板こんにゃくさんの小説2

本文

翌朝


いつもかけてる目覚ましが鳴る前に目が覚めた。
隣に飛鳥の姿は無い。
アイツはいつも無駄に早起きだからもう準備してるんだろう。
そう思い時計を見てみる。

10時5分

………
……
うん。
遅刻だね。
今急げば3時間目の授業には間に合う。
なので慌ててベッドから飛び起きて準備する。
そこで机の上に書き置きがあることに気がついた。
『ケンへ
気持ちよさそうに寝ているので起こさないでおきます。
ps目覚ましは止めといてあげたから。』
「何やってんだアイツはーーーーーーーーーーーー!!」


学校にて


大遅刻をやらかした俺は先生に怒られ大量の宿題を貰ってしまった。
生徒会の雑務なら喜んでやるがこれは正直やる気がでない。
「ハア…」
「どうしたのケン。溜息なんてついて。」
「……だれのせいだと思ってやがりますかねえ?」
「少なくとも私のせいじゃないわね。」
「そこまで開き直られるといっそすがすがしいな。」
「だって私には関係無いし。」
「大有りだから。俺が遅刻したのはお前が起こさなかったせいだから。」
「責任転嫁?格好悪いわよ。」
「うっ…その通りだが目覚ましを止める必要は無いだろ。」
「やよ。面白くない。」
………そうだった。
こいつはそういう奴だ。
昨日のしおらしい姿ですっかり忘れていたがコイツは自分が面白くなる為なら俺の迷惑など全く考えない奴だ。
そこまで考えたところで教室中から集まる好奇の視線に気がついた。
クラスを代表して深夏が問いかけてくる。。
「鍵…お前飛鳥に起こしてもらってるのか?」
「ん、いや…幼馴染だし。」
別に飛鳥と付き合っていると言ってもいいのだが、どうにも言いづらくてついこんな言葉でお茶を濁してしまう。
幼馴染が起こしにくるなんてありがちなことだし大丈夫だろう。
……それなんてエロゲ?とか言うな。
「でもさ。引っ越す前ならともかくどっちも引越ししたんだろ?ならおかしくないか?」
「いや私昨日ケンの家に泊まったから。」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
『えええええええええええええええええええええええええええええ!!!???』
クラス中の大絶叫だった。
「鍵!いくら幼馴染だからと言って普通転校してきて一週間の人に手を出すか!?」
「落ち着け深夏!泊まっただけだ!」
「昨日は激しかったわね。ケン。」
「だーもう!お前は更に場を混乱させるようなこと言うな!」
「どうして混乱するの?」
「え?」
その言葉に俺だけでなく教室中の空気が止まる。
それほど飛鳥の言葉は真剣だった。
「私とケンは昨日また恋人同士に戻った。それだけのことでしょ?」
「……そうだな。」
俺は馬鹿だ。
くだらないことを気にしてまた同じ間違いを犯すところだった。
…やっぱり飛鳥にはかなわないな。
だから俺は宣言する。


「松原飛鳥は俺の彼女だ!文句がある奴は出て来い!!」


そしてクラスが喝采を…
『大有りじゃボケェェェェェェェェェェェェェ!!!』
あげなかった。
「ええ!?何で!?」
「何でお前ばっか幸せなんだよ!」
「そうだそうだ!生徒会で美少女に囲まれて!しかも可愛くて幼馴染の彼女だとう?!」
「どんだけ青春を満喫してんだゴルァ!!」
「神は不平等だ!!」
「いやお前等の気持ちはわかるけどさ!ここは雰囲気的に喝采をあげて祝福する感じだろ!」
「んなの知るか!!」
「作者がこの後どういう風にしようか迷うような展開でも言わずにはいられないんだよ!!」
「つーか作者も同じ気持ちだしな!!!」
……今クラスメートじゃない奴の声が聞こえた気がしたが気のせいだろう。気のせいだと信じたい。

キーンコーンカーンコーン
その時タイミングよくチャイムが鳴りみんな席に戻っていった。




「ねえケン聞きたいことがあるんだけど。」
授業中に飛鳥に話かけられた。
ちなみに今の授業は数学で担当の教師もある程度までの雑談なら見逃してくれる。
その割にしめるところはしめるので皆から人気がある。
「なんだ?」
おそらく前の学校と授業の進み具合がちがうのだろう。
そう思い飛鳥に返事をする。


「新大陸ってあると思う?」


「なんで授業中にそんなこと考えてんの!?」
「小声で怒鳴るなんて器用ね。授業中といっても暇だし」
「ちゃんと授業聞けよ。」
「だってここ前の学校でやったところだし。」
「ああそうですか。お前はやってても俺はまだ習ってないんですけどね!!」
「やーねー。怒らないでよ。」
「怒るに決まってんだろ。」
コイツは世界が自分を中心に回ってるとでも思ってんのだろうか。
いや確実に思っているに違いない。

「つーかなんでいきなり新大陸なんだよ?」
「いやそれがね?暇だから適当に数学の教科書ながめてたのよ。」
「それで?」
「そうしたらソクラテスってでてきて。
ソクラテスって言ったらギリシャの数学者でしょ。
ギリシャと言ったらギリシャ神話。
ギリシャ神話と言ったらイカロス。
イカロスと言ったらそらの○としもの。
そら○おとしものと言ったら新大陸って訳。」
「何で1人でソクラテスからマジカルバナナ初めてんの!?つーかそこから超常現象に結びつけるお前が怖いわ!」
「ダメ?ならラピュ○でいいわ。」
「お前は空に浮かんでればなんでもいいのか。」
「それだけじゃなくて、私は非日常じゃないものなら何でもいいわよ。」
「俺は今、某本名がわからない主人公の気持ちがよくわかるよ。」
「よかったじゃない、ハーレムよ。」
「あのな…」
そういう意味ではなく非日常を求める女に振りまわされているということなのだがわかっているだろうので言わない。
そんなことよりも今は授業だ。
飛鳥もそれきり静かにしていた。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り授業が終わった。
先生が出て行き教室が喧騒に包まれる。

飛鳥は寝たりないのか机に突っ伏している。
……今寝るんなら授業中寝ててもよかっただろうに。


「あれ?珍しいな。鍵が休み時間も勉強してるなんて。」
深夏がいつものように話かけてきた。
「宿題大量に出されたからな。家に帰ってからやっても終わらん。」
「大変だな。」
「深夏。」
「ん?」
「好きだ!手伝ってくれ!」
「余計手伝う気が無くなったわ!」
「またまた~照れちゃって。」
「照れてる訳でもねーから!」
「旦那が大変な時に手伝ってくれないなんて…家庭崩壊の危機!!」
「まずお前の妻になった覚えが無いわ!」
「あの時…いつも俺を支えると言ってくれたのに……」
「いつ?!いつあたしがそんなこと言ったの!?」
「だが俺は諦めない!いつか深夏があの時の気持ちを取り戻してくれるまで…」
「永遠に取り戻すことがないから諦めてくれ!」
「取り戻すってことは持っていたことは認めるんだな!?」
「ああもう!ああ言えばこう言う!!」

深夏がぜえぜえと息を整えている。
俺も宿題を再開しようとしたところで…

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。

いかんな。深夏と話していて宿題が進んでいない。
まあしょうがないか。

ガラッ

「うおーい。席に着け生徒共。真儀瑠先生の授業の始まりだぞ。」


授業中


「それじゃあ文法の確認をするぞ。資料集の125ページを開け。」


その言葉を聞き飛鳥が話しかけてきた。

「ねえケン。私資料集まだ届いて無いからさ。ちょっと見せてくれない?」
「ああ良いぞ。転校生は大変だな。」
そう言って資料集を飛鳥の机の方向に寄せる。
飛鳥も机ごとこっちに来た。
それは普通だ。
普通なんだが…

「ちょっと引っ付きすぎじゃないのか?」
今飛鳥は机どころか椅子もこっちに寄せてきている。
俺の腕を抱えこんでいるほどに。
「いいの。」
「いいのっつったってなあ…」
飛鳥の席は俺の左隣だ。
だからしがみつかれているのも当然左腕。
だから板書するのに問題は無いといえば無いのだが…
正直柔らかい胸が腕に押し付けられているこの状態では集中できそう無い。
「………他の人に好きって言っちゃだめ……」
飛鳥がポツリと何かを言った。
この距離でも聞こえないってことはそうとうの小声だろう。
「これは私以外の女を口説いた罰なんだから……」
今度ははっきりとまではいかないが聞こえた。
ようするにあれか?
嫉妬ですか?
どうやら深夏とのやりとりが聞こえていたらしいな。
それで俺が深夏に好きだと言った事にヤキモチを焼いていると。
……やべえ。
今の飛鳥滅茶苦茶かわええ。
やっぱり恥ずかしいのか顔を真っ赤にしているところなんか特に!

「むう~」
飛鳥がうなりだした。
「どうした?」
なるべく黒板に意識を集中しながら聞いてみる。
「何で気づかないのよ…」
「え?」
そう言うなり飛鳥が更に近づいてきて………
「!!!」
頬擦りしてきましたよこの人!
飛鳥の柔らかい頬がですね頬がですね俺の頬とこすり合わさってますよ!?
ある意味キスより恥ずかしいのは俺だけなのか!?俺だけなのか!?!?
いや俺だけじゃないはず!
その証拠に飛鳥の顔さっきよりも更に赤いし!!
クラスメイトなんかあからさまに俺達の方向見ないし!!!
ああ!真儀瑠先生すら呆れた顔してる!!
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
キーンコーンカーンコーン


…やっと終わった…
恥ずかしさと嬉しさ、天国と地獄、夢と現実の間、過去と未来の狭間からようやく開放された…
いや最後のは少し違うかもしれないが。
まあ何はともあれ昼休みだ。
「ねえケン。この学校って学食あるの?」
「学食は無いが購買ならあるぞ。でも珍しいなお前が弁当じゃないなんて。」
「どっかの誰かさんの家にろくな食材が無かったせいね。」
「すいませんねえ。生活能力が無くて。」
「生活能力どころか甲斐性も無いわね。」
グボハァッ!
杉崎の精神にクリティカルヒット!
杉崎は致命傷を受けた!
杉崎は真っ白に燃え尽きた!
「燃え尽きるのは私を購買につれて言ってからにして。」
「ひどっ!」
「飛鳥を購買につれてって♥」
「タッ ○か!」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
なんやかんやとやり合いながら購買に到着。
この学校の購買は他所の学校と違ってパンの取り合いで混雑することが無い。
定番のメニューはかなりの数があるし、購買部の生徒が慣れた手際で客(生徒)を捌いているからだ。
それに近くにコンビニも有り、昼休みに行くことも先生方は黙認している感じだ。
パンを買った後教室に戻ろうとしたら知弦さんと出くわした。


「こんにちは。知弦さん。」
「あら、キー君。ここで会うなんて珍しいじゃない。……そちらの人は?」
「あ、紹介しときますね。これが俺の幼馴染兼彼女の松原飛鳥です。」
「!! ……ふぅん…」
「松原飛鳥ですよろしく。」
飛鳥がにっこりと微笑みながら手を差し出す。
よくもまあ初対面の相手にここまで普通に振舞えるもんだ。
「紅葉知弦よ。キー君とは同じ生徒会役員なの。」
「ああそうなんですか。コレがいつも迷惑かけてんじゃないですか?」
「迷惑なんて無いわね。いつも私達が口説かれているくらいで。」
ちょっ知弦さん!
確かに事実ですけどよりにもよってさっき彼女だと紹介した人にそれを言いますか!?
「へーそうなんですか。こんなんに口説かれて迷惑でしょう?」
ああやっぱり!
表面上は笑顔のままだけど俺にはわかる。
あれは確かに怒ってる!
「さっきも言ったけど迷惑なんてことは無いわ。寧ろ嬉しいくらいよ。」
知弦さんは知弦さんで微笑みをくずしてないがあの目は会長を弄る時の目だ!
楽しんでる!
絶対楽しんでるぞぉ!
…… でもなんだろう。
少し言葉に棘があるような気がする。
「そろそろ教室に戻ったらどうです?お友達が待っているんじゃないですか?」
「そうね、そうさせて貰うわ。じゃあねキー君。また生徒会室で。」
「あ、はい……それじゃあまた後で…」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


教室にて

パンを食べながら飛鳥に気になっていることを聞いてみる。
「お前ってひょっとして俺達が出してる本読んだことあるのか?」
「……はぁ…」
「何で溜息をつきながらアホの子を見るような目で見るんだよ。」
「アンタ鈍感すぎ。今まで結構生徒会に関する話出してきたのに今更?」
「そ、そうなのか。スマン。」

「まあ読んだのは生徒会の四○までだけどね。」

「この捻くれ者!それに生徒会シリーズを伏字にする必要無いだろ!」
「音声だと生徒会の四ピーになるのかしらね。」
「オラ、ワクワクしてきたぞ!あれ?でもそれだと仲間ハズレが1人でてこないか?」
「何言ってんの。アンタを除いた4人に決まってるじゃない。」
「また百合か!ああ、でも見てみたいような!だけど混じりたいような…複雑だ!!」
「むう…」
飛鳥が不機嫌そうにパンを頬張った。
そして次の瞬間

「!!!」

口付けしてきましたよこの人わ!
族に言う苦血鬱死って奴DEATHよ!
…字が間違っている。
正しくは
俗に言う口移しってやつですよ!だ。
俺もそうとう混乱してんな。
なんて冷静になってる場合じゃない!
ああ!クラス中の目が
『またやってるよ。あのバカップル』
って語ってる――――――――――――――!
まだ付き合いだして1日目なのに!

「ぷはぁ……」
「ちょっ、お前いきなり何すんだよ!」
「嫌だった?」
「そりゃあ、嫌じゃないけどよ…」
「じゃあ次はケンからね。」
「え?」
そう言うなり飛鳥は目を閉じて唇を突き出してきた。
俗に言うキス顔ってやつだ。
よし今回は誤変換しなかった。
え?何故こんなに冷静なのかって?
そらお前、クラスの男子には殺意、女子には軽蔑のこもった目で見られてりゃ冷静にもなりますって。
「まだ……?」
飛鳥が軽く目を開けて聞いてくる。
断言しよう。
潤んだ瞳+上目遣い+拗ねた口調+可愛い彼女。
このコンボに陥落しない奴は男じゃない。
当然俺もこの例に漏れない。
俺はやるぜ!
例えクラス中から
『バカップル反対』
という心の声が聞こえてこようとも!

「あむっ、ちゅっ、ぺろっ、ううっ、んむっ!ぷはぁ……けんの、おいしい…」
それは当然パンがですよね!?
その他の意味は無いといってくれ!!
「んじゃ、次は私からね。」
……もう勘弁してください…

・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


放課後 生徒会室にて

「うう………胃がキリキリする。」
今日の飛鳥の甘えっぷりは正直可愛かったし、嬉しかった。
だがクラスの目の痛いこと、痛いこと。
これが中間管理職の悲哀ってやつか。
「深夏。さっきから杉崎がぶつぶつと何か言ってるんだけど何か心あたりある?」
「あーそれがな。」
深夏が今日のことをかいつまんでみんなに説明している。
………
……
「…… 確かにそれは腹が立つわね…」
「上手く説明できないですけど…胸の奥から黒いのが湧き上がってくる感じです…」
「なんていうか…嫌になるよ…」
「あれ?ひょっとして皆嫉妬してる?やだなあ、モテる男は辛いぜ。」
「お気に入りの玩具が取られた感じかしらね?」
「杉崎先輩がBLの道にはしってくれなかった失望でしょうか?」
「率先して校内の風紀を乱しているのが生徒会役員だという絶望。」
「…」
皆考えていることが怖かった。
この意見だとかなりひどいことを言っているのに会長の言うことがまともに聞こえてしまう。
その後はいつも通りの生徒会だった。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


皆が帰った後いつものように生徒会室に残って雑務をこなしていると…
コンコン
とノックの音がした。
こんな時間にくるってことは先生か生徒会の誰かが忘れものをしたかだろう。
そう考え、
「どうぞー」
と返事をした。
そこに立っていたのは飛鳥だった。

「どうした?」
飛鳥と確認したあと再び書類に目を通しながら聞く。
「別に。」
「なんだよ。その最近芸能界に復帰した某沢尻さんみたいな反応は。」
「ざわ…ざわ…」
「その沢尻さんじゃねーよ。」
「まあいいわ。はいコレ、差し入れ。」
そう言って飛鳥は何かをこちらに放り投げてくる。
受け取った後、丸められたそれを開いて確認する。

パンティーだった。

「え?え?」
訳もわからずに混乱するしかない俺。
「それ私の脱ぎたてホカホカのショーツよ。」
確かにいまだ残っている生暖かさが今脱いだことを証明してくれるが…
「いやいやいやいや!そういうことではなくて何で湿ったこんなのを…」
そこまで言って気づいた。
これ…先端部分が濡れている。


「私……お昼にケンとキスしてから、ずっと、濡れっぱなしなの…私、もう我慢できない!」
そう言うなり飛鳥は俺にタックルするように飛びつくとそのまま唇を重ねてきた。
「はむっ、うむっ、ちゅるっ、じゅるるっ」
俺もすぐに応えてやった。
ここまでされて応えない奴は最低だ。
「ぺろっ、んむっ、ちゅうっ、けんっ!」
くちゅくちゅと唾液を交換する音が生徒会室に響きわたる。
「んむぅっ、んんっ、あむっ、ぷはぁ……ねえ、けん、わたし…きすだけで、ぬれちゃった…」
そういってスカートを待ちあげる飛鳥。
月明かりの下で自分が何も履いていないことを証明する飛鳥は…どうしようもなく淫靡だった。
何も身に着けていない飛鳥の秘部からは、確かに水滴がしたたり落ちていた。
「…触るぞ。」
それだけ言い、手を伸ばす。
「んん…んあ……ん…んう…」
まだ指を膣内に挿入れてすらないのに面白いようによがってくれる。
「んっ… んはぁっ…けんっ…わたしっ…もうっ!」
飛鳥が叫ぶと同時に大量の愛液が吹き出てきた。
もう立っていられなくなったのかペタンとその場に座り込む。
「へえ……指を挿入れただけでイっちゃったんだ。」
「うう…」
「まあ、飛鳥も満足しただろうし、もういいよな?」
「え?」
「じゃあ帰ろうぜ。立てないならおんぶしてやるから。」
「……うう。」
「何がしたいんだ?」
ニヤニヤと笑いながら聞いてみる。
「わかってるくせにぃ…」
「さあ?わからないな。」
俺がそういうと飛鳥は仰向けになり、足をM字に開いて…
「…して…」
と言ってきた。
「なにをするのかハッキリ言ってくれ。」
「いやぁ…」
「嫌なら帰ろうぜ。」
「もぉ、いじわるぅ…
けんの、あついおチンチンを、わたしのおマンコに、いれてぇ…わたしを、けんの、せーえきで、ぐちゅぐちゅにしてえ…」
「よくできました♪」
飛鳥を褒める言葉を言いながら俺の一物を取り出し飛鳥に照準を合わせる。
「きてぇ…けんぅ……」
「いくぞ…」


まどろっこしいことはせずに一気に押し込む!
「んああっ!……けんがっ!…はいってっ!」
子宮まで届いた後カリの辺りまで引き抜く。
「ひゃああっ!………すごっ!……いよぉっ!…」
挿入れるときは幸せそうな、抜く時は残念そうな顔をする飛鳥。
「わたしっ!…なかがっ!……けんでぇっ!…いっぱいっ!」
その顔がどうしようもなく愛しい。
「お前、可愛いな。」
飛鳥の耳元に顔を近づけて囁く。
「ふゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
キュッと絞め付けられるような感覚の後、大量の愛液がこぼれ落ちてきた。
「…もしかして今の言葉でイッた?」
「そ、そんなことっ、ないもん!」
「へえ…」
飛鳥の挙動からバレバレなのだがあえて追求しない。
「ふあぁっ!…いやぁっ…ぬかないでぇ……」
抜かれると思ったのか必死に足を絡みつけてくる。
まあ元々抜くつもりなどない。
「愛してるよ、飛鳥。」
いいながら思い切り最奥まで叩きつける!
「んああああああああああああああああああ!」
誤魔化しようもないくらいさっきよりも大きな絶頂。
「今度こそイッたろ?」
「うぅ…… だって、しょうがないじゃない!けんに、すきって、いわれるとっ、
あたまが、じーんと、してっ、せすじが、びりびりと、しびれ、ちゃうん、だもん!」
「じゃあ、もっとイかせてやるよ。」
「え?…うひゃあっ!……けんっ!…はげっ!……しいぃっ!」
腰を動かしながら飛鳥に囁く。
「好きだ。」
「ひゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「愛してる。」
「あうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
「お前が幼馴染で俺は幸せ者だな。」
「だめえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!さっきからっ!いきっ!ぱなしっ!なのぉっ!」
飛鳥がイきっぱなしでつらいのは俺も同じだ。
キツイ位に締め付けてくるくせに分泌液のせいですべりはよくなる一方だ。
正直言ってもう限界です。
「あすかっ!だすぞぉ!」
「きてぇっ!きてきてきてえええええええええええええええええ!!!」
「くぅ!!」
ドピュッ、グチュッ、ピシャァッ、ピチャッ。


「スー スー。」
「…ねてやがる。」
俺だって寝たいんだぞ。
ま、しょうがないか。俺が無茶したせいだし。
苦笑を浮かべながら飛鳥の体をティッシュで綺麗にしてスカートとパンツを履かせる。
その後飛鳥を背負って生徒会室をでた。
校門を出た辺りでポツリと飛鳥が呟いた。

「はふぅ…しやわせ……」

この言葉は間違い無く俺に聞かせるつもりは無かったんだろう。
だがこの言葉を聞き
「俺もだよ。」
と呟き返しておいた。
その後飛鳥が俺にしがみつく力が強くなった気がした。

・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・

3日後


あれから3日たっても飛鳥の態度は変わらなかった。
普段は憎まれ口ばかり叩く癖に俺が他の女の子と仲良くしていると手の平を返したように甘えてくる。
…正直それが可愛くて、偶にだがわざと他の女の子を口説いてしまう俺は歪んでいるのだろうか。
だが飛鳥が見ていないところでそんなことをするのは裏切りの気がして生徒会では控えている。
…まあ多少のエロ発言は大目に見てほしいが。


そんなことを考えながら雑務をこなす。
そうしてそろそろ雑務も終わりかけになったころだろうか。
「♪~~♪~♪~~♪」
と音楽が鳴った。

音源を捜してみると知弦さんの席に携帯があった。
多分知弦さんの忘れ物だろう。
そう思い着信を見てみると
[アカちゃん]
とあった。
会長なら俺がでても問題ないだろうと思い電話にでる。
「はい、もしもし。」
「もしもし。その声はキー君ね?」
「そうです。やっぱりこの携帯って知弦さんのですか?」
「やっぱりって…ひょっとして中身、見たの?」
「ち、違いますよ!知弦さんの席に置いてあったからそう思っただけです!」
「やっぱり生徒会室にあったのね…心配しなくてもいいわキー君。冗談よ。」
「そういう冗談はシャレにならないっス…」
「それにもしも見てたら今頃キー君は無事じゃすまないしね…」
「ちょっ!それって!!」
「ああ、ゴメンなさい。今の言葉は忘れて。」
「余計気になりますよ!」
「とりあえず今から取りに行きたいのだけど…そうね、30分くらい待っててくれる?」
「いいですよ。ちょうどその位で雑務も終わりですし。」
「ありがとね、キー君。それじゃあ30分後に。」
「ええ。それじゃあ。」
ピッ。
携帯を切った。
んじゃ頑張って30分で終わらしますか!


30分後


コンコン
丁度雑務を終わらしたところでノックの音が聞こえた。
「どうぞ。」
現れたのはやはり知弦さんだった。
「お疲れ様。これ差し入れよ。」
「ありがとうございます。」
そういえば3日前に飛鳥とここでした時もこんな感じだったなっと思っていたが、
差し出されたのは普通の缶コーヒだった。
「知弦さんの携帯ってこれですよね?」
「ええそうよ。助かったわ。知らない人に拾われてたら嫌だったし。」
知弦さんに携帯を差し出す。
「ちょっと待ってください。今帰り支度するんで。」
「あら?送ってくれるの?」
「当然ですよ。こんな暗い中女性を1人で帰らせる訳ないじゃないですか。」
「キー君と2人っきりのほうが身の危険を感じるんだけど…」
「うっ…!その通りですね。送るなんておこがましいこと言ってすいませんでした。」
「冗談よ。そんなにいじけないの。」
「その冗談は冗談に聞こえないですよ。」
「電話でも同じようなこと言ってたわね。」
「そうですね。」
そうして2人で笑いあった。

・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


他愛も無い話をしながら道を歩く。
だが楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。
すぐに知弦さんの家の前に着いてしまった。

「… じゃあ俺は帰りますね。」
なごりおしいが仕方無い。
俺は踵を返し歩きだした。
「待って!」
一歩目を踏み出した瞬間知弦さんからの静止の声
一瞬で立ち止まり
ゆっくりとふり返る
その瞬間


唇に柔らかい感覚が押し付けられた。


ゆっくりと知弦さんが
離れていく。


月明かりの元
俺と重なっていた唇が
ゆっくりと言葉を
つむぎだす。



「私は、キー君が好き」





唇に暖かい感覚があった。
その温もりはすぐに失われてしまっていて
何をしていたのか俺には理解できていなかった。

だがそれも一瞬のこと

次の瞬間には気づいた。
気づいてしまった。
俺と知弦さんはキスをしていた。
だが何故?
俺と知弦さんがキスをする理由がわからない。
わからない?
キスをする理由なんて、

一つしか無いじゃないか。

俺がそれに気づくのと知弦さんの言葉は同時だった。

「私は、キー君が好き」

そうだったらいいな、とは思っていた。
だけど知弦さんはそんな態度を一切見せなくて…
俺は全く知弦さんの想いに気づいていなかった。


~~~~~紅葉知弦視点~~~~~回想~~



キー君のことが好き。
そう思ったのはいつからだろう。
保健室で最初に会った時?
奏のことを皆に話した時?
林檎ちゃんにキー君のことを指摘された時?
生徒会室で話している内に想いが募っていったのかもしれない。
気づいたらキー君のことばかり考えている自分がいた。

キー君に口説かれて嬉しいくせに冷静に対応して。
だけどその後すぐに他の女の子を口説いているのを見て嫉妬して。
そんな毎日が楽しくてキー君との距離を縮めるのが怖くなっていた。


バレンタイン前日

私はキー君にチョコを渡そうと思っていた。
勿論手作りの本命チョコ。
チョコを誰かに渡すのは初めてではない。
今までだって、アカちゃんにチョコを渡してきたし、今年も渡す予定。
だけど本命の、しかも手作りは初めてだから何度も失敗した。
だけど絶対に手を抜きたくは無かった。

何度も失敗した甲斐あってようやく満足するチョコができた。

そのチョコを渡す時のキー君の反応を考えてみる。

「はい、キー君。これどうぞ。」
「あ、知弦さん、ありがとうございます。ひょっとして本命チョコですか?」
「ええ、そうよ。」
「え?」
「はい、アカちゃんに。」
「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

うん。
多少の誤差はあれ多分キー君はこういう反応をすると思う。
だから梱包もアカちゃんのほうが豪華に見えるようにした。
二人とも贈り物を無断で開けるほど礼儀知らずではない。
もし開けてもいいか聞いてきたらそれとなく家で開けさせるようにする自信もある。
キー君もアカちゃんも鈍感だし気づくことは無いだろう。
別に本命だと気づかれてもいいのだけどまだその勇気が、出ない。


バレンタイン当日


結論から言うとチョコは渡せなかった。


その日のキー君は心ここにあらずという感じで何度もボーッとしていた。
キー君が生徒会室に入って約一年、こんなことはなかった。
そんな彼に戸惑ってしまい結局チョコを渡せなかった。
しょうがないとは思う。
キー君の幼馴染で、その…元カノの、松原さんが転校してきたらしい。
松原さんとは良い別れ方じゃなかったみたいだし、そんな人が転校してきたなら気になるのは当然だろう。
私だっていきなり奏が転校してきたなら、かなり混乱するだろう。
だけど…少しは気にしてほしい。

いつものキー君ならこういうイベントの時こちらが何も言わずとも催促してくるだろう。
だけど松原さんは、そのキー君の『いつも』を変えてしまうほどの存在なのだ。
わかっている。
そういう訳では無いと。
だけど頭の片隅ではそんなことを考えてしまう。
そして羨ましいと思っている自分もいる。
そんな感情がごっちゃになってしまっていて結局チョコは渡せなかった。

家で食べた自信があったはずのチョコは何故か美味しくなかった。


一週間後


あれから一週間、キー君は生徒会室ではいつも通りに振舞っていた。
アカちゃんに言われたことを気にしてだろう。
だけどそれは表面上だけだと思い知らされた。
三時間目が終わった休み時間。
いつも通りアカちゃんを弄っていると、階下からキー君の叫び声が聞こえてきた。


「松原飛鳥は俺の彼女だ!文句がある奴は出て来い!!」


その瞬間目の前が真っ暗になった気がした。
気分が悪くなったと嘘をつき保健室に行った。
保健室には誰もいなかった。
誰にも弱い自分を見せたくなかったからちょうどよかった。
一時間休んでいつも通りに振舞おう。
そう思いベッドに潜り込んだ途端、

初めてここでキー君とあった日を思い出してしまった。


枕に顔を押し付けて必死に声を押し殺して泣いた。



そうしているうちに四時間目終了のチャイムが鳴った。
正直食欲がわかなかったがいつも通りに振舞おうと思い、購買に向かう。
そこで今一番出会いたくない二人に出会ってしまった。

「こんにちは。知弦さん。」
「あら、キー君。ここで会うなんて珍しいじゃない。」
内心の動揺を押し隠し必死でいつも通りに振舞う。
「……そちらの人は?」
大体の予想はついていたが聞いてみる。
「あ、紹介しときますね。これが俺の幼馴染兼彼女の松原飛鳥です。」
「!! ……ふぅん…」
予想はしていたがショックだった。
この人が松原飛鳥、キー君の………彼女。
「松原飛鳥ですよろしく。」
松原さんが手を差し出してくる。
その微笑みすら憎く思ってしまう。
「紅葉知弦よ。キー君とは同じ生徒会役員なの。」
その感情を押し殺し笑顔で手を差し出す。
『キー君と同じ』というフレーズにわずかな優越感を覚える。
そんな自分がどうしようもなく、空しい。
「ああそうなんですか。コレがいつも迷惑かけてんじゃないですか?」
「迷惑なんて無いわね。いつも私達が口説かれているくらいで。」
口説かれている。
それは事実。
だけど、私はキー君の彼女じゃない。
素直に気持ちを伝えていれば、
そんなIFを考えてしまう。
「へーそうなんですか。こんなんに口説かれて迷惑でしょう?」
「さっきも言ったけど迷惑なんてことは無いわ。寧ろ嬉しいくらいよ。」
それは素直な私の気持ち。
今更になって初めて口にした私の想い。
その時の私はどんな顔をしていたのかわからない。
…いつも通りに振舞えたかな?
「そろそろ教室に戻ったらどうです?お友達が待っているんじゃないですか?」
「そうね、そうさせて貰うわ。じゃあねキー君。また生徒会室で。」
『また生徒会室で』
そうだ。
生徒会がある限り私達の縁は切れることは無い。
なら、私達の縁が切れてしまう卒業式の日。

想いを伝えよう。


……その時はそう思っていた。


その日の生徒会が終わった。
松原さんの話をしているキー君は恥ずかしそうに見えて嬉しそうだった。
そんな顔をしないで欲しかった。
アカちゃん達と一緒に帰っている時、学校に携帯を忘れてしまったことに気づいた。
自分では落ち着きを取り戻したと思っていても、まだ動揺していたのかもしれない。
アカちゃん達に先に帰るように伝えて学校に戻る。
やはり携帯は教室に忘れていた。
キー君の雑務もそろそろ終わるころだと思い、生徒会室へ向かう。
キー君と一緒に下校できる。
そのことに頭が一杯でその可能性を考えていなかった。

生徒会室にたどり着いた。
ドアを開けようとして、少し空いているのに気づいた。
雑務をこなしているキー君を見てみたくて覗いてみる。
私はそんな自分の気まぐれを、呪う。

そこで繰り広げられていた光景は





キー君と松原さんの痴態だった。




信じられなかった。
いや、
信じたくなかったのほうが正確かもしれない。
キー君がエッチなことはよく知っている。
だからキー君が遅刻したと聞いた時、その…そういうことをしていたのだろう。と想像がついた。
頭で考えるだけでも涙が出そうになるのに、実際に目の当たりにしてうちのめされてしまい、
必死でその場から立ち去った。


家に帰るとすぐに自分の部屋に戻った。
親に心配はかけたくなかった。
ベッドに倒れこむと下腹部に違和感があった。

くちゅ

「濡れてる…」
手で触るとそこは確かに濡れていた。
「やだ…」
そう思っていても、手が勝手にうごいてしまう。
「んん… んぅ……い…やあ」
ぴちゅ…くちゃ……くちゅ…
「ん……んんっ…んぁ…」
宙ぶらりんになっていた左手で胸も弄る。
「んっ、んくっ、んあぁっ…」
この手がキー君の手だったら…
そんなことを考えてしまう。
「ああっ、きーくん、きーくぅんっ!」
想像の中のキー君に私は犯されている。
「わたしっ、わたしぃっ…」
生徒会室でのことを思い出す。
「がまん、できないのぉ…いれてぇ…!」
あそこにいるのは松原さんでは無く、私。
『よくできました♪』
キー君はそうやって褒めてくれて…
「ああああああああああっ!」
私の中をキー君でいっぱいにしてくれた。
「あっ!はぁ!んんっ!んぁっ!」
キー君が激しく私を求めてくれる。
「もっとぉっ!もっとっ、き、きーくんっ!、は、はげしくぅっ!」
でも更に私は求める。
「いじめてぇっ!わたしがっ!きぃくんのっ、ものだってっ!あかしをっ、きざみつけてぇっ!」
無意識にそんな言葉が出た。
『知弦さんって意外とMなんですね』
「きーくんっ、だからぁっ!」
そこで唐突に私は達した。
「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
じゅぷ、ぐちゅ、ぷしゃあぁぁ

意識が現実へと戻ってくる。
そこで私が感じたものは後悔の念と羨望。
私もキー君とこういうことができる関係になりたい。
叶わない夢だとわかっているがキー君の初めてになりたいと思ってしまう。

そこまで考えた時にふと名案が思いついた。
早速その準備に取り掛かる。


・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・

3日後

おそらく準備は整った。
あと大切なことは私の気持ちにキー君が応えてくれること。
正直勝算は無い。
中学校時代にキー君は松原さんと林檎ちゃんを両立させようとしてどっちつかずになってしまったらしい。
ならその当事者である、松原さんを優先させるだろう。
だけど、


何もせずに負けたくない。


生徒会が終わった後わざと携帯を自分の席に忘れた。
キー君が雑務を終わるころを見計らって携帯を忘れた振りをして、アカちゃんに携帯を借りる。
「はい、もしもし。」
「もしもし。その声はキー君ね?」
「そうです。やっぱりこの携帯って知弦さんのですか?」
「やっぱりって…ひょっとして中身、見たの?」
「ち、違いますよ!知弦さんの席に置いてあったからそう思っただけです!」
「やっぱり生徒会室にあったのね…心配しなくてもいいわキー君。冗談よ。」
「そういう冗談はシャレにならないっス…」
「それにもしも見てたら今頃キー君は無事じゃすまないしね…」
「ちょっ!それって!!」
「ああ、ゴメンなさい。今の言葉は忘れて。」
「余計気になりますよ!」
「とりあえず今から取りに行きたいのだけど…そうね、30分くらい待っててくれる?」
「いいですよ。ちょうどその位で雑務も終わりですし。」
「ありがとね、キー君。それじゃあ30分後に。」
「ええ。それじゃあ。」
ピッ
携帯を切った。
「ありがと、アカちゃん。」
「別にいいけど…最近知弦、忘れ物多くない?」
「私も人間だもの。忘れ物くらいするわよ。」
「それもそうだね。」
「キー君待たせるのも悪いから行くわね。じゃあね、アカちゃん。」
「うん。バイバーイ。」

キー君との帰り道。
生徒会室でキー君と会ってからこれまで何度想いを言い出そうと思ったかわからない。
だけどいつも通りが心地よくて言い出せなかった。
そうこうしている内に私の家に着いてしまった。
「…じゃあ俺は帰りますね。」
キー君が踵をかえして歩きだした。
ここで言えなかったら私は一生自分を許せない。
そう思ったら自然と声が出ていた。
「待って!」
そう言ってキー君が振り返った瞬間に


自分の唇を重ねた


ずっと
言えなかった言葉を
ゆっくりと
口にだす。


「私は、キー君が好き」


これでもう私達は【いつも通り】には戻れない。
だけど後悔は無い。
これは新しい【いつも】を造り出すためだから。


参考情報

前編(中線まで)は2010/03/21(日) 07:17:05~2010/03/21(日) 07:26:33で16レスで投稿。
後編(中線から)は2010/04/06(火) 19:05:01~2010/04/06(火) 19:07:45で6レスで投稿。
板こんにゃくさんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレで2作品目。



  • 最終更新:2010-07-09 07:25:56

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