通りすがりの風さんの小説4

本文

「……ひ、人は…ひっぐ…一人の人しか…うぅ…愛しちゃいけないのよ」
アカちゃんが小さくて可愛らしい胸を張りながら、何かの本の受け売りを今にも泣きそうな表情で語っていた。
「あ、アカちゃん、落ち着いて」
「これで、どう落ち着けって言うのよ!!」
 いま私、紅葉知弦とその恋人のアカちゃんは生徒会室にいた。
それでもって今私はアカちゃんに正座をさせられている。その原因は今机の上にある一通の手紙のせいだ。
生徒会室に来る前に女の子にもらった私あての手紙、中を見てみるとそれがラブレターで
私はそれを鞄の中に入れておいたのだけど、それが偶々アカちゃんに見つかってしまい今に至っている。
「……知弦、なんで私に隠したの?」
「か、隠したわけじゃないわよ」
アカちゃんからしたら私が他の女の子に告白されるのは面白くはないのはものすごく分るのだけれど……。
「じゃぁ、なんで私に言わなかったの?」
「それは……」
私はそこでだまりこんでしまった。
そもそも、言わなかった理由なんてないのよ。あえて理由をつけるのなら私がアカちゃん以外の人を好きになるはずがないし、この手紙の返事も断るつもりだっだので言う必要なんてどこにもないと思ったと言えば良いのだけど。
「知弦のバカ!!もう……知らないよ、うぅ、うぇぇ~~ん」
もう完全に泣いてしまったアカちゃんにそれを言うタイミングを渡してくれなかった。
「あ、アカちゃん」
「知らないもん!!」
そう言うとアカちゃんはプイっと後ろを向いてしまった。
私は立ち上がってアカちゃんを後ろから抱き締めた。

「うぅー、い、今さら抱きしめられたってね……」
「私はアカちゃんの事誰よりも好きよ」
「……ふぇ??」
「アカちゃんは誰よりも可愛いし誰よりも私の事を見ていてくれるわ、そんなアカちゃんのこと、私はすっごく好きよ」
 そういい私は再びアカちゃんを抱きしめた。すると、アカちゃんは一応は泣きやんで私の話を聞いてくれるようになった。
それから、私はすっかり言いそびれた事を全部言った。
あのラブレターの返事はちゃんと断るつもりって事ともう一度アカちゃんを心から愛していると言うことを伝えた。

「うぅ、ごめん、知弦」
「もう、いいわよ、怒ってないわ」
「ホントに?」
「ホントによ」
「知弦ぅ~」
そう言ってアカちゃんは私に抱きついてた。
そんなアカちゃんを優しく抱きしめた。
「ねぇ……知弦」
「なに?アカちゃ……」
アカちゃんの名前を言い終わる前に口をアカちゃんの口でふさがれた。数秒の経つとその唇は離れた。
「わ、わたち、以外とこんな事したら……したら……も、もう知弦と口聞いてあげないからね……」
 
大事なセリフを一度噛んでからアカちゃんは顔を真っ赤にしてそう言った。その姿が可愛らしくてなんていうか、したくなってきてしまったわね。

「……アカちゃん」
「な……うぅ……」
アカちゃんの返事が終わる前に私はアカちゃんの唇をふさいで、そのまま机に押し倒した。
「ち、知弦、こ、ここ生徒会室だよ!?」
「あら?愛し合うのに場所なんて関係ないわ」
そのままアカちゃんに覆い被さるようにキスをした。
「んう……」
アカちゃんは自分の舌を自らだして深い繋がりをもとめてきた。
「アカちゃん……ちゅ、レロ……」
「ん、ふ……ちゅるっ、れる、……知弦、大好きだよ」
「私もよ……ちゅ、ぢぅ……」
唾液を大量に含ませた舌をアカちゃんの口内に挿入していき。その行為と同時に私はアカちゃんのスカートの中に手を忍ばせた。
「ひゃっ?」
「アカちゃんのここ……いっぱい濡らしてあげるわね」
私はアカちゃんの秘部を布越しになぞった。
「んぁ……ん!ひゃっ……んん……っ……ち、知弦ぅ……」
「気持ち良くなってきちゃった?」
「う、うん……ちょっと……ふぁ!!……触られてるだけ……んん……へ、へんににゃりそう」
「そう、よかった、んっ……ん……ちゅぅ」
顔を離すと、アカちゃんは切ない瞳で私を見つめた。
「大丈夫、ちゃんと優しくしてあげるわ」
私はアカちゃんの感じやすい部分を的確に愛撫した。
「ひゃ、んん……知弦、ん、そこは……!」
「アカちゃんがされて一番感じるところよ……」
アカちゃんの秘部を少し強めに愛撫した。
「きゃうんゅ、ん……ふぁ、あ……んっあ、あ……はぁぅぅん……んっ!」
「いきそう?」
「う、うん……ふぁぁん、だ、だめ……も、もう……いっちゃうぅぅ!!いっちゃうぅぅぅ――!」
そう言うとアカちゃんはぐったりした。
「いちゃった?」
「……う……うん」
「…… じゃあもっと気持ち良くしてあげるわね」
そう言うと私はアカちゃんの制服を一枚一枚脱がして下着姿にした。
その下着さえもずらしアカちゃんの乳首に吸いつき右手はアカちゃんのパンツの中に入れた。

「ふぁ!!…ん!…うぅん……あっんっ……だ、だめぇ……フゥア……くぅ…」
「どう?気持ちいい?」
「う、うぁぁぁ……も、もう、だめ……び、敏感なままだから……い…いっちゃうぅぅ……いっちゃうぅぅぅ―――!!」
アカちゃんがそう言った瞬間私はすべての行為をやめた。
「ふ、ふぇ?ち、知弦……?」
「フフ、いかせてあげないわよ」
「そ、そんなぁー、も、もうちょっと、い、いけそうなのに」
「ふふ、何となくこのままアカちゃんの事いかせちゃうのは、もったいないと思ってね」
そういい私はアカちゃんのパンツを脱がせ、足を開かせた。
「私の舌でいかせてあげる。・・・レロ」
「あぅ!うぅん……くぅん……ひゃぁぅん!……」
「れろ……ちゅ……れるぅ~……ぢゅ、っぢゅ……ぺちゃ」
私はアカちゃんの淫列を舐めた。先ほどまで手で弄っていただけに十分に濡れていて、
すごく苦しそうだった。ちゃんといかせてあげなかったからでしょうけどね。
それじゃそろそろ意地悪しないでちゃんといかせてあげようかしら
「……カプ」
「か、かんじゃラメェェェ―――――――」
プシャァァァァと言う音と共にアカちゃんはクターっとはてた。
「そんなに気持ち良かったの?」
「…… か、噛まれるのは、に、苦手、にゃのよ」
「感じちゃうから?」
そう言うとアカちゃんは顔を真っ赤にしながら頷いた。
そして私の首に手を回してから小声で言った。
「次は、知弦と一緒にいきたいよ……」
そう言うとアカちゃんは再び顔を真っ赤にして抱きついて来た。
そんなアカちゃんが愛しくて愛しくてたまらなくなってきた。
私はパンツを脱いでアカちゃんの足を開かせてアカちゃんの秘部と自分の秘部を重ね合わせた。
「ふぁ!!……くぅぅ……ち、知弦と……ふぅ!!くっついてる……あ、あぁぁ」
「ん、ん……ぁ、き、気持ちいい……わ……」
アカちゃんと性行為を何度もしたことはあるのだけど、こんな事をしたのは初めてだった。それがこんなに気持ちいい物だったなんて……。
「んんぁぁ!そ、そんな、擦り合わせちゃ……や、あ、んっ、ん……んっ!!」
アカちゃんの局部が重なり、腰を揺らして擦り合わせる。
私と身体を密着させ、アカちゃんは震えていた。
秘部を擦り合わせるたびにくちゅくちゅと卑猥な音が生徒会室に響いた。
「んんっ……これ……ぅぅう……なんか、いやらしいわね……んぁっ……」
腰をグラインドさせるようにクリトリス同士を擦ると全身に快感が走った。

「ん、う……ぅ!」
「ひぁ、ぁぁぁ……んっ、う……っ、っ……知弦ぅ……これ、感じちゃうよ……ふぁんっ!!」
「……私もよ……あ、ひぁん……ん……あ、アカちゃん……」
「んっ!あ……あっ、う、おかしくなっちゃいそうだよぉ……」
「アカちゃん……ふぅ!……あぁん……んんぅ……」
上からアカちゃんを眺めたこの格好は、これまでにないくらい絶景だったわ。
腰をクネクネさせて、嫌がっているのに私には扇情的に見えている。
「んぁぁ!ち……知弦のあそこ、気持ちいよぉ」
「……くぅぅ!そうね……私もよ……これ、病み付きになりそう」
おたがいに股間を擦りつける。それから私たちはすぐに高みへ昇っていく
「……っく、うううんんっ!!」
「イク……んんっ、ぁぁぁぁッ!!」
絶頂を迎えた瞬間、重なりあっている秘部に大量の愛液が流れた。
「はぁ、はぁ……知弦ぅ、大好きだよ……」
「……はぁ……私もよ……愛してるわ、アカちゃん」

それから、私たちは再び唇を重ね合わせた。
 

                 その後
ラブレターのを渡してくれた人はちゃんと丁重にお断りして次の恋を頑張れと応援してきたわ。
心配になってこっそり後をつけて来ているつもりのアカちゃんはその光景を見てホッとしていた。
「知ー弦♪」
それからアカちゃんは私の肩にくっついて離れようとしなかった。
最も離す気なんてこれっぽちもないのだけど。
アカちゃんのご機嫌も元に戻って今も私たちはイチャイチャしている。
私たちは幸せいっぱいのカップルとなっている。 

おまけ
私に告白してくれたあの子は、今は深夏に夢中らしく時折私にアドバイスを求めてくる。
アドバイスをするたびにアカちゃんがヤキモチを焼いている可愛らしい姿を見るのも私の秘かな楽しみとなっている。

参考情報

2009/11/28(土) 00:41:53~2009/11/28(土) 00:49:20で5レスで投稿。
通りすがりの風さんの生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレでの4作品目。


  • 最終更新:2010-07-05 16:58:21

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