名無しさんの小説4

本文

真冬ルート攻略! お勉強編


「あの……杉崎先輩。この問題なんですけど……」
「ん?二次関数y=ax²+2ax+b の……で、最大値が……そこから定数a、bを求めよ…か。この問題はね、ここが、こうして、ああなって……」
「ああ、だから答えが三つもあるんですね!ありがとうございます、先輩♪」

某月某日・雨。杉崎は真冬と二人で生徒会室にいた。
時刻は昼休み。いつもならのんびりと真冬の愛妻弁当に舌鼓を打っているのだが、今日は大事な用事があるとかで杉崎の教室を訪れた真冬に、生徒会室まで連れてこられたのだ。

その大事な用事というのは、『次の時間、数学の小テストなので、勉強を見てもらえませんか?』ということ。
杉崎は人格が腐っていても頭はいいので、快く承諾したのだが……

「ねぇ、真冬ちゃん」
「はい?なんですか、杉崎先輩?」
「どうして深夏じゃなく、俺に教えてもらおうと思ったの?数学なら深夏の方が得意だし、昨日のうちに家で教えてもらうこともできたんじゃぁ……」

杉崎の質問に、真冬はしゅん……とうなだれる。

「ごめんなさい……。先輩、迷惑でしたよね?せっかくのお昼休みを生意気にも二年の教室まで押しかけて来た一年坊主に邪魔されて……。『彼女だからっていうだけの理由で束縛しまくるアマギザウザスwww』とかブログに書き込まれても仕方ありません…………」
「い、いや、別にそういうつもりじゃぁ……」
「でも……でも、いいじゃないですか!真冬は、先輩の彼女さんなんですから!!それは、先輩の夢がハーレムだってことも知ってますけど、今は真冬しか堕ちてないし、当分というかこの先百年くらい誰一人堕ちる気配もないですし!」
「ぐさぁっ!!」
「それでも女の子は不安なんですよ!?生徒会メンバーはじめ、先輩の周りには巡先輩や中目黒先輩、藤堂先輩、真儀瑠先生とちょっと普通じゃお目にかかれないレベルの方が不自然に勢揃いしているんですもん!!
「ちょっと待って今なんか余計なの一人混じってた!!」
「とにかくそんなわけで、真冬は彼女さんの特権を利用して先輩を独り占めしたいんです!!」
「なんか、始まりと終わりのテンションの差に軽くドーバー海峡並みの開きを感じるんだが……」

あぁ、申し訳なさげに縮こまる可愛い真冬ちゃんはどこへ……、と滂沱の涙を流す杉崎。
そんな杉崎の様子に気づかず、真冬は膝の上に置いた手を見るともなしに見ながら、先ほどの剣幕が嘘のような幽かな声で囁いた。

「でも、先輩は迷惑かもしれないけど、真冬はとっても嬉しいです。先輩、お姉ちゃんたちとお話の途中だったのに真冬の方に来てくれて……勝手な思い込みかもしれないけど、真冬との『二人の時間』を大切にしてくれているみたいに思えて……。とっても、とっても嬉しいんです…………」
「真冬ちゃん…………」

小柄な真冬が俯くと、杉崎からはその表情が見えなくなる。だが、長い髪の隙間から覗く耳や首筋が、ほんのりと上気していて…………

(や、ヤヴァイ…………!!ドーパミンとかエンドルフィンみたいな何かが大変なことになってくる!!?)

もともと病的なまでに白い真冬の肌は、鮮やかな朱に染まるとひどく扇情的だ。日頃大人しい彼女が興奮して上気するのは、生徒会でゲームやBLについて熱弁を振るっているときとか、ごく親しい人にからかわれてるとき位しかない。レア現象である。しかもその理由がメロドラマくさい科白に照れた結果であるとなれば、そんなものが見れるのは……この世に一人しかいない。

それは、彼女の心を手にした人物。
すなわち、杉崎鍵をおいて他ならない。

杉崎は漢だった。「人としてどーよ?」的な言動の多い彼だが、こと女性関係について言えば、一回りしていっそ清々しいくらいの外道っぷりは、漢の中の漢と言ってしまえるほどに、男だった。
だから ―――――――――

(ここで抱かずに何処で抱く!?)

杉崎はガバッと両腕を広げ、隣に座る真冬に向き合う。
頬を……いや、全身を紅潮させたまま、真冬は少し居心地悪そうにもじもじしていた。

(いざ!!メイキンラヴ!!!)
「だから先輩、しっかりお勉強教えてくださいね」

真冬が、花のように純真な微笑を向けた。
杉崎、両腕を広げ今まさに飛びかからんばかりの格好で硬直。
そんなちょっとイタイポーズで固まる恋人を見上げ、真冬はちょこんと小首を傾げる。

「?…… 先輩、どうしたんですか?」
「あ…………。と、蟷螂けーん!!……なんちゃって…………」

あまりにこちらを疑わなすぎる真冬の無垢っぷりに、さしもの杉崎も手が出せなかった。
肉体的にはもうずいぶん開発されている真冬だが、廃人・腐女子モードのとき以外の純情キャラはいまだに崩れない。ある意味攻略しやすいヒロインだったが、攻略してから凋落するまでの道程はかなり険しいようだ。

「もう、先輩ちょっと古いですよ!どうせ脈絡なくボケるなら、『俺は光になる!!』とか叫んで光速の3倍くらいのスピードで駆け出さないと……」
「いやそれ某サイボーグ 0○1を遥かに凌駕するスピードだよねぇ!?ってか相対性理論完璧に無視ですか!?地球の物理法則超越しちゃうの、俺!!?」
「それ以前に、『実際にできたらボケにならないじゃん!!』ってツッコんでほしかったです……」

そんな風に騒ぎながらも、昼休みのお勉強会は有意義に進んでいくのだった……。



*****

真冬が練習問題を解いている隙に、杉崎は部屋の壁にかけられた時計に目をやった。結構長い時間勉強していたように思えるのだが、休み時間が終わるまでには後三十分近くある。
このまま何も無しで終わっちゃうのはもったいないよなぁ……と杉崎は嘆息する。学校にいるときは、大概いつも深夏が「見張りだこのケダモノ!!」といって一緒だったり、生徒会の皆でいたりして、二人きりという状況はかなり珍しかったりする。

(せっかくの機会、色々と楽しみたいところだが……。さて、どうしたものか)

真冬の手元を覗き込むと、テキストの練習問題はあと三問ほど文章題が残っているだけだ。全部やり終わるのを待ってから迫るというのも一つの手だが、それでは中途半端に時間が足りなくなる虞がある。
ならここは…………

「真冬ちゃん。最後の文章題三つは、テストの時を想定してやってみようか」
「テストを想定して……ですか?」
「そう。一問一問正確に解いていくのはもちろん大切だけど、ある程度スピードも意識しなくちゃ、時間が足りなくなっちゃうからね。……あと、勉強の仕方としても長い時間こなすより、短時間で集中した方が効率が良くなるんだよ」

杉崎の話にほえ~と感心した声を漏らす真冬。まぁ、杉崎が言ってることもあながち間違いではないが、それを教える動機が不純なので、裏の狙いを知ったらそんな対応はできなくなるだろう。

「それじゃぁ、始めようか。真冬ちゃん、準備はいい?」
「え?は、はい!!」
「制限時間は10 分。よーい……始め!!」

杉崎の号令と共に、真冬がテキストとノートに向かい直った。ノートに情報を整理して、計算式を組み立てていく。悪くないスピードだ。悪くはない、が。

「……………………ふぅ♪」
「うひゃぅっ!!!」

真冬が素っ頓狂な悲鳴を上げる。いつの間にかほとんど密着するほど近づいていた杉崎が、机に覆いかぶさる様にして集中していた真冬の耳元に息を吹きかけたのだ。

「せ、先輩!!なにするんですかぁ!?」
「喝!!」

真冬の抗議の声を喝破し、杉崎は腕を組む。

「甘い、甘いぞウィンター!!」
「な、何故か杉崎先輩の声が秋元○介さんの声に!?」
「この程度で怯むなど、修行がたりん!」
「なんの!?なんの修行ですか!?」
「貴様も流派東ほ……いや北方腐敗の後継者なら、この程度の障害、笑ってコサックを踊りながら受け流すがいい!!」
「いや、真冬は今テスト勉強中で……それにテスト中にコサックは踊れませんから!!あと『腐敗』ってわざとですか!?誤植ですか!?」
「見よ、北方はピンクに萌えているぅぅぅぅっ!!!!」
「うわぁ……。いやなマスターア○アがいますよぅ…………」
「まぁ冗談はさておき。テスト中にはどんなアクシデントがあるかわからないし、多少のことには動じないようにしなくちゃね(はぁと)」
「先輩が(はぁと)とかつけていることに真冬は体中に立つ鳥肌を抑えられまひゃう!!!」

言葉の途中で真冬の体がビクンと跳ねる。

「な、なんで耳を舐めるんですかぁ!?」
「いやぁほら、テスト中いきなり芋虫が落ちてきても大丈夫なように…………」
「そんな事件が起きたら即刻試験の一時中断を要求します!!真冬は集中してるんですから邪魔しないで……って言ってる傍からどこ触ってるんですかぁ!!?」
「どこって……胸だけど?それより真冬ちゃん、早く問題解かないと、もう三分も無駄にしてるよ?罰ゲームになってもいいの?」
「ばっ!?そ、そんな話、真冬聞いてませんよ!?」
「うん。言ってないからね」

無意味に爽やかな笑顔を振りまいて、杉崎は真冬の胸元にやった手の平に力を込める。控えめな、それでいて上着越しでも柔らかさを失わない乳房に指先を食い込ませて、小刻みにふるふると揺すってやると、真冬は肩をすくめて呻いた。

「うっ…………ひぅぅ…………」
「あと六分だよ~。がんばれ、真冬ちゃん」
「くぅぅっ……ま、真冬、負けません…………!」

シャーペンを握る手に力を込めて、真冬はぐっとノートを睨み付ける。ガリガリ、と勢いよくペン先を走らせて問一を仕上げた。
続いて問二に移ろうとしたところで、杉崎に動きがあった。
椅子から立ち上がって真冬の背後に回ると、ぷちぷち……と慣れた手つきで上着とシャツのボタンを外していく。そうして露わにされる真冬の双丘を覆う下着。淡いピンクの、フリルとリボンをあしらった可愛らしい少女趣味が入ったブラジャー。その質感を味わうように杉崎の指先が蠢く。

「うくっ…………。ま、負けません…………!」
「あと五ふ~ん♪」

杉崎はにんまりとしながら真冬の反応とその体の感触を楽しんでいた。ブラのカップの縁に指先を当て、つつつ……と這わせる。柔らかいシルクの質感と微かに汗ばんだ真冬の肌の滑らかな触り心地を同時に堪能する。腋の下から谷間に向かって、谷間から腋に向かって、何度も往復させていると、徐々に真冬の吐息が荒くなってきた。
興が乗ってきた杉崎は、ブラの下に手を潜り込ませる。狭い隙間に侵入してきた異物に、真冬の乳房はぐにゃりと押し潰されてしまい、何とか元に戻ろうと杉崎の手を押し返す。だが杉崎の手はブラに押さえられて離れない。しっとりと汗ばんだ胸の弾力と、真冬の体温で温められた下着のふんわりとした圧迫感の板挟みが心地良い。

「んんっ…………」

真冬が苦しそうに吐息を漏らした。胸が押し付けられて息苦しいのだろう。
手の甲で押し上げるようにしてブラをたくし上げると、小ぶりながら形のいいバストが顔を出した。

「はぅ………………んくぅぅっっ!!」

むき出しになった胸の頂点で息づく桜色の蕾をきゅぃと抓むと、真冬の体が一際大きく跳ねる。

「せ、先輩…………。だめ、ですよぅ……集中、できませ、ん、ふぅっ!!」
「大丈夫だいじょーぶ。真冬ちゃんの体は悦んでくれてるから」
「全然だいじょーぶくないですよぅ!!あ…………やっ!ふわん!!」

固くし凝った乳首を思い切り引っ張り、限界まで引き伸ばしたところで手を離す。紡錘状に張った乳房が、戻った反動でぷるんと揺れた。
杉崎は片手で乳房を揉みしだきながら反対の手を真冬の太ももに伸ばした。スカート越しにほっそりとした脚を愛でて、少しずつスカートをたくし上げていく。
狩猟を楽しむ狩人のような杉崎の攻撃に、真冬は必死で耐える。問二が終わって、残るは三問目のみとなった。
残り時間も少なくなってきて、杉崎は二通りの攻め方を考え、どちらでフィニッシュに持っていくか悩んだ。丁度、杉崎の脳内はこんな感じだ。

・ このまま落とす。
・ 意地悪をする。

参考情報

2009/11/12(木) 20:29:15~2009/11/12(木) 20:34:00で3レスで投稿。
真冬恋人設定。



  • 最終更新:2010-07-05 12:01:02

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