきらさせながらパンフレットを両手でガシッと持って歩いている。そろそろこっちの世界に戻ってきてほしい。
「(キラキラキラキラキラキラ)」
さっきからこんな状態で電柱と当たりそうになったり、こけそうになったりしていて、見てるこっちが危なっかしい。いっその事ぶつかったりした方が元に戻るんじゃないだろうかと思い始めていた。
そんなことを考えていたら深夏が道の端の電柱に当たり、ゴンッ!と鈍い音がした。
深夏は頭を抱えて道でしゃがんでいる。
「う、うう~、い、痛い・・・・」
「深夏、大丈夫か?」
「う、うん・・・・あれ、いつの間に「グレン〇ガン」見終えていたんだ?」
「ああ、ついさっき。」
「前後の記憶がないんだが・・・・」
「アンチスパ〇ラルにでもやられたんじゃないの?」
「本気かっ!!」
「マジ、マジ。」
「そうか~ということは、あたしも大グレ〇団に入れるのかな~」
また深夏は遠い世界に行ってしまった・・・・・やっちまったか?俺・・・・

午後は深夏と商店街で適当に歩いている。道で、すれ違う人たち皆が(男、女問わず)深夏を見ている。確かに深夏は可愛くて、美人だが今はそれだけでなく、今日はゴスロリを着てるせいもあり、注目されやすくなってる。そのせいで深夏は少し困っているような雰囲気を出している。今までの深夏ならそんな雰囲気を出すわけない。付き合ってからはそういう弱い部分も俺に見してくれて嬉しいのだが、本当に深夏は困っている様なのでさて、どうしたものか・・・・・
そんなことを考えてたら、いつの間にか深夏がいないことに気づいた。
だが数件前の店で深夏はショーケースの中を見つめてた。
やれやれ深夏も女のこだなぁ。ほしい服か、何かは分からないがいってくれればいいのに、と思い深夏のいるとこまで戻りショーケースの中を見つめてみた。
そしたら、中にあったのはまさかのスポーツ用品だった。いや、深夏らしいけど・・・・・深夏は熱心に中の道具を見てる。視線を追うと深夏はテニスラケットを見ていた。
「深夏?」
「うわっ!な、何だ、鍵か、驚かすなよ・・・・」
「いや驚かしたつもりはないんだが・・・ごめん。」
少しの間、無言の時間が流れる。
「そのテニスラケット、欲しいのか?」
「え、いや、そういう訳じゃないんだけど・・・」
「何だよ、遠慮なんかするなよ。深夏らしくないぞ。」
「別に、欲しいとか思ったんじゃなくて、その、鍵とテニスしてるとこ想像してて・・・・」
「ん、俺とテニスしたいのか?」
「出来たら楽しいかな~って思ってただけ・・・・・ほら、鍵、先いくぞ。」
「いや、ちょっと待ってくれ。」
「どうしたんだよ?」
「テニスラケット買ってくる。」
「いや、別にいいから!ちょっといいかなって思っただけで、ほんとうに欲しいわけじゃないし、それにあたしは自分のちゃんと持ってるから!」
「ん~でもな、深夏。俺は自分のテニスラケット持ってないし、お前とテニスもしたいと思ってる。」
「うっ・・・・」
「お前はどうだ?俺とテニスしたいか?」
「そりゃ、したいけどさ、別に金払ってまでしたいとは思わないし・・・・それにお前、テニスのやり方知ってんのか?」
「いや、知らん。」
「だったら――――」
「でも、深夏のしたいこと、喜ぶことは俺もやりたい。」
「・・・・・・・・・」
「だから、やろうぜ。テニス。」
「・・・・・分かったよ。ったく、(そんなこと言われたら断るに断れねぇじゃねぇか・・・・)」
「ん?何かいったか?」
「べ、別に何も!!」
そして、深夏が選んでくれたテニスラケットを買った.次のデートには深夏と一緒にテニスをして、文句を言われながらも笑ってる深夏の顔が見たい。そう思った。

余談だが、以外にテニスラケットというのは値段が高く、諭吉が何人か飛んでった。



午後五時半頃になり深夏は俺の家に行きたいなどと言い出した。
深夏曰く、俺が一人暮らしだから普段からどんな生活をしてるのか、気になるらしい。
と言うわけで俺んち、と言うかまあ家の中なのだが、普通こんな風に彼女を家に連れ込んだなら、「あれ、もうエンディング?」という感じでもっと少年誌じゃいえない様なことが展開されるはずなのだが・・・
「♪(鼻歌を歌っている)」
深夏は本気で俺の食生活その他諸々が気になっていたようで、料理を作っている。
深夏が料理するのがうまいとは聞いた事はないが、逆にうまくないとも聞いた事がない。イメージ的には知弦さんや、真冬ちゃんのほうがうまそうなイメージがあるけどまあ、わざわざまずい料理を作るとも思えんが・・・・・
さっきから俺はテレビを見ているだけで会話がない。せめて深夏の作っているのが何か聞いてみる。
「深夏~何作ってんだ~」
「くすっ、気になるか?」
「まあそりゃ、自分の彼女が作ってる料理が何なのかぐらいは・・・」
「ん~、じゃあ出来てからのお楽しみってことで。」
「ええ~いいじゃんかよ、それ位教えてくれたって。」
そういって深夏のいるキッチンまで足を運ぶが、
ブスッ(目潰し)
「のおおおおおおおおうっ!!!み、深夏さん、そこまで嫌なら嫌と言って下さいよっ!!」
「うわっ、ご、ごめん鍵、つい反射的に目潰しを・・・・」
のた打ち回る俺を哀れんでるのか、それとも心配してるのか定かではないが、言葉をかけてくれる。
「反射的に目潰しするっておまえなぁ・・・」
「いや~、あっはっはっはっはっは。」
「笑って誤魔化すなよ・・・・」

しばらくして、深夏が出来た料理を運んでくる
「ほ~ら、鍵、出来たから運ぶの手伝えー。」
「ん、ああ、オーケー。」
ようやく俺は深夏の作っていた料理が何か知ることが出来るようだ。
ホント、それだけで目潰ししてくるからビックりだ。
「で、深夏は俺に何を作ってくれたのかな~?」
そう言いつつキッチンまで行くと匂いが伝わってきた。この匂いからして・・・・・・・・・・・・ハンバーグ?
予想は当たっていたようで深夏は俺にハンバーグを作っていたようだ。
「お、来た来た。流石にあたし一人じゃ運べないからな。」
深夏は俺に今日の晩飯が載ったお盆を渡してきた。
そして特に何もなく「「いただきます」」と言い終えたのだが・・・・
「(ジ――――ッ)」
と深夏が見つめてきてどうにも食べづらい。
おそらくは感想を求めているから先には食べず、待っているのだろうがここまで見られると逆に食べづらい。
まあ、そこまでひどい食べ物ではないはずだから、別にここまで躊躇しなくていいはずなので一口食べてみる。
「パクッ」
「あっ!」
もぎゅもぎゅもぎゅもぎゅ、うん美味しい。普通に美味しいハンバーグだ。
「あ、あの、鍵。その、美味しい?」
「ああ、もちろん、美味しいぞ。」
「ふはぁーーーーーっ」
深夏が急にためていた息をし始めた。
「どうしたんだよ。」
「いや、もし鍵にまずいなんて言われたらどうしようかな~ってずっと思ってたからさ、緊張が途切れたみたいで・・・・・あっ、まずいのを我慢してうまいって言ってないよな!?」
深夏がぐいっと自分の体を前に出す。
「言ってない、言ってない。深夏に嘘なんかつくわけないだろ。っていうか、そんなに自信がないなら作んなきゃいいのに。」
「うっ・・・・・まぁ確かに料理なんて最近し始めたから慣れてないんだけどさ、それでも自分の手料理の1つくらい好きな奴に食わせたいし・・・・」
「へぇ~深夏もやっぱりちゃんとした女の子だなぁ~」
俺は深夏を見てニマニマ笑う。すると深夏が赤面して、
「なっ、け、鍵っ!!お前、あたしに何言わせてんだーーーーっ!!!」
そう言われて、俺は溝打ちに深夏のパンチを食らった。今回は流石に冗談とかは言えずにただ、無言のままのた打ち回ってた。

しばらくして晩飯も食べ終わり、深夏と一緒にテレビを見ていたが、突然深夏が、
「なぁなぁ、鍵。お前の部屋行きたいんだけどさ、行ってもいいか?」
と言われたので、さあ大変。とうとう18禁に突入?とかそんなことよりも今、俺の部屋には、というか机にはエロゲーが積まれているので・・・・・いやまあ、俺の評価なんて元々から酷いから多少見下されてもいいはずなのだが、それはあくまで、友だちや知り合い位だったからいいものの今俺の部屋に行きたいといってる女の子は彼女であるから、見られたらやばいのは間違いない。
「いや、ちょっと部屋散らかってるからさ。今日はご遠慮して欲しいかな~」
「何だよ、そのベタな断り方。それに多少散らかってても別にあたしは気にしないぞ。
むしろ片付けてやるよ。」
「いやいや、本当にシャレにならないくらい散らかってるからさ。」
「む~、そんなにあたしをお前の部屋に連れて行きたくないのかよ。」
深夏が上目遣いで見つめてくる。こっこれはかなりの萌え!!!
いやいや、待て待て、自重しろ、自重。ここはむしろ素直にはっきりと見せたくないものがあるって言ったほうがいいかもしれない。
「え~とだな深夏、実は俺の机の上にお前には見せたくないものがあって―――。」
「別にいいよ。そんなことで鍵を嫌いになったりする訳ないし。」
はーい、もう言い訳は無理だと思いましたー。諦めまーす。
「分かったよ。・・・でも本当に、キモいだの、何だの言うなよ。」
「当たり前だろ。あたしは言った事は守る主義なんだ。」
普通は皆そうだぞ深夏。
そして今、深夏は俺の腕にぎゅっと抱きついている。もうそろそろ10分くらいたつだろか。深夏は先ほどからニコニコしながら、ずっと黙っている。
そう思っていたら深夏が急に
「なぁ鍵、キス・・・しようよ。」
と言ってきたので俺は迷うことなく、
「ん、いいぞ。」
と言った。
少しずつ顔を近づけてみるとほのかに深夏の顔が赤くなっていた。やばい、深夏ってこんなに可愛かったか?
そして俺たちは唇を触れ合わせた。俺はそれだけで十分だったが、深夏は満足してないようで舌を絡ませてきた。
「んふぅ、んむ、ちゅぷっ、ちゅっ、くちゅっ」
深夏はまだうまいとは言えないが、俺と大人のキスをする。

「ちゅう、んっ、ちゅぱっ、・・・はぁっ」
深夏が半覚醒状態のような感じで俺を見つめてくる。
「・・・・ぅわ、うわわわわわ、うわわわわわわわっ!」
そして突然、手をぶんぶんと振って恥ずかしそうにする。
「ど、どうしたんだよ、深夏?」
「だ、だって、その、今鍵に、その、無理やり、き、きき、キスしちゃったから・・・・・・・・・・
うわっ!!何やってんだよあたしぃ~!!」
そして頭を抱えて深夏はゴロゴロとベッドの上で動き回る。
「・・・・いや、別に俺はいいけどさ。」
「うぅ~~」
深夏が恨めしそうに見つめてくる。
「いいのか?」
「へっ?な、何が?」
「いやだから続きをしなくて、いいのか?って思って。」
「ちょっ、け、鍵!!お前サイテーだぞっ!!」
「俺は結構まじめに聞いてんだけど・・・・」
真剣に深夏を見つめる。
「うっ・・・・それはその、あたしもしたいけどさ・・・・」
「ん、何て言った?」
本当は聞こえているけど、いじめたかったので聞き返す。
「う、ぅぅ~、あ、あたしもしたいって言ったんだっ!!!」
今度は引く位に大きな声で言い出す。
「・・・・・ほんとにいいのか?」
別に深夏を疑っている訳ではないが念のための確認。
「いいぞ・・・・その、鍵がしたいなら・・・」
そう言われたので、俺は隣に座っている深夏をそっと上から覆いかぶさるように押し倒す。
「・・・・・・・・・」
やはりまだ慣れていないせいか、少し震えている。この前ほどではないが、
途端に深夏の頭を撫でたくなったので、髪を優しく撫でる。
「んっ・・・・」
くすぐったそうにはしていたが、俺が頭を撫でたおかげで震えが止まった。
俺は決心して、深夏の着ている(ゴスロリ)服を脱がそうとするがどうやって脱がすか分からない。

「・・・・・鍵?」
深夏が不思議そうに見てきた。ど、どうしよう・・・・
とりあえず前にボタンっぽいのが付いてたので一つずつ取ってみる。
すると、ブラウスが見えてきた、さすがにどういう服かは分かるのですぐに脱がす。
「・・・・・・・・・」
深夏の顔が少しずつ赤くなっている。脱がされていることの羞恥か、それとも単なる照れか。
そして、ブラも上にずらしいきなり乳首を摘む。
「うひゃうっ!!い、いきなり何するんだよ!」
「あ、ご、ごめん、痛かったか?」
「いや、痛くはないけどさ、ただびっくりしただけ。」
深夏は顔を赤くしたまま答える。
「じゃあ、こうしたら?」
「うくぅっ、なっ、そんな風に、舐めるなぁ・・・」
乳首周辺をしつこく舐め回す。深夏はそれだけで感じていた。
「うわっ、そ、そこ、ばっかり、んっ、乳首弱いからぁ、ふあっ、舐めるなぁ。」
左手で乳首を摘んだり転がしたりし、口でもう一つの方を口に含み、吸ったりする。
「んあっ、け、んっ、そんな、ふあっ、舐めたり、しちゃ、だめぇぇ、んんぅ」
くちゅ、くちゅと部屋に水音が響き、それにまじり深夏の喘ぎ声が聞こえる。
「くあっ、んっ、もっ、と、そこぉ、ふあっ、うあぅっ」
空いていた右手が深夏の股間へと伸びる。もうそこには淫らなシミが出来ていた。
「ふぅっ、あっ、なっ、け、鍵っ、そんなとこさわ、うああぅぅっ、だっ、めっ、んんんぅ」
試しに指を入れてみる。その出し入れだけで、深夏は切ない喘ぎ声を出す。
「くあぅぅっ、んんっ、ふぁぅ、いやっ、さわ、るなぁ、ふあああんっ!!」
深夏の大事な場所を弄んでいたら、クリッとした豆みたいのを触った。これが世に名高きクリトリスか?と思い少し弄ってみる。
「うああああっ!!!、なにっ、これぇぇぇっ、くぅぅぅんっ!!」
深夏がびくんと体をのけ反らせる。
そのときの深夏の顔が可愛かったのでもう一度、弄ってみる。
「くう、っあ、はぁんっ!!んあぅっ!」
「深夏、そんなに気持ちいいのか?」
「だ、だって、体が、びくんって来て、それで、」
「じゃあ、もっと気持ちよくしてやるぞ。」
そういって乳首をそれこそ吸い取るかのように、舐める。もちろんクリトリスを弄ったままで。
「うぅぅぅぅぅぅんっ!!、こんなことっ、されちゃったらぁ、ダメダメダメダメダメ・・・・・っ!!!きちゃうぅぅっ!!ふぁああぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
深夏の体が、びくんびくんと痙攣しだす。
「だっ、だ、めな、のっ、け、ん、ふあっ!、ふあぅっ!!うあんっ!!」
そして深夏は、
「く、るっ!!!、んあっ、これ、来ちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!イクぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
プシャァァァァァァと音を立てて、深夏はぐったりする。

「はぁ、はぁ、はぁ、・・・・け、ん、も、気持、ちよく、なろう?」
そういって深夏は俺のズボンのチャックを開け、俺の分身を出した。
「なっ、ちょっ、いいのか、深夏。」
「いい、よ、鍵のなら、汚いなんて思わないし、鍵にも、気持ちよくなって欲しいから。」
そういって深夏は俺から抜け出しベットに腰掛けた俺に俺の分身を舐めだした。
「んむ、ちゅぷっ、くちゅっ、んっ、ちゅば、ちゅっ」
「うあっ!!み、深夏・・・」
びくんと体をのけぞらせる。自分のを舐められたことなどないから舌のざらつきや、深夏の慣れてない舌の動かし方も快感へと変わる
「くすっ、鍵があたしで感じてくれてる。あむっ、ちゅ、ぷ、ちゅく、ん、む、・・・くちゅっ」
「う、くあっ、まてっ、深夏これは、ちょっ、やばっ」
「ちゅっ、ん、待たない、鍵だって、やめなかった。・・・じゅる・・・っ、じゅっ、ん、ちゅっ」
「いやちがっ、やってみたい・・・・・っことがあるから、ちょっやめ、くぅっ、あっ」
自分でも意外なくらいに、感じてるのが分かる、多分初めてだからだと思うが・・・・
「ん、?何、そのやってみたい、ことって?」
深夏が舐めるのをやめる。少し、焦らされた感があって、俺の息子は少し大きくなる。
「深夏、あのさ、胸で、俺のを挟んでやってみてくれないか?」
「?・・・胸でって、こう?」
深夏が、自分の胸で俺の息子を挟む。
「うあっ、そ、そうだ、それでやってくれ。」
「えと、うん、くちゅっ、ぴちゅっ、ふあ、ん・・・・ちゅっ・・・く、ふっ」
「――――――っ!!!」
その瞬間、俺の息子を伝わって、ダイレクトに、快感が来た。
「ん、む、ちゅくっ、んちゅっ・・・・・ちゅっ、ふ・・・・むっ、ちゅばっ」
「う、あっ・・・・み、なつ、イ、クぞっ・・・うっ」
そして深夏の顔に俺は白いものを吐き出した。
「ふあっ、うあ、け、鍵のがいっぱい・・・・・ぺろっ・・・・・おいしい。」
「みな、つ、大丈夫か?」
「うん、平気。」
だが一度出しただけでは満足できずまだ硬く沿ったままだった。
「深夏、まだ俺・・・・」
「うん、いいよ、最後までしよ?」

そして俺はまた深夏を押し倒し、挿れる準備をする。
「深夏、いくぞっ」
そういって、深夏の中に自分のを挿れる。
「ふあっ、け、んのが、くあっ、入ってきた・・・・うあんっ!!」
深夏は前のようには痛がってないようで、苦しくはなさそうな顔をする。
「ふあっ!、あっ、うあっ、う、嬉しっ、ふぁっ、そこっ、いい、よぉ、け、ん」
「深夏、気持ちいいか?痛かったりはしないか?」
「うっ、うん、そんな、ことっ、ないっ、ひあっ、気持ちいい、よっ、鍵ぅぅぅ」
ズチュッ、ズチュッ、ズチュッと一定のリズムで深夏の中を突く。
「ふあっ!、んんっ、いいっ!、そこいいぃぃっ!、感じちゃうっ!!ふあぅぅ!」
前と比べて、信じられないくらい悶え、感じている深夏。
「深夏っ、そんなに、いいのかっ!!」
「うんっ!!、いいっ!!、よすぎるっ!!、凄いのっ!!、凄いのが、来そうなのっ!!!」
「深夏!!」
急に深夏を抱きしめたくなり、体面座位になり、続ける。
「ふあっ、鍵っ!!鍵ぅぅっ!!んむ、ちゅ、くちゅ、ちゅ、はぅっ!!、き、そうっ!!凄いのきちゃうぅぅぅぅぅっ!!!!!」
「っ、深夏、出す、ぞっ!」
「ふぁ、ふああああああああ!!!!!!!、鍵ぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、深夏、大丈夫か?」
「も、駄目、凄かった、すご、かったよぉ、鍵・・・・」
「すぅ、すぅ、すぅ。」
今隣で深夏が寝ている。寝顔も可愛くて、思わず頭を撫でる
「んんっ、け・・・ん?」
「あっ、ごめん、起こしちゃったか?」
「ん、早く寝ないと、遅刻、するぞ。すぅ、すぅ、すぅ。」
明日学校ないけどな、日曜だし。
そう思い寝ることにし、この子だけを守りたいと改めて決心した。

だからこそ、こんなことを思ってしまったから俺はあそこで深夏とあの子を苦しませてしまった。そんなことを夢にも思わずに。

追記 真冬のとった深夏のゴスロリ服の写真が一枚10000円で何十枚も売れたそうで。
END

参考情報

前編(中線まで)は2009/05/24(日) 03:16:51~2009/05/24(日) 03:18:30で4レスで投稿。
後編(中線から)は2009/05/27(水) 23:57:32~2009/05/28(木) 00:00:54で6レスで投稿。
一星龍さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの2作品目。
前作の続きと思われる。
構文の都合上、「*」を「 *」に変更して提供しております。

  • 最終更新:2010-07-12 21:00:53

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード