李杏さんの小説6

本文

舞台はいつもの生徒会室、しかし今日は会議をしてる訳でも、駄弁ってる訳でもない。

「はい、出来ましたよ会長」

俺は自前のハサミと櫛をいつも会議で使っている机の上にに置いた。

「す、凄いじゃない! 燵姫!」

会長は前に置いてある鏡で自分を見ると大きな声で言った。

「まぁ慣れてますからね。紗鳥のせいでね」

そう言うと会長達は苦笑いを浮かべていた。

「でも本当に手付きといい、プロ顔負けだな」

杉崎が、感心しながら言った。

「じゃあ杉崎もやるか?」

「ぇ、いいのか?」

「残り四人で残り三時間もあるからな、余裕だ」

俺がそう言うと、知弦や真冬もやって欲しいと言ったので、順番にやる事になった。

「あれ? 深夏は?」

俺が聞くと深夏は拒否の態度を取った。まぁ無理にやる事も無いし、俺は杉崎を椅子に座らせてセットする。

「じゃあ、ちゃっちゃと終わらせますか」

俺はハサミと櫛を取って、手際よく杉崎の髪を切っていった。




「はぁ」

あたしは溜め息をつきながら、鍵や真冬の髪が切られていくのを見ていた。

本当はあたしもやって貰いたかった。髪も大分伸びてきたし、でもきっとまたみんなにバカにされるんだよな――――。

「そうだ!」

あたしは思わず妙案が思い付いたので大きな声を出してしまった。

「な、なんだよ!?」

「あ、ごめんごめん」

あたしは直ぐに燵姫に謝った。かなりマズかったな、大人しくしてよう。




「うし、終わったぞ知弦」

俺は最後にやった知弦に声を掛けた。他のメンバーは俺のハサミをずっと見ていた。だから少々やりずらかったが、なんとか失敗せずに終わらせた。

「ありがと、たっくん」

知弦はそう言ってから、手鏡で自分の姿をチェックしていた。

「なんかあんまり変わってないっすね?」

杉崎が言った。分からない奴だな。

「キー君の言ってる事は間違いじゃないわ、でも、少しは気にした方がいいわよ?」

「数ミリくらいしか変わらないじゃないですか――」

「杉崎、たった数ミリでも違うんだよ。鋤いたり、整えたりしてるんだからな、でも確かにあんまり変わらないよな、元がいいからかな?」

俺は今日の感想を述べた。やっぱりコーディネートは素材が良くないとな。

「そりゃ俺のハーレムだからな! 素材はバッチリだ!」

しかし、いつもなら突っ込む筈の深夏が突っ込まなかった。

「深夏?」

杉崎が不思議そうに深夏に声を掛けるが、反応無し。

「真冬、深夏どうかしたのか?」

「そうですね――、分からないです」

「即答かよ!」

「いくら姉妹でも意思の疎通は簡単じゃないんですよ!」

仕方ないので、深夏を無視する事にした。まぁそのうち参加してくるだろう。


「じゃあ今日はみんな身だしなみを整えたし、本日の生徒会――」

みんなはアニメバージョンのポーズを取った。深夏を除いて。

『しゅうりょ――』

「会長! 燵姫借りて行きます! 真冬、先に帰っててくれ!」

みんなでポーズを取ろうとした瞬間に、深夏に抱えられ、拉致されてしまった。

逃げてもいいのだが、今日の深夏の様子がおかしかったのが気にかかるから、連れて行かれる事にした。

「はぁ、なんとか撒いたな――」

「うん、深夏、悪役みたいだぞ」

今はどこかの空き教室、そして未だに抱えられた状態だった。

「あっ、ごめんっ!」

「いてっ!」

深夏は急に俺を放すと、俺は強(したた)かに尻餅をついた。

「あっ、ごめんっ!」

「わざとかよ!」

同じセリフを二回も言う深夏に、俺は怒りを露にして怒った。

「い、いや――、悪かった――――」

深夏は下を見ながら言った。罪悪感はあったらしい。

「分かった分かった、怒って悪かったな」

俺が言うと深夏はホッとしたような顔をしていた。

「それで用件は? まさか何も無いわけないよな?」

俺が聞くと、深夏は黙りこみ、うつ向いて顔を赤くしていた。

『――――』

沈黙の時間が流れた。

「さてと、じゃあ戻るか――」

俺は深夏に背を向けて、空き教室から出ようとした。しかしスカートの裾を掴まれた。

「深夏、言いたい事があるならハッキリとしろ」

「髪を切って下さい!」

深夏は俺の言葉に応える様に、大声で言った。そして俺は盛大に嘆息して言った。

「分かった。道具を持ってくるから待ってろ」

俺はそう言ってスカートの裾を掴んでいる手を離そうとした。

「燵姫、もう持ってきたんだよ」

深夏はそう言って、愛用のハサミと櫛を出した。

「これだけ?」

俺が呆れながら言うと、深夏は首を捻っていた。

「いや、他にも道具あっただろ?」

ハサミだって切るハサミに鋤く為のハサミ、用途と種類は様々だ。

「二つでなんとかならない?」

「まぁならない事も無いけど、整える位しか出来ないぞ?」

俺がそう言うと、「それで!」と言われたので、椅子と、近くにあった新聞紙で適当にセットを作った。

「でも、なんでみんなと一緒にやらなかったんだ?」

椅子に座らせて深夏に聞いた。


「うっ、見ても笑うなよ?」

深夏はそう言いながら、髪留めに手を掛けた。笑う? さっぱり分からん。

「ど、どう?」

深夏は椅子に座ったまま言った。俺は深夏を後ろから見下ろしていた。どう? どうもこうも無いよな?

「うん、毛づやとかは良好だけど?」

俺は深夏の髪を手に取りながら言った。

「ち、ちげぇよ! なんつうかこう――――」

俺はしどろもどろな深夏の耳元で言ってやった。

「可愛いな」

「なっ、なっ!?」

深夏は明らかに動揺していた。

「そう言って貰いたかったんだろ?」

俺はそう言いながら、深夏の首にタオルを巻いて、新聞紙でその回りを包んだ。

「い、いきなり言うなよ! しかも耳元で!」

顔を赤くする深夏。

「お客さん、首は苦しくないですか?」

俺は誤魔化すように聞いた。

「誤魔化すなよ! その、キャラと合ってないとか――、いつもそうしてれば可愛いのに――、とかよ!」

深夏の顔は見えなかったから表情は分からなかった。でも必死に言う深夏に俺は優しく言った。

「別に髪の毛位じゃ変わらないよ。深夏は深夏じゃん、髪を纏めてて男口調でもさ、だから俺はどんな格好をしてようとも、深夏が好きだぜ」

「ぁ――、ぅ――、ありがと――」

深夏の顔は伺えなかったけど、多分真っ赤なんだろうな。

「じゃあ始めるぞ、じっとしてろよ」

俺がそう言うと、深夏は「うん」と言って、大人しくなった。そして俺は深夏の髪を櫛で整えていく。

「なんか人に髪をブラッシングして貰うのって気持ちいいよな」

「そうか? あんまりやって貰わないから分からないな」

「な、なら今度あたしがやってやるよ!」

深夏はなんだか嬉しそうに言った。

「お手柔らかに頼むわ」

「おぅ、任せとけっ!」

そして深夏の髪を整えるようにハサミを入れていった。

「――――」

俺は真剣な面持ちで、深夏の髪を切っていた。深夏の髪はとても綺麗だった。他のメンバーも凄い綺麗だけど、一番綺麗だと思えた。

「ど、どうだ? 一応髪には気を使ってるんだけどよ?」

何故か心配そうに聞く深夏。

「うん、良く手入れが行き届いてるよ」

「そっか、よかった」

深夏は安堵していた。それからは特に会話も無く、整える作業は終わった。

「深夏、終わったぞ」

俺は新聞紙を取り外した。しかし深夏の反応は全く無かった。

「――――」

「寝てるのか?」

俺が顔を覗き込んで聞くと、深夏は静かに寝息を立てていた。完全に寝てやがるな――――。

俺がこれからどうしようか思案してる時だった。

「燵姫、――――――――」

深夏は寝言を呟いた。俺は思わず顔が赤くなってしまった。深夏は確かに言ったのだ、『好き』という二言を。

「ぇ、ウソだろ?」

俺の頭の中は真っ白になっていた。まさか深夏が俺の事を好きだなんて思いもよらなかった。

「んっ――」

俺が考えを纏めていた時だった。深夏が目を覚ました。


「寝ちまったのか、わりぃな」

頭を掻きながら言う深夏に、考えの纏まらない俺は、直球をぶつけてしまった。

「深夏、私の事が好きってどういう意味だ?」

「なっ!? な、なんでそんな事聞くんだ!?」

明らかに動揺している深夏、そうだよな、聞き違いに決まってるよな。

「だよな、まさか深夏が男を好きになる訳無いよな、百合だし」

俺は自己完結させる様に言った。

「百合じゃねぇよ! 勝手に百合キャラにすんじゃねぇよ!」

「だって女の方が好きなんだろ?」

「男を好きにもなる事もあるって! 燵姫の事だって好きだしな!」

その瞬間に深夏は顔を赤くして黙り込んでしまった。

「好きなのか?」

俺は、そんな深夏とは逆に余裕の色を浮かべながら言った。

「あっ――」

深夏は顔を真っ赤に染めたまま、黙ってしまった。

「深夏――、私は深夏が大好きだ」

俺はそう言ってから深夏を優しく抱き締めた。深夏の肩に負担が掛からない様に顎を置いた。

「でもあたしはこんな男口調だしっ! 真冬みたいに女の子っぽい女の子じゃな――」

俺は深夏の言葉を遮るために唇を合わせた。ただ触れるだけのキス。しかしそんなキスでも深夏の言葉を止める効果は十分に発揮された。

「なっ!? なにすんだよ!」

唇を離した瞬間に深夏が声を荒げた。

「イヤだったか? でも好きな奴が、自分を卑下する様な事を言うのはもっとイヤなんだ」

「好きって――、あたしの事を?」

「深夏以外に誰か居るのか?」

俺は深夏の顔を直視しながら言った。そして俺は深夏を抱き抱える。

「な、なにすんだよ!?」

「いいからジッとしてろ!」

俺がそう言うと素直に大人しくなった。そのまま深夏を机の上に仰向けに寝かせた。

「深夏――」

俺は深夏の顔を上から見下ろす形で見ていた。

「な、なぁ、冗談だよな?」

深夏はそんな否定的な言葉を並べながらも、全く抵抗しては来なかった。

「じゃあ止めた」

俺は深夏から離れ様とした。しかし深夏の腕が俺の後頭部を捕まえる。そして無理矢理引き寄せられ二回目の口付けを交わした。

今度の口付けは軽い物では無かった。深夏は俺の口内を貪る様に舌を動かして来た。俺もそれに答える様に、深夏の舌に自分の舌を絡ませた。ちゅぴ、ちゅば、等と卑猥な水音が教室に響いた。

そして二分近く経過したと思われた時だった。深夏は唇を離した。二人の口から銀糸がツツーと紡がれた。

「私は止めた。って言ったんだけどなぁ?」

俺は机の上で仰向けになっている深夏から離れた。当然起き上がり俺を見つめてくる深夏。

そんな潤んだ瞳をしている深夏の目を見ながら言った。

「ぅ、あたしが悪いのか?」

「ぁぁ、深夏が悪いな、全面的にな」

今の俺はかなり意地悪だと思う。でも素直じゃない深夏にはこれ位は必要だと思った。

「ぅっ、わ、悪かったよ――、だから嫌いにならないで ――――」

半分泣きそうな深夏を俺は抱き締めた。回りから見たら下手な三問芝居かもしれない。でもそんな事は全く気にならなかった。

「嫌いになる訳無いだろ? 私は深夏が大好きだ、イジメて悪かったな」

俺はそう言ってから深夏の頭を優しく撫でた。手には深夏の柔らかくてサラサラした髪が触れる。心地よかった。

そして再び深夏を机の上に寝かせた。今度は二人がそう望んだから。

「本当にいいんだな?」

「燵姫なら――、燵姫だからいいんだ」

一回放った言葉を飲み込み、訂正する様に言った。


「分かった。もしもイヤだったら言えよ――、その――、深夏が一番大事なんだからな」

俺はそう言うと、深夏は少し照れながら感謝の意を述べた。

そして俺は深夏の柔らかい唇に自分の唇を近付けた。チュクチュクと音を立てながら舌を絡める。

そして体制的に上な俺は、深夏の口の中に意図して唾液を流し込み飲ませた。

「ふぅ、美味しかったか?」

唇を離し、深夏の瞳を真剣に見つめながら言った。

「バ、バカっ――!」

深夏は顔を真っ赤にしながら言った。そんな深夏が可愛くてついイジメてしまう。

「じゃあやめるか」

「お、美味しかったっ!」

俺が言った瞬間に、深夏はこれでもかと言わんばかりに、顔を真っ赤にして言った。そんな深夏の頭を撫でてやる。

「――――」

深夏は何故か黙ったままだった。

「深夏?」

俺は深夏に優しく声をかける。しかし次の瞬間には体制が入れ替わっていた。そして深夏の柔らかく湿った唇が俺の唇に触れる。

口答えさえ許されず、深夏は唾液を俺に流し込んで来た。どうやらお返しという事らしい。俺は深夏の甘い唾液を飲み下した。

「はぁっ、はぁ、お、美味しかったよ、なぁ?」

息を切らせ、心配そうに聞く深夏、ならやらなければいいのに、と思うが、負けず嫌いな深夏らしいなと思った。

「あぁ、美味しかった」

だから余裕の表情で答えた。それが深夏の闘志に火を付けたらしい。

「なんか余裕たっぷりだよな――」

深夏は不満そうに聞いてきた。

「そんな事無いぞ? 深夏とやるんだから凄いドキドキしてる」

俺は深夏の耳を心臓の部分に乗せた。

「凄い早く動いてる」

深夏は驚いた様な、嬉しそうな感じで言った。

「だろ?」

「じゃあもっとドキドキさせるからっ」

「はいぃ!?」

深夏は笑顔を浮かべながら、既に深夏とのキスで昂っている物を擦(さす)ってきた。

「っ――、なにしてんだ」

「あたしの唾液飲んで興奮したんだろ? 余裕ぶってた罰だからな」

深夏は俺の着ている物と下着を下ろした。そして俺の物を露出させる。深夏との行為で興奮していた為に、素晴らしい位にそそり起っていた。

「罰って意味分かんねぇから、悪ふざけなら止めろ」

俺は真面目に深夏に言った。

「まだ余裕ぶってる」

深夏は俺の言葉を不満に思ってるらしい。つうか始めてなら男がリードしてやらないといけないんだが、深夏の力が尋常じゃない。普段から杉崎でトレーニングしてるだけはあるな。そんな深夏の力に対抗すべく動く俺。

「ぅ――」

深夏は自慢のサラサラな髪を俺の上体に乗せ、擽(くすぐ)って来た。

「ん? 燵姫の弱点発見」

深夏は嬉しそうに言うと、右手の髪を親指と人差し指でつまんだ、そして――。

「や、やめ、擽ったい」

髪を筆代わりにして俺の胸を撫でてきた。サラサラとした髪が胸に触れるたびに体が震えてしまう。

「やめる訳ねぇじゃん、楽しいし」

深夏は笑顔で言った。笑顔、むしろこれは小悪魔な表情という奴か。って素直に分析してる場合じゃなかった。

「マジでやめろって! 深夏の為に私がリードするつもりだったのに!」

止めてくれない深夏に本音をぶつける。


「だから燵姫は余裕そうな振りしてたのか?」

そう聞く深夏に俺は頷いて答えた。これで拘束を解いてくれる筈だ。

「そっか ――、それじゃあ逆にやめられないな――」

「なっ!?」

深夏はそのまま俺の下半身へと体を降ろした。これで体が動く。そう思った矢先だった。

「だって好きな燵姫の為に、その――、してあげたいし――、気持ちよくなって欲しいんだ、ダ、ダメか?」

顔を赤くしながら俺の下着に手を掛ける深夏。それも好きな相手、ましてや深夏に言われてダメなんて言える訳がない。結果的に。

「じ、じゃあ頼む」

としか言えなかった。

「その、あんまり期待はするなよ?」

多分自信が無いのだろう、ならやらなければいいのにと思う訳だが、頑張る深夏を抑える様な事はしなかった。

「期待するに決まってるだろ?深夏にこんな事してもらってるんだからな」

なので重圧をかけてみる事にした。深夏は嬉しそうに、しかし恥ずかしそうに頬を赤く染めた。

そして深夏は俺の下着をゆっくり下ろして行く。全て下ろすと俺の元気な愚息が姿を現した。

「うっ、結構おっきいな――」

「そうか? 怖いなら止めてもいいんだ――、っ――」

深夏は指先で束ねた髪で、俺の物の先をツンツンとつついていた。その刺激により言葉を飲み込んでしまった。

「大丈夫、全然怖くなんてねぇから――、むしろ燵姫と続きがしたい、ダメか?」

かなり真剣な顔付きだった。だから俺はそれ以上何も言えずに頷いた。

「良かった。じゃあ頂きます――」

深夏は笑顔を浮かべ、頬を真っ赤にしながら俺の物の先端に軽く、ちゅっとキスをしてきた。俺は刺激に顔を少ししかめる。

深夏はペロペロと、まるでアイスでも舐めるかの如く裏筋や竿を舐めてきた。

「どう?」

深夏は上目遣いで聞いてきた。

「きもちいい――」

俺は息を乱しながら言うと深夏は満足そうだった。

「燵姫の先端からしょっぱい物が出てきてる――、ん――――」

「うぁっ!」

深夏は俺の先走りを舐めるのではなく、先端にキスをしたまま吸い付いた。それは凄い刺激となり体が思わず震えた。

「み、なつ――、それきっつ――い!?」

そしてトドメとばかりにきつく吸いながら竿をしごいてきた。ジュルジュルジュポジュポと音を立てる。そして深夏は相変わらず俺の顔を窺っていた。

「いふ? んっ――――!」

答える間もなく深夏の口の中に自分の欲望をぶちまけてしまった。

「んっ――、んっ――」

しかし深夏はそれを嫌な顔一つせず、ゆっくりと飲んでいた。とても美味しそうに、そして苦しいのか目を潤ませていた。とても綺麗な顔をしていた。

「ぷふぁ」

暫く深夏に見惚れていると、全てを飲み干した深夏が、俺の物から口を離した。その瞬間に思わず声が漏れてしまう。

「っ ――、飲んで大丈夫なのか?」

「ん? 飲んじゃいけなかったのか? でも燵姫のだから美味しかったけどなっ!」

深夏は笑顔で言った。そんな深夏がとても愛らしかった。そして俺はそんな深夏を押し倒した。

「深夏――」

俺は深夏のアソコを指で撫でた。深夏にあんな事をされて俺の理性が飛んだのかもしれない。

「燵姫――――、ひぁっ」

「深夏の身体、震えてるぞ?」

俺が深夏のアソコを優しく撫でる度に、深夏の身体は小刻みに震えていた。

「や、やめっ――」

恥ずかしいのだろうか俺から逃げようとする深夏。

「絶対止めない」


「さっきとちが――! む、胸はだ、ダメっ! ひゃぁっ」

俺が制服の上から胸を優しくタッチして揉むと、深夏は上擦った声を出した。

「胸はダメか、じゃあこっちだな」

俺は体を下にずらしていった。深夏のアソコの辺りに顔を近づける。何故だか甘い香りがした。そしてすかさず下着の上から舌を這わせた。

「燵姫、だ、だめ、ふわぁぁぁっ」

深夏は手で俺の頭を必死に抑えて止めようとしていた。しかし全く力はこもっておらず、俺はひたすら深夏のアソコを舐めた。深夏のアソコは暖かく湿っていた。

「燵姫――――」

深夏はいつしか甘い声で俺に訴えかけてきた。その声は俺の耳を擽った。

「ん? どうかしたのか?」

「も、もうダメ」

深夏は足をもじもじさせながら、艶を帯びた声で言った。

「ダメ? 何が?」

「だ、ダメな物はダメなんだよ燵姫――――」

深夏は目を潤ませていた。俺の物が欲しいという事は誰がどう見ても分かる事だ、でも俺は納得しない。

「ちゃんと言わないと分からないんだけどな?」

そう言うと深夏は顔を真っ赤にして意を決した様に言った。

「燵姫のが欲しいよぉ――――」

恥ずかしそうに体をもじもじさせ、目を潤ませる、その光景からはいつものしっかりとした深夏の姿は全く感じなかった。

「深夏、可愛いよ」

俺は深夏の愛液で濡れた下着を脱がせた。深夏のアソコは既にかなり濡れていた。これならすぐに挿入出来るだろう。

「燵姫、好きぃ」

深夏は力が入らないのだろうか、俺を下から見たままそう言った。

「じゃあ入れるぞ?」

「うん、きて――」

深夏は顔を紅潮させていた。そんな深夏の入り口に俺の物を当てた。深夏は小さく声を漏らした。そして俺は徐々に自分の分身を深夏の中に沈めていった。

「っ ――――!」

途中で深夏は苦痛に顔を歪めていた。俺はそこで一旦腰を止めた。

「だ、大丈夫っ、きて?」

深夏は片目を瞑り、涙を滲ませながら俺に言って来た。だから俺はそんな深夏の願いに応えるかの様に、一気に深夏を貫いた。

「ん――――」

深夏はまだ苦痛に顔を歪めていた。だから俺は深夏の頭を撫でた。優しく何度も、痛みが治まるまで。

「あ、ありが、と燵姫――」

それだけ言うと深夏は再び唇を噛み締めていた。男の俺にはどれ程きついものか分からない為、なんだか罪悪感を感じてしまった。しかしそんな罪悪感以上に深夏の中は気持ちよかった。

よく運動をしている深夏らしく中のしまりがよく、俺の物がきゅうきゅうと締め付けられていた。これで動いたらと思うと少しゾッとしてしまうくらいだ。

「もう大丈夫だと思う」

あの後暫く頭を撫で続けていると、深夏は唐突にそう言った。

「本当に大丈夫か?」

俺が聞くと、深夏は目尻の涙を手で拭って静かに頷いた。そして俺は静かに腰を動かす。

「んっ――」

深夏が表情を歪めたので俺は思わず大丈夫か? と聞いた。

「はぁ――、燵姫のが擦れて気持ちいい」

深夏はウットリとしたような顔で言った。俺はなんだか拍子抜けしてしまった。でも深夏が気持ちいいなら俺もうれしい。

「よかった、じゃあ本格的に動くぞ?」

「うん、いっぱい動いて」

赤く染まった頬、涙で滲んだ瞳、艶を帯びている唇、全てにおいて扇情的で俺の心を擽る。そしてそんな深夏の唇からそんな言葉が出てきた瞬間危うく理性が崩壊しそうだった。

「ふぁぁぁっ、燵姫のがぁ、壁に擦れてるぅ――――」

「あぁ、深夏のがっ、俺のを締め付けてくる」

俺は深夏を一生懸命貫いた。ぐちゅぐちゅ、くちゅくちゅと卑猥な水音を立てる。一々腰を突き刺す度に深夏の膣壁が俺のカリ首を優しく撫で上げた。それはまるで電気を通される様に快感の信号がビリビリと伝わってきた。


「ぁぁぁ、いいっ、奥に当たって――、おかしく、なるぅ」

深夏の膣が何度も伸縮運動を繰り返していた。多分イクという前兆だろう。俺もかなり限界が近づいていた。正直我慢出来るレベルじゃない。

「い、いくっ」

深夏はそう言ってブルブルと震えていた。そして同時に襲ってくる膣の締め付け。やべぇ出そう。俺はすかさず深夏から抜こうとした。

「だ、ダメっ」

ダメと言われて腕を掴まれて逃げれなくされてしまった。ダメって、ぇ――――!?

「うっ――――」

深夏の中で思わず漏らしてしまった。深夏は俺の腕を離して恍惚の混じった顔をしている。俺はいった心地よさに浸っていた。そしてそのまま深夏の上に覆いかぶさる。深夏は嫌な顔一つせずに俺を抱きしめてくれた。

「なぁ燵姫」

二人で服を着替え、後片付けをしていると深夏が口を開いた。

「なんだ?」

「子供出来たらどうすっかな?」

深夏は自分のお腹を撫でながら無邪気な笑顔で俺に言ってきた。そして口調はいつもの深夏に戻っていた。まぁ深夏はこの方が深夏らしいだろう。

「そうだな――、名前は鍵でいいだろ」

「それだけは絶対ごめんだ」

その瞬間に俺と深夏から笑みが零れた。


参考情報

2010/04/14(水) 19:30:29~2010/04/14(水) 19:46:43で8レスで投稿。
李杏さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで6作品目。



  • 最終更新:2010-07-09 07:56:14

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