一星龍さんの小説9

本文

あれから4ヶ月が過ぎて夏休みになった。というか七月になった。深夏が正確にいつ来るかとは分かってはいなかったが、とりあえずは来るらしい。まあ、正直、来てもたいしたおもてなしは出来ないのだが・・・・。
去年以上に生徒会が大変(巡は手伝わないどころか、むしろ仕事を増やすし、中目黒が手伝ってくれるものの真冬ちゃんのBLのせいでいまだ恐怖心が付きまとっているし、新入生の二人はなんて事か、生徒会にさえ来ない時がある。)だから結構家を空けることが多いと思うからな。深夏には合鍵を持たせてあるから、家に入れないという事はないと思うが・・・・
せめていつ来るかは知りたいんだよなぁ~・・・メールしたら、「ひひひ」って帰ってきたし。(ひが三つで秘密って事ね、まさか分からないやつはいないよね?)
だからいつ来るかがまったく分からない。深夏だって俺がいないときに俺んち来たって面白くないだろうに・・・
そして更にちょっとだけ日が過ぎて8月1日になった。
「ん~~~~~~っ、やっと着いたぁっ。」
流石に内地からここまでは距離があった。まあ外国とかじゃないから、それに比べたらいいのかもしれないけどな。
さてと、せっかくいつ来るかを秘密にして鍵を驚かせようとしてるんだからこんな所をうろうろして見つかったら意味がなくなるからな。急ごっと。
鍵は右ポケットに入ってる事を確認し鍵の家まで歩く。
流石に4ヶ月かそこらでは町並みは変わらないよな。久しぶりここらを歩くから懐かしさがあるけど新鮮味はない。
駅からは鍵の家までは確か数分、あたしなら走れば二分以内に着けるな。(まあ、夏休み中泊まりこむつもりだからたくさんの荷物があって走る方が逆に時間がかかりそうだが・・・・)そのせいで家賃が高いと愚痴っていた。あたしに愚痴られても困るけどな、その話題。
さて、そんなこんなで鍵の家の前に着いたが・・・いざ入ろうとなると緊張してきたな・・・
でもここまで来てもたもたしてるのも性に合わないしな。よし、入るか!
鍵を開けて中に入る。夏の日差しが照っているが、家の中は何故か暗かった。よく見れば電気が点いてない。まさか鍵はいないのかと思う。まったく、遠路はるばる来てやったというのに、おもてなしがひどいとかそれ以前に家に誰もいないとは家主の器量がうかがえるな。(これも立派な不法侵入だということはこの際気にしねぇ。)
ならば更に悪戯をしてやろうじゃねーか。せっかく可愛い彼女様が来たんだからそれ位のサプライズは必要だしな。そうと決まったら早速鍵の布団にでも隠れているか。そう思いあたしは、鍵の部屋まで行った。
「zzz・・・zzz・・・」
「・・・・まさか寝ているとは・・・」
あたしの予想を完全に超えていた。
「っていうか、せっかくの夏休みをこいつは寝夏休みにする気かよ。」
確かにまだ10時ちょっと前だからあたしも時々この時間帯に起きる時はあるけど、お前はあたしが来る事を意識していろよ。全く・・・
ふと鍵のベッドにもう一人分は入れそうなスペースがあることに気付いた。
・・・・いっ、いやいやっ、あ、あたしは別にそんなことしないからなっ、べっ、別に鍵と一緒に寝たいだなんて・・・そもそも何回か一緒に寝た事だってあるし・・・って何を思い出してんだよあたしはっ。
でっ、でも、その・・・そうだっ、鍵が睡眠時無呼吸症とかになったら大変だからなっ、あたしも一緒に寝ればこう、癒しの力とかで治まるかもしれねーし。
それでなくても寒かったりしたらいけないからなっ、一緒に寝てやらなくては。いやいやちょっとだけだからなちょっとだけ布団の中に入るだけだからな。うんうん、そうだ、そうだからいいだろう。
なので鍵の布団に潜り込んでみる。暑・・・・・。でも、昨日なんだかんだで寝不足だったから・・・・なんだ・・・か・・・眠く・・・・な・・・・・って・・・zzz・・・・zzz・・・・

んんっ、なんだか暑いな。それにベッドの面積も狭くなったような気が・・・・
ちょっと寝返りでも・・・
「・・・・ごろん。」
何故か声に出した。まあそれはいいとして、なんか手に変な感触があるな。
何故かいつも落ちてくる目覚まし時計にしては感触が軟らかいし・・・ていうかふにふにしてるし・・・
後良い匂いもしてくるな・・・なんかシャンプーの匂いがしてくる。
ふと目を開けてみる。
そしたら俺の目に映ったのは、何故か私服夏Verの深夏がいた。
「すぅ・・・すぅ・・・んっ・・・んにゃ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
これは夢かな?いや夢とかそれ以前に何故深夏が俺の隣で寝ている?もしかしていつのまにか犯ってしまったのか?いやいやそれは無いだろう、うん。ならやっぱり夢か?つか夢でいいよな。夢なら何をやっても許されるはずだ!!ビバ☆俺の夢最高!!いやっほぉ~~~っい!!!
「んっ・・・・・はれ?・・・・・なんかあたし・・・眠っちゃっていたのか?・・・んんっ。」
なんか深夏が起きた。なんか今度の夢はずいぶんとリアリティがあるなぁ。はっはっは。
「ん?どうしたんだ、鍵?お~い?」
夢なら何をやっても許されるはずだよな??うん、誰かはいでもイエスでもいいから答えてください、頼むから!!
「目を開けたまま寝てんのか?お~い?」
ええいっ!!このままぐずってても仕方ない。ならば俺は深夏の肩に手を置き。
「なっ、何だよこの手は?」
そして言い放ってやろう、この言葉に対する深夏の行動で夢か否かが分かる。
「深夏、好きだ。」
「なっ!?」
そして俺は深夏の唇に自分の唇を―――――
「なっ!!?ななっ!!?何言ってんだ馬鹿ぁ ――――――――――!!!!!」
重ねる前に殴られた。うん、このツンな対応は現実だったわ。夢ならデレたんだけどね、あはは。
ベッドから弾き飛ばされる俺。それを見て深夏は、
「わっ・・・・・・だ、大丈夫か?鍵?」
「・・・それはな、少なくともこんな勢いで飛ばした本人が言う台詞じゃないぞ?かくっ・・・・」
ああ・・・また視界が暗くなってきた。今そっちに逝くよ、パト○ッシュ・・・・・・・

「って逝くなぁ―――――――ッ!!!!!」
深夏に強引に連れ戻されたおかげで俺はどうやらパ○ラッシュに会わずにすんだ。
「いつつ・・・それでなんでお前が今ここにいるんだよ?深夏。」
「言っただろ?夏休みになったら帰ってくるって。」
「それが今日だったんですか、そうですか。」
「何だよ鍵?せっかく可愛い彼女様が来て尚且つこんなサプライズまで起こしてやったんだからお前は喜ぶべきだろ!?」
「ああ、はい、そうですネ。わぁ~い、やったぁ・・・・・」
何でそんなに棒読みなんだよ?的な視線で俺の事を見つめてくる美少女が約一名いますが、どう致しましょう?
うむ、とりあえずは放って置け。サプライズ云々よりもこっちは睡眠のほうが大事だからな。
「あのさ深夏。お前俺がサプライズ云々よりも俺が喜びそうな事知っているだろ?」
「何だよ?それはよ。」
「ギャルゲの幼馴染のように起こすとか。」
深夏が今度はうわっ、こいつきめぇ的な視線を送ってきやがりました。
OK、OK。その視線には俺は慣れている。この数ヶ月間俺は新しく生徒会に入ってきた新入生達にそんな視線を送られ続けていたからそんなのどうってことないやい!!
「っていうか、何いきなりキスしようとしてんだよ、馬鹿。」
「いや、ごめんごめん。でも意外とあれってデフォっぽくね?」
「なんのデフォだよ?ったく・・・」
深夏が頭を掻いて呆れているがその顔のには微妙にまんざらではないような感情も含まれているのが俺にはわかる。
「お前昨日何時まで起きていたんだよ?」
「あ?、そうだなぁ・・・少なくとも三時を周っていたのは虚ろだったが覚えているぞ。」
「三時って昨日一体何やっていたんだよ・・・?」
深夏が今回は完全に呆れた表情を見せてきやがった。コノ野朗、可愛いから許せてしまうではないか。
「昨日は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いろいろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホントにいろいろあってな・・・。」
遠い所に俺は目を向ける。
「その・・・の数だけいろいろあったって事か?」
「うん・・・・・・聞くか?言うだけでも少なくとも2、3時間は掛かるけど・・・・」
「そんなに時間掛かるならいいや、聞かなくても。」
「せめて少しは迷う素振りを見せようぜ。」
「そういえばお前はもう昼飯食ったか?」
話題を即効変えられた。深夏からしたらこれは『そんなつまんねぇ話題はどうでもいいから』って言っているようなもんだ。俺には分かる。
「ああ、まだ食っていない。」
「ん、じゃあ何か作ってやるよ。勝手に冷蔵庫の中身の物使っていいよな?」
「それはいいけど、その前に昨日の激務で心身共に疲れ果てている俺に労わりの精神と睡眠時間をくれ。」
「労わりの精神ならともかくあたしがいるんだから勝手に寝させはしねぇぞ?お前が寝ていいのはあたしが寝ている時だけだ。」
「うわっ、激しく迷惑な居候だな。」
そう言った時にはもう深夏はいなかった。・・・・・さて、寝るか。
掛け布団を持ってそれを自分に掛けようとする。その時、ドアが開いて、そして深夏がジト目で見つめてきた。
「・・・・・・・・・・・・へぇ」
「・・・・・・・・・・・・(汗)」
ぎぃぃぃ・・・ばたんっ、がちゃっ
どうやればドアの鍵を内側からしかかける事が出来ないのに、外側から鍵をかける事が出来るんだろうか?不思議だ・・・・

「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
食事中につき無言。どうやら深夏は結構本気で怒っているみたいだ。何故?
さっきから謝ろうとしても理由を聞こうとしても無視してくる。別に俺はそれに対して怒ったりはしない。そんな事したら喧嘩になるからな。まあ、これも端から見たら喧嘩に見えるのだろうが・・・・
「深夏、さっきから謝ってるだろ?そろそろ理由位教えてくれてもいいだろ?なあ。」
深夏は分かり易い位に顔をぷいっとそっぽに向ける。どうやら先ほどと比べたら怒ってはないようだ。
「深夏、ああもう全部俺が悪かった。お前よりも睡眠をとろうしてすまなかった!!」
ちゃんと頭を下げて謝る。深夏の怒っている理由はおそらく深夏がせっかく飯を作るといっているのに俺は睡眠をとろうしてからだ。つか、これ以外にないだろ。
「・・・・別にそれに対してはそんなに怒ってはねーよ・・・・・」
深夏が小声でボソッとつぶやく。
「あたしは、あたしがホントに怒ってるのは・・・・あたしはこの4ヶ月間ずっと不安だったんだぞ?真冬とか、母さんとかがいるけどやっぱりお前のいない生活はつまんねーし、いろいろ面倒くさかったし、だから今日久しぶりにここに来てそれでお前に昼飯を作ってやるって言ってんのに、お前は寝たりするし・・・・お前にとってあたしはその程度なんだなって思ったからなんか・・・・・・頭にきたんだよ。・・・・・・・・・・・それだけだ。」
ああ、なるほどねと思った。確かに俺も深夏がいないのは詰まらなかったし最初の内は慣れもしなかった。
俺は深夏の頭を多少強引にでも撫でた。
「・・・・なんだよ。この手は・・・・」
「悪かった。俺が無神経だったな。ごめん。ホントにごめん。」
「・・・・・いいよ別に。お前にとっては別にその程度なんだから気にしなくても。」
「ばぁか。お前が俺にとってその程度の存在なわけがないだろう。だったらクリスマスの時にお前を選んだりはしないはずだろ?」
「そう・・・・だけど・・・・」
「今日の事は謝るし、お前が詰まんなかった分俺が楽しませてやるから、な?いいだろそれで?」
「ん・・・・分かった。」
深夏が若干涙目になっていた。こんな顔は滅多に見れないから写メしておきてぇ。
でもそんなことよりも
「深夏、それでも・・・・・」
「ん?何だよ。」
「やっぱり睡眠が必要なのでせめて今日だけは寝かせていただけないでしょうか?もう目がぴくぴくして来てヤヴァイんですが・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・いいよ、分かったよ好きなだけ寝ていろよ。ったく・・・・」
完全に呆れていた表情だが、少し喜んでいた。そんな表情だった。

深夏が来て8時間ほどが過ぎた(深夏の話では9時ごろについたといっているが俺はそのとき寝ていたし、12時位まで一緒に寝ていたから実際に会っている時間はまだ五時間ほどだが。あと結局寝かしてくれなかった。)
まったく寝ていないせいで深夏のテンションに付き合うのが辛い。さっき深夏が読んでた『テニスの王○様』ネタばっかりで話してくる。正直うざい。でも心の中では少し楽しいと思っている自分がいるのも事実だった。
「なあなあ、鍵。さっきお前の冷蔵庫みたらさあ・・・」
「深夏、お前はあれか?友達の家で勝手に冷蔵庫を開ける小学生男子か?」
「違ぇよ。っていうかあたしを何だと思ってるんだよお前はっ!!」
「俺の彼女じゃないのか?」
「うっ・・・そ、そうだけどさ・・・・ずりぃぞ鍵。」
まあ、深夏がこういうのに弱いのはもうあれだね。普通にどういうタイミングで使えばいいか、手にとる様に分かっちゃうね。深夏マスターだね。
「そ、それでな、お前の冷蔵庫の中身まるで食材が入ってねえぞ。どうすんだよ?」
「え、まだなんか入っているだろ?たとえば牛乳とか肉とか・・・・」
「・・・・お前は、消費機嫌が三ヶ月とか五ヶ月過ぎてるもんでも食うのかよ!!どんだけ貧乏なんだよ!!」
「いやいや、別に貧乏な訳じゃないぞ?ただ買い物行く暇がないのと食費が趣味の方に行ってしまうからであって・・・・」
「・・・・・・・・・よし、じゃあ買い物に行くぞ。お前に腹壊されたりしたらこっちにとっちゃ迷惑だからな。」
「ええ~、めんどっちいんだけど~。」
「い・い・か・ら・さ・っ・さ・と・い・く・ぞ!!!!」
「はい・・・・」
笑顔だった。
キラキラした笑顔だった。
そのキラキラした笑顔が怖かった。
そしてただいまスーパーで買い物中。なんか値段を見比べてにらめっこしている深夏を見るとすっかりこいつも女の子なんだなぁと思う・・・・・思っても言わないが。(深夏にこういう照れそうな発言をするのは不意打ちがもっともてきめんで普通に言ったりすると殴られるので注意しないといけない。)
「ん・・・こっちの方がグラム換算すると安いけど、こっちの方が量あるし・・・・・魚って手もあるけどこの際まとめて買いたいし・・・・・む~・・・・」
深夏が何かと格闘している・・・・さて放っておくべきか否か。
放っておいてもいいのだが、俺が詰まらないから、ちょっとちょっかいでも出すか。
「おい深夏何とそんなに格闘してんだよ。」
「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ・・・・・・・・・・」
あれ?無視されてるのか、それともホントに気付いてないのか?
「お~い深夏?み~な~つ~!?」
「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ・・・・・・・・・・」
「深夏~!?」
ほっぺを摘んでみる。ついでにちょっとムニムニしてみる。
「・・・・・・・・・・・」
あれ?なんかぶつぶつ言うのが止まった?と思ったら後頭部を殴られた。
「あいたっ!?」
「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ・・・・・・・・・・」
そして深夏はまた自分の世界に入ってしまった。仕方ない、やっぱり放っておこう。多分俺は荷物持ちとして呼ばれただけだろうし・・・・
うん、じゃあ俺は、ポケ○ン指人形でも見に行こう・・・
寂しくなんかないやい!!深夏がかまってくれないからって俺は・・・・へこたりなんかしないやいっ!!

午後七時過ぎ
深夏がカレーライスを作って、それを食べて少し時間が経った。(ちなみに俺は中辛がいいのだが深夏は激辛がいいっていう事でレベルの低い言い争いをしていた。)
「深夏~、椎名家は飯を食うのがこんなに早いのか?」
「え、こんなもんじゃねーのか?」
「いつもはお前は6時帯に食っているのか?」
「そうだけど・・・お前はいつもは何時ごろに食ってんだよ?」
「う~んと・・・・七時半位な気が・・・・」
「随分と遅いな。そんなんでお前は時間足りるのかよ。」
「まさか晩飯を食う時間が一時間違う位で時間が足りないなんて言われるとは思わなかったな・・・」
「だってお前、10時に寝るとして、その後2~3時間しかねえじゃんかよ。」
「お前は10時に寝るんだな。」
「母さんとか真冬とかは結構遅くまで起きてるらしいけどな。」
「ああ、そうすか。」
ていうか、深夏。お前は真冬ちゃんの話をしても平気なのかよ。言っちゃいけない話のほうに分類しろよ。
「さて、風呂でも入るか。深夏お前先に入るか?」
「ん?いや、別に鍵が先でもいいけど・・・」
なら先に入るかな・・・
・・・・ちょっとからかってみるか。
「一緒に入るか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
あれ反応がないな・・・・・
「はっ!?なっ!?えうっ!?な、なななな、何、言ってんだよ、鍵!!そそそそ、そんにゃ事するわけ・・・」
えーと何この反応?何か一人でオタオタしているのを見ているのは楽しいんだけど、俺の直感がこう告げてる『早くしないとホントに一緒に入るかもしれない』・・・・と
別にそれはそれでラキスケ(ラッキースケベの略)なんだけど、この場合は誤解を解いたほうがいい。そんな予感がする。
「ばかだなぁ、深夏、冗談に決まって―――――。」
「べべべ、別にあ、あたしが入りたい訳じゃねえんだからなっ!!あたしは、その、えと・・・・な!!鍵がどうしてもって言うからなんだからなっ!!」
時既に遅し、そしてナイスツンデレ。

カポーン(この擬音を生み出した人は俺は神だと思っている)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
神様、なんでこんな事になっているのか教えて下さいませんか?
何故深夏と一緒に風呂に入っているのでしょうか?(ちなみに今は深夏が背中を洗ってくれています・・・)
やっぱりあれですか、俺の悪ふざけが度を過ぎましたか。確かに前までの俺なら喜んでいただろうが、今はなんかむしろ緊張感の方が上まってしまうから素直に喜べないな。
それにさっきから俺の理性はともかく、この俺の下半身のいけない部分が危ない事になりそうです。これはあれですか。罰ゲームですか。ここで勃起してしまったら一気にBADエンドに直行フラグですか。
そんなこんなで俺は今、大ピンチ真っ最中だ。(軽く半泣き)
ど、どうしよう・・・なんであたしはこんな状況に陥ってんだよ。
鍵が喜ぶかな~と思ったからなんとな~く口車に乗ってやったんだけど、乗らないほうがよかった・・・・
さっきから鍵も無言だし・・・・でも今更ここから逃げたりしたら負けた気がするし・・・・(何に負けたのかは知らねえけど)
やばい、なんか緊張で胸が高鳴って、頭がボーっとしてきた。湯船に入ってねえのにのぼせそうだ。
なんか目の前の景色も・・・グニャリ・・・として・・・・きた・・・・・・・・
「う・・・うん?」
気が付いたら、そこは鍵の部屋だった。そして何故かベッドで寝ていた。
さっきまでの記憶を思い出すけれど、記憶があんまりない。
そう思っていたら、ドアが突然開いて
「おう、深夏。起きたか。ったく心配させやがって・・・」
「?何が心配だったんだよ?」
「お前、覚えてないのかよ。風呂場で突然のぼせて倒れたじゃないかよ。」
「え・・・・マジで?」
「マジで。」
「ご・・・ごめん。」
「いや・・・こっちこそ・・・。」
「?こっちこそって何がだよ?」
「い、いや、なんでもない・・・・」
「・・・・・・」
そういえばのぼせて倒れたと言われた割にはそんなに体が濡れてないし、それにパジャマ(あたしが持ってきた奴)も着ている・・・・って事は・・・!!
「おまっ、お前鍵、まさかっ!!」
「し、仕方ないだろっ!!ほっといてバスタオル一枚とかにしたら風邪引きそうだったし!!」
や・・・やばい。何がやばいって自分でも分かる位に顔が紅潮してくるのが分かる。
なんとなく、布団を自分の体に巻きつけて隅の方に移動する。
鍵がそれをみてちょっと申し訳なさそうな顔をして、
「あ~その~ごめん。俺は下で寝るから。」
そう言って鍵は部屋から出て行こうとする。
「ま、待てよ!!」
考えるよりも先に言葉が出ていた。
「ん?何だよ深夏?」
呼び止めたものの何を言うかなんて無論考えていない。
「あ、と、えと、その・・・・・」
「用がないなら行くぞ?」
「だ、だからその・・・・・・し、下に行かなくていいから、その、ここにいて・・・・くれ。」
「・・・・・分かったよ。」

深夏がここにいてと言うのでいるのだが・・・・会話がない。俺も気の利いたことがそんなおいそれと出来るわけではないので二人ともだんまりだ。
「あのさ・・・鍵。」
「な、何だ?」
ちょっと呼ばれただけなのにどぎまぎしてしまう。
「さ、さっきはごめんな・・・その迷惑掛けて・・・」
「い、いや、別にいいけど・・・・」
「・・・あ、あのさ、あたしは昼の時も言ったけどやっぱ、鍵がいないのは詰まんなかったんだ。鍵はそのどうだったんだ?」
「ああ、俺もだよ。最初の内は結構な。学校に行ってる時は巡だとか中目黒だとかがいるから別に詰まらなくはなかったけどやっぱり物足りなかったな。」
「そ、そうか・・・・」
「てかなんなんだよ急に改まったりして。」
「い、いいだろ!!話しづらい雰囲気だから改めでもしねえと・・・」
「・・・ま、まあそうだけどさ・・・」
「そ、それで!!その、あたしは・・・えと・・・その・・・あの・・・」
「キスがしたいってか?」
「なっ!!?ち、違っ!!?」
「その反応は思いっきり肯定っぽく見えるんだが。」
「バ、バカッ!!違うに・・・・・・・」
「決まってんだろって言いたいのか?」
「う、うう・・・・」
深夏が赤い顔のまま縮こまりつつある。
「素直にキスがしたいって言えばしてやるぞ?」
深夏がピクッと反応した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ずりい奴め。」
「おおとも、俺はずるい奴だぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・分かったよ、馬鹿。」
深夏が顔を上げて俺を見つめてきた。
「キス・・・してもいいか、深夏?」
「って何でお前が言ってんだよーーーーっ!!!!」
思いっきり殴られた。
「何だよ!!あたしの意思とか決意とかは全部無視か!?せっかく人が恥ずかしいの我慢して言おうと思ってるのにそれを無視すんじゃねーよ!!」
「つつ・・・じゃ、お前がキスしたいって言いたいのか?」
「そ、そういうわけじゃねえけど・・・・」
「ならいいんじゃないのか?」
「・・・・・・いつもあたしの出鼻を挫く嫌なやつめ。」
「ん?なんか言ったか?」
「何でもねえよ。ったく・・・」
深夏が若干頬を膨らましていたがすぐに目を閉じて唇を俺の方に向けてきた。
俺はその唇に自分の唇を重ねた。
「んっ・・・・・」
すぐに話せばよかったのだろうが、俺は我慢できなくなり、そのままその唇を舌で割り、侵入させた。
「はふっ・・・・んっ・・・ちゅるっ・・・んむっ・・・んうっ・・・」
深夏は少しびっくりしたようだが、拒みはせず俺に合わせてくれた。
「んぅっ・・・ぁっ・・・・んくっ・・・・ちゅっ・・・」
俺はそのまま深夏を押し倒す。
深夏のパジャマを肌蹴させて、服の中に手を入れ、直に胸を揉む。
「はんっ・・・って、な、なんでブラしてないんだよ、あたし!!」
「そ、それは流石につけるのは、気が引けて・・・」
「ま、まさか、鍵、お前・・・・」
深夏が自分の股間に手を添える。
そして深夏は顔を赤くした。確実にセックスしているときよりも紅潮している。
「おまっ!お前!!バ、バババ、バカッ!!ホントに最低だっ!!」
深夏がマジ泣きしていた。後ついでに殴ってきた。
「分かった。分かったから、泣くのと殴るのを止めろ!」
「ううっ、もう嫁にいけねぇ・・・・」
「いや、俺がもらうから問題ないだろ。」
深夏は顔を背けて、俯いた。
「だから続けていいだろ?」
深夏の胸に再び手をかける。
久しぶりに深夏の胸を久しぶりに触ってみて思うのは・・・・なんかちょっとだけだがでかくなった?
「深夏、お前少し胸大きくなったか?」
「そ、そんなこと言われても、分かるわけないっ、だろ!っていうか、お前は人の胸揉んでいて、そんなことしか、んっ、考えられないのかよ!!」
「いや、それは彼氏として気になる所だろ。」
「そんなこと言ったら、鍵だって背、あんっ、伸びただろ。」
「いや、それとこれとは違う気がするけど・・・・・」
「も、もういいだろっ、この話はっ、あんんっ!」
深夏が身を捩じらす。やっぱり深夏は感度がいい。
「胸は小さいほうが感度がいい筈なんだけどな。」
深夏の乳首をくりくりと摘んでみる。
「あふっ、んあっ・・・・んうっ。」
片手で深夏の乳首を攻めている間に、深夏のパジャマのボタンを外す。

そしてあらわになった深夏の胸を舐める。
「ひやっ・・・あうっ、んっ、くすぐった、あふうっ。」
そのまま空いている方の手で深夏の股間に手を伸ばす。
「んやっ、あっ・・・ふあっ、はうんっ・・・えうっ」
パジャマ越しに撫でてみると下着越しとは違い何というかナチュラルだった。
「んあっ・・・なんか、これ、パジャマがっ、擦れ・・・・て、変っ、ひやうっ、あ、ふあぅっ」
深夏がぶるぶると震えていた。おそらく今までにない感覚だから慣れてないのだろう。
パジャマの中に手を入れ直に深夏の秘部を触る。
「んはあぁっんっ!!鍵、馬鹿そこ!今っ、撫でっちゃ、だ・・・・めぇ!!」
そのまま中に指を入れる。
「ふやぁっ!!け、鍵、ちょっ、ふあっ!!」
「どうしたんだよ深夏?ずいぶんと余裕ないじゃないか?」
「だ、だって、んっ・・・・久しぶりに・・・鍵とこんな事してっ、んあぅっ・・・・・気持ち、いいからっ、はんぅうっ!!」
「もうここ、愛液でたくさん濡れてるぞ?」
「ばっ・・・・かぁっ・・・そんなこと、言ったり、するなぁ・・・・ああっ、くぅんっ!!」
「深夏はずいぶんとエロいな。」
「なっ!?違っ!?お前のほうがエロいに決まってんだろ!!ここ、こんなに膨らまして!!」
「いや、それは、仕方ないだろ。健全な男子なんだし。」
「お前ばっかずりいぞ!!このっ!!」
深夏が俺を跳ね除け、俺の上にのしかかってきた。
「お前の方があたしよりもエロいんだからな!!」
あれ?なんか言っちゃいけない発言だったのかな?
そう思っていたら深夏は俺のズボンのファスナーを開け俺のものを舐め始めた。
「んむぅ・・・じゅるっ、ちゅばっ・・・んむっ・・・ふむぅ」
「あっ・・・・・・ぐぅっ・・・」
「ほあは・・・ひゃっはり、ほまえのほうは、んじゅるっ・・・へほいはほ?んっむぅ・・・ちゅるるっ」
「何・・・・・・言ってるのかっ、ぐぁっくぅっ、さっぱりだっ、あっ、くぅ」
「むぅ?・・ちゅるっ・・・じゅるるっ、んくっ・・・・れろ、んちゅるっ・・・・じゅるっ」
「うあっくっ!!そんないきなり・・・・吸い、あげるなっ、あぐっ・・・はあっ」
「ひひはははっら、ひっへも、んむっ、ひひんははらな?じゅるるるっ、ちゅっ・・・んっむぅ・・・じゅむっ、ぴちゅ・・・れろれお・・・んっじゅるるるる!!!」
あ、これはもう出る。
そう思うのが精一杯だった。
どくんっ、びゅくっ、びゅるるるっ!!!
「んあうっ!?んむっ・・んんーっ!!」
口に出してはいたが深夏が驚いて顔を離してしまったので顔にも少しだが白濁したものがかかった。

「んあっ・・んくっ・・・こんなにいっぱい出したのに、まだ硬いまんまだな・・・・」
「それは・・・・・なぁ?」
「なぁ、なんて言われても分かんねえよ。男の体なんて。」
「ま、まあそうだけど・・・あの、続きをしてもいいか、深夏?」
深夏は若干白い目で見てきたが、
「・・・・・・好きにすればいいじゃねえかよ・・・」
といって足をM字にしてくれた。
股間を擦ってみる。
「んあっ!!鍵!!お前、入れるんじゃなかったのかよ!」
「そのつもりだから、ここはもう濡れていてこれ以上濡らす必要があるか調べるために擦ったんだけど?」
深夏がばつの悪そうな顔をする。
「それにしてもさっきはこんなに濡れてなかったのに、俺のを舐めた途端に濡れ始めたよな?」
「なっ!?違っ!・・・はぅんっ!!」
深夏の谷間に俺の物を当てる。
「まあどうでもいいけどな・・・っと!!」
そしてそれを挿入させた。
ちゅぷ、ちゅぷぷぷぷぷぷぷ
「あっ・・・・鍵のが、入って・・・・入ってきたぁ・・・あぅんっ!!!」
一度奥まで俺の物を入れ続ける。その擦れ具合が深夏には快感らしく「あんあん」悶えていた。
「ほ、ら・・・奥まで入ったぞ深夏。」
「うあぅっ!!はんっ!!け、んの・・・あたしの中に、入っている、の?あああんっ!!」
「ああ。そうだぞ」
そういって適当に深夏の膣壁に自分の物をぐりぐりと押し付ける。
「!!、ああっああんっ!!!ふあんぅっ!!ちょっ!!鍵ダメそこだめぇっ!!気持ちっ、気持ちよすぎちゃうよぉっ!!!ああああっんぅぅっ!!」
深夏の膣内のぐねぐねしたようなとこにあたった。確かGスポットと呼ばれるところだ。なんかここは一番感じるところだというのを聞いた事がある。
「ここが・・・いいのか?」
そう言って更にそこを攻め立てる。
「んにゃっ!!?にゃぁぁっ!!!ああ、そこっ!!そこ気持ちいいっ!!だめっ!!変になるぅ!!うあああああああああっ!!!」
深夏がびくんびくんと跳ねる。どう考えてもイッた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「そんなによかったのか?」
「わか、んない・・・気付いたら、頭・・・弾けそうに、なって・・・」
「まだ続けられるか?」
「んっ・・・頑張って・・・みるっ・・・」
深夏がそう言ってまたやろうとする。
「別にそれはいいんだけど、この体位ばっかりじゃ飽きるからなぁ・・・よいしょっと」
俺は深夏を繋がったまま抱きかかえ、そしてそのまま半回転させる。
「んっ!!!あああっ!!け、ん中、中・・・擦れて!!!はうっ、あっああっ!!」
そしてそのままさっきまで突いていたGスポットを再び突く。
「ひやっ!!!ひやぅぅぅぅっ!!!だめっ!!この体制、恥ずかしっ!!恥ずかしすぎるよぉっ!!ああんっ!!!、ふあっ!!!」
深夏が顔を紅潮させながら叫ぶ。
「うあっ!!そんなっ!そんな急に動かさないでっ!!ひうっ!!はんっ!!あっ、そこ、あんっ!!気持ちいっ!!はっ、くぅっ!!ちょっ!!そんなにされると、け・・・んあたし、おかしくなっちゃうっ!!おかしくなっちゃうよぉ!!!ああもうだめぇっ!!!」
また深夏の膣内が締まって深夏がイク。俺はそれでも深夏の中を突き続ける。
「ふあああああっ!!!け・・・・んっ!!!鍵ぅっ!!!イッてるのに!!!、そこダメ!!そんなに突いちゃあっ!!!あたしっ!!!もっ!!!あっ、も、そこっ!!!」
「深夏、俺も・・・くっ」
本日二度目の射精を深夏のなかで出す。
「あああああああああああああああっ!!!鍵、鍵ぅっ!!!ふああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!」
そしてそのまま俺と深夏はぐったりとし、ベッドに倒れこんだ。
「あのさぁ深夏・・・・」
「ん?何だよ?」
「いくらベッドが広いからって、一緒に寝るのは止めないか?」
「どうしてだよ、今までだってこんな事普通にしてきただろ?」
「だけど、これからずっとこうしていたら、俺らは猿になるぞ?」
「・・・・・・そんなに毎日するわけないだろ。」
「俺の理性が耐えられないって事だ!!」
「そこは・・・我慢しろよ。」
「お前が隣に寝てるのにそうおいそれと我慢できるわけないだろ!!」
「えっ・・・それってどういう・・・」
「ったく・・・・ぶつぶつぶつ・・・」
「あっ、こら鍵、勝手に寝るんじゃねーよ、おい!!お~い!!」
そんな感じに二人で夜を過ごした。



参考情報

2009/08/16(日) 21:52:01~2009/08/16(日) 21:55:53で11レスで投稿。
一星龍さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの9作品目。
前作の続き。



  • 最終更新:2010-07-04 13:50:11

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