一星龍さんの小説25-2

シャーとシャワーの音が聞こえる。飛鳥がシャワー浴びているからというのは言うまでもない。
今日は林檎は友達の家にお泊りに行くといっていたし両親は共働き、帰ってくるのは深夜の時間だ。
こうも人が居ないと最初から測っていたんじゃないかと勘ぐってしまう。
だが、そんな事を冷静に思うことすら出来ないほど緊張していた。
飛鳥とこの数分後にするのだ……恋人としての初めてを。
すごい緊張する。もうこの数分でトイレに何度も行った。喉だってカラカラだ。
扉の開く音がした。
バスタオルを一枚だけ体に巻いて後は何も無い姿の飛鳥がそこには立っている。
「お、お待たせ……。」
飛鳥も顔が赤く上気している。それは決してシャワーの温度だけによるものではないと思う。
「そ、その不束者ですが……。」
「それって、ケンが言うセリフじゃないと思うけど……。」
「い、いや、ごめん、しょ、正直何が何だか分からなくなるくらいパニクってて……。」
「そ、そう……。」
少しの間、沈黙が訪れる。
「じゃ、じゃあ、俺の部屋に……行くか?」
「う、うん……。」
そういって縮こまりながら俺についてくる飛鳥。
「そ、その、今から脱ぐけど……絶対に見ないでよ。」
「あ、ああ。」
「絶対だからね! そ、そのさ、触るのとかはまだいいけど、じっくり脱ぐとか見られるのはその……恥ずかしいんだし。」
「あ、ああ、分かった。暫くあっち行ってるから。準備できたら言ってくれ。」
「う、うん。」
目を閉じて壁のほうへと向く。ワンテンポ置いてシュル、という布が擦れた音が聞こえた。
「……い、いいよ……ベッド、来て。」
目を恐る恐る開けて、ベッドを見る。
そこには酷く顔が赤くなっている飛鳥が一糸もまとわぬ姿で横たわっていた。
巨乳というほどではないが、形もよく豊満な胸が速いテンポで呼応している。呼吸のペースが速いようだ。
「あ、飛鳥……その、キスからだよな……こういうのって……。」
「そ、そうだと思うけど……話、私だってわかんないから、その、ケンが好きなようにして……。」
飛鳥が何気なく言った一言。それをいわれた瞬間、頭の中で何かが飛んだ。
かなり強引な感じで飛鳥の唇を奪う。
「んっ、んんっく……ちゅぶっ、ちゅくっ、んんふっ……ひぅ、くぅっ……、ちょ、け、ケンッ、い、いくら、何でも……ハゲしっ……んはぅぅっ」
かすかに残った理性が自分をなだめようとするが、それを無視するように俺はがむしゃらにキスをする。
「んむっ……ちゅるっ、んちゅっ、は、んんっ、じゅ、んんぅっ! や、やぁ、け、ケン、ちょっ、まっ……んむぅっ、ふくっう、ちゅるるっ」
「飛鳥……飛鳥!」
飛鳥の細い腕を押さえつけたまま何も見えなくなるくらいに顔を近づけさせ、キスをする。下半身がしびれて服の中で反り返っている。
「やっ! ま、まって……んむっ、ちゅっ、じゅるるっ……そ、そんあ、す、吸っちゃぁ! ふぅっ、んぅっ! あ、むっ、じゅる、ぢゅるるっ」
「飛鳥……っ俺、もう……っ」
我慢するという判断が消えていた。
俺はズボンを引き摺り下ろして飛鳥の太ももにあてがう。
「ひ……っ! な、何……この、熱いの……っ! ひ、い、んぅ……や、やだ……っんっ、んぅ……や、やぁぁぁ……っ!」
「あ……飛鳥……?」
「ひっく……や、やだ……やめ、て、ひっく……ケン……ひっく……。」
腕の中から漏れ出した泣き声を聞いて体温が下がるように熱を失った感じがした。
「……飛鳥?」
「……ぐすっ、そんな、に……乱暴に、しないで……ケンぅ……。」
ここ数年で一度だって泣いてない、飛鳥が、泣いてる?
「って、すれば……ひっく、ケ、ンはっ……燃えるの、かな?」
「……そんな、目を腫らした子が言っても何の説得力もないぞ。」
どう見たってマジ泣きしている。演技なんかじゃなく。
「あうぅ……。」
「ごめん、俺、どうかしてた。乱暴にしすぎた。」
「ちょっとどころじゃないよ……好きな人にあんな乱暴にされて、すごく、怖かったんだから。」
「ごめん……先走りすぎてた……。」
「うん……あ、あの、その……私は逃げたりなんかしないから……す、好きにしてもいいけど、その、や、やさしめに……。」
「わ、分かった……じゃ、じゃあ、キスから、始め直してもいいか?」
「……ばかっ」
「え?」
「そういうときは……何にも言わなくていいから……して……。」


飛鳥が目を瞑って唇を差し出す。
俺は壊れ物を扱うようにその唇にキスをする。
「ん……っ、ちゅっ……ちゅっ、る……んんっ、ふぁ……ちゅ、ぷ……ちゅるる」
さっきとはまるで違う優しく、愛を伝えるようなキス。
飛鳥もなれないながらも俺に合わせようと必死だ。
「んちゅぅ……っ、は、ぁ……く、ちゅっ、ちゅるちゅる……んっ、んんぅっ……。」
ひたすら慣れない大人のキスをがむしゃらに馬鹿みたいにする。だけどそれがすごく心地よくて、気持ちいい。
「ふむっ……ん、ぅむ……ちゅ……ちゅぷ……んっ、む、くっん……ちゅく……ッ、んふ……んんぅ、あふ……っ、ちゅるっ」
いい加減唇を離す。
「……っは……ぁ……。」
「飛鳥……胸、触るな……?」
「……う、うん。」
消え入りそうな声でそう答える
「ぁ……んっ……ふぁ……。」
「そ、その……気持ちいいか?」
「う、うん……なんかピリってしたのが、きた。」
「そ、そうか……。」
そう答えられて少しだけ安心する。
「ん、ふぁ……ん、あ…………ケン、の手つき、なんか、いやらしいよ……ぉ。」
「嫌か?」
「そんな、ことないでしょ……その、もう少しなら、強めでも……いいよ?」
「いいのか?」
「うん……。」
飛鳥にそう言われ少し胸を揉む強さを強くしてみる。
「ふぁっ……んっ、や……ケン……ぅ……ああっ」
飛鳥の口から官能の濃い姫声が聞こえる。
「んあっ……そんあ……いじっ、んんぅっ、ひゃっ、んっ」
むにむにと揉んでいるうちに何か突起のようなものに手が触れた。
「やぅっ……や、そこ……っ、乳首……弄っちゃ……んあぁっ」
「ここがいいんだ?」
そういい、飛鳥の乳首を指で挟む。
「ああぁっ! やっ、だ、だめっ……そ、そこはっ……感じ、すぎ……やぁっ!」
一際大きい声が漏れ出す。どうやらここが飛鳥は弱いみたいだ。
「ひあっ! だ、だから……そ、そこばっか……されちゃっ……んんぅっ!」
「されちゃ……どうなるんだ?」
「やぁ……そんな、こと……言わせないでよ……うぁんっ!」
「じゃ、言いたくなるまでこうされてたい?」
飛鳥の胸をもみし抱きながら乳首をクリクリと弄ぶ。
「ひゃぁっ! やっ、びんかんに、なりっ、すぎてぇ! ふぁっ! あああぁっ!!」
コリコリと乳首を転がすとその感触がなんとも心地いい
「ふやぁっ!? あ、あ……んっ! はあ、ああっ……はぁっ、んっ、くぅんっ!」
飛鳥の体からは力がぬけ、それとは逆に汗が出てくる。
「あ、や、だめ……おかしく、なっちゃ、いそ……っ……これい、じょは……んんぅっ!」
円を描くように胸を障って揉んでみたり、いろいろな事をして見る。
「ひゃあぅっ! や、も、これ、きそっ! きちゃっ! ああっ、や、だめっ! ケ、ケン、んああっ!」
「なにがくるの? 何が来そうなの?」
「やぁっ……わか、てる……はぁっ! くせにぃ……っ! ……イキそ、なのっ! イッちゃいそで……っ! んくっ! やぁあんっ!!」
「イキたい?」
「う、んっ!! い、イカせ、てっ! んあああっ!! や、だめこれ……っあ!! ああっ!! ひああぁあぁあああーーーーっ!!」
一瞬かなり仰け反ったあとに大声をあげて飛鳥は果てた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……ケ、ケン、い、いま、わた、し……。」
「ああ、可愛かった。飛鳥。」
「ば、ばかっ……そういうこと聞いてるんじゃないし、それにいきなりそういうこと言うな!」
「ご、ごめん。」
少しの間沈黙が訪れ飛鳥が一言言う。
「それ……辛くない?」
「え?」
「だからその……ズボン、パンパンになっているけど……。」
自分の下半身を見てみる。
「う……ぁ、ま、まぁその、辛いといえばそうなんですが……。」
「じゃ、じゃあ、今度は私がしてあげる……。」
飛鳥にズボンのジッパーを開けられて、仰向けに寝かせられる。
「ん、ここかな……?」


にゅるにゅるとした感触が下半身全体に感じられ電撃が走ったような刺激が感じられる。
「んっ! あ、ここ、すごっ……にゅるにゅる、して、る……っ! んああっ!!」
ズブブという音が聞こえ、きつい何かに締め付けられるような感触がする。
それと同時にぶつっという何かが切れる音もした。
見ると結合部からは一筋の血が流れ出てる。
「飛鳥、だいじょぶか? 痛かったりは……?」
「んっ、だいじょぶ……っみたい……あああっ!! 思った、よりもっ……痛く、ないし、それより、気持ちいいのが、んあああっ!! 勝っちゃてるよぉっ!」
飛鳥が自分から腰を降り始める。
「んんっ!! あ……やあっ!! これ……なん……かっ!! すごっ……ひあっ!! んっ!! 熱いのが、わたしの……な、か、ビリビリ、してっ!! っあああんっ!!」
 「あ゛あ゛っ!! あす、かっ、それ、すごく……いいぞ……、ぐっ!」
「わ、わたしもっ! んふ、くぅ……っ!! あ、あた、まの……っな……か、がっ!! うあっ!! しびれ……てっ!!おか、ひっ……おかしくっなり…… そっ……ううぅんっ!! も、これぇっ、とまら、な……っ!! あうんっ!! あっ……!! ふくぅんっ!! あっ、くんっ!! うあんっ!! すご……っ!! あっ……あんんっ!!」
 「ごめ、ん、あすか……俺も……そろそろ……でそ……うっ……!!」
 「うんっ!! ケ、ケンのっ!! だ、してっ!! わた、しの……なかっ、にぃっ!! んふあっ!! うあっ!! くぅっんあっ!! いっぱ、い……いっぱい……だしっ、んあああっ!! あ……も、わたひ……もっ!!! イき……そっ!! んんあっ!!」
 「ぐ……ぅっ……う、あ゛っ!」
 どびゅっ!!びゅるるるっ!!
 俺の目の前が一瞬ホワイトアウトし自分の物から精子を出す。
「あっ!! ふああああああっ!!! ああああぁーーーーーーっ!!!!!」
俺がそれを出した後、飛鳥も糸が切れた人形のように倒れた。



「こっち見たら……殺すから……。」
「……はい。」
ベッドの上で俺と飛鳥は互いに逆の方向を見ながら寝ている。
「ケンと……しちゃったんだよ……ね。」
「…………ああ。」
「うぅ……今更ながらどうしてあんな事……。」
「……でも俺は嬉しかったけどな。」
「だから、そういうことを言うんじゃない!」
「ご、ごめん……。」
「で、でも、さ、恋人なんだから、キスとかしてもいいんだよね?」
「さっき、キスなんかよりもすごいことしたばかりだけどな。」
「うっさい! 今日はケンとキスしてから寝るって決めたの!」
「なんだよそれ……。」
飛鳥と唇を触れ合わせる。
「んっ………………っ!!!!」
飛鳥が急にはっとした表情になる。
「ってなにこっち見てんだああああぁぁああぁぁああぁぁぁ!!!!!」
「キスしようていいたからじゃ、って、ちょ、まっ ぎゃああぁぁあああぁぁぁあああ――。」


参考情報

2010/08/18(水) 03:04:47~2010/08/18(水) 03:13:39で20レスで投稿。
一星龍さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで25作品目。

  • 最終更新:2011-10-30 04:11:30

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